tag:blogger.com,1999:blog-9207416136852291092024-03-05T16:33:55.380+09:00ランドクルーザー70 梶原のクロカン道場Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.comBlogger179125tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-83254957004779133172012-11-12T01:14:00.001+09:002012-11-12T01:35:22.147+09:00私から見て上手いと思う人<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f290%2f390%2f28290390%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/290/390/28290390/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
先日、自宅のリビングでなにげにテレビを見てたら、横でネットサーフィンしてたJr.が、<br />
<br />
「これ見て、これ」<br />
<br />
と言うので、PCのモニターを見ていたら、僕と同型車種の車がフロントを下に派手に3点接地(俗に言う”犬ション”)していた画像を写ってました。<br />
<br />
体勢としては丁度こんな感じですが、<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/772/748/428bab99f4.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/772/748/428bab99f4.jpg" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">※この画像とドライバーは今回の話とは全く関係ありません。ちなみにこの画像はLCCOの現会長さんの車。もちろんヘタなわけじゃありません</span><br />
<br />
<br />
Jr.が見せてくれた画像の方は、かなりの急坂でやっていたので、転倒したときのダメージはこの写真の比じゃないほど酷いでしょうけどね。<br />
<br />
<br />
Jr.:「この人 凄く上手いな!」<br />
<br />
私:「なんで?このどこが上手いの?」<br />
<br />
Jr.:「だってこんな体勢に持ち込んでるんだよ」<br />
<br />
私:「この画像見ただけで上手いか上手くないかわかるわけないじゃんか。俺が見て”上手い”と思う人は、全然違うよ」<br />
<br />
こんな話をしたことがあるので、もう少し掘り下げてお話したいと思います。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■私から見て”上手い”と思う人</b><br />
<br />
<br />
私が見て走りが上手いと思う人の走りにはいくつか特徴がある。<br />
<br />
<br />
まず、1つ目は、「<b>走りのバリエーションが複数ある人</b>」<br />
<br />
<br />
書道の達人などでもこれは同じことが言えるのだが、字の上手い人は複数の字体を操る場合が極めて多い。<br />
<br />
自分の場合は、顔眞卿(がんしんけい)の顔法(がんぽう)が一番得意で、<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/531/8bd18c2627.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/531/8bd18c2627.jpg" /></a><br />
<br />
次に練習したのが、王義之(おう ぎし)、欧陽詢(おうよう じゅん)など。<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/538/3e313ff59c.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/538/3e313ff59c.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
僕が書道を辞めたのは高校生の頃だったので僕はこの程度だったが、上手い人はこれら達人の字体を吸収した後に、自分の字を編み出し、自分のものにしていくのだという。<br />
<br />
今は”クロカン”ばかりやっているのだが、書道と同じようなことは、クロカンにおいてもいえるんじゃないかと思っています。<br />
<br />
なぜかというと、まず「クロカン」というのは、何を目的とするかで使う技や走り方などがガラリと変わるからだ。<br />
<br />
僕は今ではもう競技にターゲットを絞ったクロカンはしないのだが、競技を目的にして走ってもいいし、<br />
<br />
僕みたいに”クロカン全般”にターゲットを絞った走り方を追求してもいい。<br />
<br />
