2012年8月10日金曜日

セルフレスキュー 「誰も俺に手を貸すな!」(笑)  チルで散る ?




思いの他、反響が多かった「引っ張り系」的な遊び。

今回は、先日のスポーツランド岡山でちょっとだけチルホールを引っ張り出して遊んでいたときのレポートを追加してみようと思います。





・・・あ、この画像ですが、今は活動を休止しているアイアンバールカップのサイトから借用してます。

http://www.ironbarcup.com/

※グーグルクロームでみたらなぜか文字化けしてたので他のブラウザで見たら普通に見れました



人生初のチル引き

かじはらJr.のレポートもあるのでそちらも見て欲しいのですが、僕の方からもコメントをつけさせてもらいます。




運転はかじはらJr. 場所はスポラン岡山の三叉ヒルクの右端。

カメになると分かっているラインにわざわざ突っ込んでいます。







今回は荷台にチルホールTu16のみを載せていましたので、それを使って前に引破(いんぱ:走破するんじゃなく、引っ張って引っこ抜くこと)することに。

どーやら、噂には聞く、チルホールでの「散る」を体験したいらしいですなぁ~。


・・・だが、皮手がないことに気がつきましたが、本来は絶対必要なものですので良い子はマネしないでください。







こういう場合、準備段階ではサイドブレーキを引き、エンジンを止めてギアをロー、もしくはバックに入れて車が完全に止まった状態で行います。

よく、ジムニー海苔の方でエンジンをかけたまま車から離れる人がいますが、僕的に言うと「安全面の軽視による減点1」です。


・・・これらはあくまでも「一人で全ての操作を行う」という前提で話をさせていただいております。


以前も言いましたが、僕は引っ張って遊ぶのも、走って遊ぶのも基本的に”個人商店方式”を採っているからです。

※個人商店方式:集団で走っていても基本的に誰からのアドバイスも受けない、手も借りない、道具も借りないというように”個人単位でクロカンをすること”を言う


ということで、今回も明らかにヤバいことをしてるとか、使い方がわかってないっていうこと以外はクチだけ出して、横から見ていることに。


本来、複数の人間がいるのでしたら運転席に乗り込んでハンドル操作やトルクアシスト(タイヤを回して前進をアシストすること)を行えばいいのでしょうが、ここではそれはしません。


さきほど、準備段階で、車が完全に停止させると言いましたが、一人で引破させる場合は、牽引していると普通、タイヤの方向があらぬ方向をむいてしまうことが多いので、キーを抜き、ハンドルロックをさせ、ステアリングの方向が変わらないようにしてやらないといけません。







ここでは飛ばしてますが、アンカーになる木も慎重に決めねばなりません。


松や杉、ひのきといった常緑樹は根が浅かったり、木自体が脆いものが多いので実はあまりアンカーには適してません。

ゴツい杉やひのきは問題ありませんが、同じサイズの杉とひのきでは、ひのきの方が根が浅いってことは知っておいて損はないですね。

今回はちょうど引っ張る先に大きいサイズの広葉樹(冬になると葉っぱが落ちるタイプの木)があったので、それをアンカーにすることにしました。

(・・・っていうか、走る前からアンカーの位置はチェックしてましたけどね)


チルホールは、ワイヤーを通したり、クラッチ操作などが慣れないとなかなか難しいので、そこだけをおしえました。

僕の場合はワイヤーをいちいち通すのが面倒なので、ワイヤーは通しっぱなしで20mのワイヤーを原チャリのタイヤに入れて持ち歩いてます。


で、いざ引っ張ってますが、完全に「手引き」なのでこの方法だとマジで続かないでしょう(汗







サイドブレーキを引きに行こうとしているので静止させているところから始まっています。


まぁ、それほど強力にハマっているわけでもなく、足場のよい平地で引けているので、これはまだチルの楽しさの半分も味わったわけではないですね~(くすくす


以前、引佐で雑誌の企画かなんかで18mほどの高さの40度ほどの斜面をバールのカップ戦に出てる4人でHZJ77Vを引っ張り上げたことがありましたが、その時はマジで死にました(笑



スポラン岡山も今は機動隊が占拠している広場の斜面を使って遊べていた頃は、よく自走で登れるところまでまっすぐ登り、登れなくなったら今度はウインチとトルクアシストで登り切り、

さらに登頂部でチルホールでボディの側面を引っ掛け、向きを180度変えて降りてくるような遊びをしてたことがありました。



画像の左に映っている斜面ですね。



チルには「安全確保」という重要な役割があるので、僕は「なにか1つ荷台にレスキュー道具を載せるなら何にする?」と聞かれると間違いなく「チルホールだ」って答えると思います。

次はハイリフトジャッキですね(^^




そういえば今回、林間コースを初めて走られているJB43Wの方が、ヒルクの最中で横滑りしてヒヤリとしたことがありましたが、




もし、彼らが身内なら、ヒルホールで横方向から安全確保しておいて、何ども横滑りさせる練習をさせることでしょう (^^v

10回もやれば恐怖は消えますから。



あと、チルホールは「とんでもないところを安全に降ろす」ってことも可能。

これと同じことは電動ウインチでは出来ません。

(ウインチのブレーキやクラッチが壊れるので)


たとえば、これは2003年の広島の神石でのヒトコマ。



 


高低差は10mほど、最大傾斜70度ほどの斜面をチルを使って降らせています。

この時ももちろん一人で全ての操作を行なってましたね。

http://motofumi.fc2web.com/words040.html

今では閉鎖されたコースなので入れませんが、これと似たようなことをして遊ぼうとするのであれば、スポラン岡山でも結構、遊べるところがあります。


例えば林間コースの横に広がっている急な傾斜の斜面。

引っ張って登るのであればかなりの腕と装備が必要となりますが、斜めにくだらせていくのであれば、チル2台と、トウロープ4~5本、S字フック4~5個、補助でハンドウインチやチルホールなどがあれば出来ると思いますね。

そういう、斜度が40度を超える処で使うチルホールこそ、最大難度ですね(^^

そのうちまたぜひ試してみたいと思います。



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Posted at 2012/07/22 10:31:14

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