競技も例えば、トライアルとトライアングル、ロッククローリングではおおきく違うし、以前あったアイアンバールカップなどになるとこれまた随分と違ってくる。<br />
<br />
また、走りにここまで凝らなくても、仲間とのツーリング感覚のクロカンもアリだし、キャンプや食事主体のクロカンってのもまたいいんじゃないかと思う。<br />
<br />
また、改造主体で、イジるのが好きって人もいますよね。<br />
<br />
つまり、”クロカン”というのはこれら全てを含めた話になるので、より多くの引き出しを持つ人が当然、強くなるというわけですね。<br />
<br />
<br />
<br />
2つ目は、「<b>四肢に感覚が行き渡っている人</b>」<br />
<br />
<br />
クロカンは、四つのタイヤの性能を使い切る遊びだと僕は思ってます。<br />
<br />
だが、走る地形というのはモーグルのように凸凹が多い地形や、岩場、キャンバー、ヒルクライム、ヒルダウンなど数多くの地形があり、またタイヤが接触する路面状況も非常に多くのパターンがあるので、「これが最高の脚回りとタイヤの組み合わせ」というものは実際の処ない。<br />
<br />
また、タイヤのサイズも大きければ大きいほど良いのか?というとそんなことは全くなく、特に駆動系や操舵系に余裕のない車でデカ過ぎるタイヤを履くと、ポキポキと無様に壊れまくるので、やり過ぎないという選択肢を採ることが非常に重要になってくる。<br />
<br />
僕は「よく壊す人」というのは、地面から伝わってくる情報を上手く操作に反映出来ない人だと思っている。<br />
<br />
だが、操るのが上手い人というのは、例え飛んだり跳ねたりを繰り返すような 僕とは正反対の走り方をしていたとしても、ビックリするくらい荷重移動がうまかったり、空転を抑えた状態で着地したり、なかなか壊さない走りをする。<br />
<br />
また、自分と同じようなクローリング基本な走りをしている人でも、四肢に感覚が行き届いている人の走りは、まるで地面を自分の手や足で掴んでいるような走り方をさせている。<br />
<br />
どちらに共通するのが、「まるでこれから起こることを予期しているような挙動をさせることが多い」という点だ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/523/427962e456.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/523/427962e456.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<b>■予期する能力と、自分の走りを予告出来る人</b><br />
<br />
<br />
走りの上手い人の共通すう特徴に「走りのバリエーションの多い人」というを挙げたが、走りのバリエーションが多いということは、あらゆる状況に陥っても、リカバリーや対処法の引き出しの多いということだ。<br />
<br />
単に引き出しが多いと言わなかったのは、たまに人の走りの評論だけはするんだが、自分自身は全く走らないって「クチだけクロカン」の人がいるからだ。<br />
<br />
本当にその人に引き出しが多いのか、多くないのかを知るのは本当にカンタンで、「自分がこれからすることを予告し、その通り走ってもらう」か、「これから何が起こるかを予言してもらう」ことをすればいい。<br />
<br />
逆に言うと、自分自身が走る際などにはなるべく周囲の人などに自分がこれからどういうことをしたいのか、これからどういうことが起こるのか、ということを予告や予言をすればいい。<br />
<br />
単独行などで自分ひとりしかいないのであれば、走る前などに自分の心の中でいいので具体的に何がしたいのか、どんなことが起こりそうなのか、を考えるようにして走ればいいと思うし、自分はやってる。<br />
<br />
<br />
最初、僕が3点接地の人の画像を見ても上手い人なのかどうか分からないと言ったのは、そのひとが本当にその体勢を狙ってやったのか、たまたまやってフリーズしてしまっているのかさっぱり分からないからだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■車が持つ能力を使いきれる人</b><br />
<br />
<br />
「極端な体勢に持ち込める人が上手い」とは僕は全く思っていない。<br />
<br />
例えば、300万円する車と、タダ同然もしくはすでにグシャグシャにしてしまっている車とでは、出来ることや限界が違うというのは当たり前のことだ。<br />
<br />
だから、例えば45度で同じように転倒してしまう車だとして、300万円する車とタダ同然の車では、300万円する車だと80%の35度程度まで攻めるこ
とが出来るのなら上等だと思うが、タダ同然の惜しげのない車に乗っているのであれば40度くらいまで余裕で攻め込めるのが当たり前。<br />
<br />
また、そういう車に普段乗っていても、高い車に乗り換えたらすかさず同じくらいまで攻めれるようでないのであれば、それはまだ鍛え方が足りないわけだ。<br />
<br />
僕が走り込みを重視したことを言うのも、よく現場で「ほんじゃそれと同じことをあと100回やろう」と言うのも、自分が思う”限界ライン”に躊躇なく近づけていけるようにするためだ。<br />
<br />
だから、例え300万円の車だとしても最初は80%くらいまでしか突っ込んでいけなかったとしても少しずつ、少しずつ自分の限界に踏み込んでいくことで、全く危なげなく90%以上の処まで踏み込んで行けるようになっている人は凄いと思うし、上手いと思う。<br />
<br />
これを可能にするには、「走り込みの質と量」と、「その状態を外から確認出来る目」の2つを持つことは欠かせないと思っています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/524/56764f46bf.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/524/56764f46bf.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">※こんな画像を残していたとしても、その人が上手いかどうかは本当にわからないものなのだ</span><br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">これがネタバレ画像</span><br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/846/c322813c82.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/846/c322813c82.jpg" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">自走で登ったのではなく、ウインチで岩をアンカーにして登ってたりする(w</span><br />
<br />
<br />
<br />
<b>■14年前の動画</b><br />
<br />
<br />
Jr.がゴソゴソとVHSのビデオデッキを触っているのでなにやってんだかと思ってたら、今はMKYと呼ばれている(ぼくら旧住人は47と呼んでいた)山を走っていた動画が出てきた。<br />
<br />
日付が1998年の1月なので、今から14年ほど前になるのだが、僕の車も転倒未経験の最後の辺りの動画なので、まぁ凹みもほとんどなく綺麗なこと(笑)。<br />
<br />
当時3歳のJr.も写っているのだが、ムーミン谷のネーミングの由来になったムーミンもちゃんと抱えてなんとも可愛いこと。<br />
<br />
今のクソ生意気なのからすると想像出来ないくらいですね。<br />
<br />
<br />
自分の14年前の走りもチェックしてみるのだが、今では考えられないくらい雑でエエ加減なライン取り。<br />
<br />
例えばV字溝を登ってるんだけど、最初のラインがダメだったら次はタイヤ3本分くらいいきなりズラしたラインを選んでたりとか、<br />
<br />
3点接地でパオ~ンしていても、限界には程遠い処でビビって止まってしまってるとか。<br />
<br />
まぁ、横にJr.を抱えた奥さんを乗せてたりするので、極力傾けないようにってのもあったのかもしれないが、正直見れた走りじゃない。<br />
<br />
また、そのうち暇があったら動画をキャプチャーしてYouTubeなどに載せておこうと思いますが、そのときはご笑覧ください(笑)。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■走行会のお知らせ♪</b><br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/551/2d3145e8f1.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/781/551/2d3145e8f1.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
次回の走行会は11月23~25日に予定しています。<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/calendar/4490/" target="_blank"><br />
スポーツランド岡山2泊3日飽きるまでクロカンしようぜ走行会</a><br />
↑詳しくはコチラをクリック<br />
<br />
飽きるまで走り込みをしようと思ってますが、「走りが上手くなりたい」とか「外から評価して欲しい」という方は積極的に絡んでくれるとありがたいです。<br />
<br />
さすがにあまり親しくない方に辛辣な評価やアドバイスは出来ませんからね(^^;<br />
<br />
今のところ、参加で手を挙げておられる方は、僕ら親子以外では・・<br />
<br />
・てっちゃん@Y61さん (元々、うちのJr.と彼が言いだしっぺ)<br />
・クラックマン@J55さん<br />
・ジムニーのスズキ@JA11さん (休みが取れたら)<br />
・仙人降臨さん<br />
<br />
今のところ、参加表明いただいているのはこれらの方です。<br />
<br />
てっちゃんのところは当然、お父様も来られるので今のところ少なく見積もっても5台・7名ですが、参加される方は出来るだけコメとかで参加表明をお願いしますね。 </div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-35800286644666806222012-11-12T01:13:00.001+09:002012-11-12T01:13:23.867+09:00「揺り返し」こそクロカンの基礎技術 <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f273%2f676%2f28273676%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/273/676/28273676/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
かつてボクシングでフライ級・バンダム級の世界チャンピオンだったファイティング原田氏は、「わずか10cmの隙間があれば生きたパンチを打てる」と言っていたそうだ。<br />
<br />
足腰がしっかりしていればそんな隙間でもKOが可能だということだそうなのだが、よく似た(?)ものとしては、中国拳法でも「寸勁(すんけい)」というものが存在するそうだ。<br />
<br />
これはほぼ拳を相手に当てた状態から一気に拳を突き出し、相手に多大なダメージを与える技なのだそうだが、YouTubeなどで出ている動画などを見るとものすごくいかがわしい(笑)。<br />
<br />
僕は剣道を十数年やっていたことがあるのだが、剣道でも割と似た技がある。<br />
<br />
これはものすごくメジャーな技で「刺し面」という名前があるのだが、普通、相手を斬るのであれば、おおきく振りかぶってザックリと切り落とすというのを想
像するかもしれないが、刺し面の場合は、ほんの数センチ振りかぶった状態で、剣を持つ手を瞬間的にギュッと雑巾を絞る要領で絞り上げ、剣先のスピードを極
限まで早くする、というもの。<br />
<br />
(剣道をある程度した人ならほぼ皆、使いこなせます)<br />
<br />
ただ、普通に考えるとわずか10cm程度の隙間で生きたパンチなんて打てるもんじゃないし、もし打てるのであれば修練の賜物ってやつでしょうね。<br />
<br />
<br />
<b>■四駆を操る技にも似たようなものがある</b><br />
<br />
四駆を操る技にも「わずか10cmほどあれば」という意味で似たものがある。<br />
<br />
それは「<b>揺り返し</b>」と僕らが普段呼んでいる技だ。<br />
<br />
<br />
ランクルやサファリなど、特に大排気量でアイドリング付近で大きなトルクが発生していて、減速比も低い車だと、アイドリングでクローリングしていても「止まることがないんじゃないか」という勢いでガンガン、背中を押してくれる車もある。<br />
<br />
また、パワステも非常に強力な車の場合は、据え切りも楽勝なので、このような「揺り返し」という技を使わなくて済む場合がほとんどだと思う。<br />
<br />
また、トライアルなどに出ている人も基本的に前後に車を揺すると減点対象なのでこの技を身につける必要ががほとんどない。<br />
<br />
だが、こと「クロカン」においては必要不可欠と言っていいほど重要な技なので、ここで詳しく使い方とか使う意味などを紹介しようと思います。<br />
<br />
<br />
<b>■揺り返しを使う意味とは?</b><br />
<br />
まず揺り返しを使う理由としては、「<b>微妙なライン調整がし易いから</b>」ということが挙げられる。<br />
<br />
たとえばこんな使い方。<br />
<br />
<br />
これなどはまさに「10cm」程度、前後に揺すっているのだが、極 微妙にステアリング操作なども行なっていることがお分かりいただけるだろうか?<br />
<br />
こんな感じに実際にタイヤを回転させてみて、トラクションやグリップのかかり具合を確認しながら微妙にタイヤが引っかかるラインを選ぶような練習時にも使えるのだが、<br />
<br />
その応用としては実際のクロカン時などにもモーグルなどでトラクションが得られるラインを選ぶときなどにも使います。<br />
<br />
<br />
2つ目の理由としては、「<b>据え切りを防止するため(操舵系の保護のため)</b>」だ。<br />
<br />
これは、一度 重ステの車に乗ってみたり、パワステの付いている車でもエンジンが停った状態でステアリング操作をしてみたらわかるが、<br />
<br />
完全に車が停止した状態でのステアリング操作は、正直できたもんじゃない。<br />
<br />
<br />
腕力さえ鍛えればガンガン回せる、と思うかもしれないが、車の場合は当然、しわ寄せとしてはキングピンや操舵系の各ロッドのジョイントなどに負担がかかっている。<br />
<br />
ランクル70系の場合は、かなり強力なパワステが装備されているので、たとえばタイヤを溝に落とした状態で、ステアリングを無理やりコジると、溝からタイヤが浮き出してくるほど強力だ。<br />
<br />
だが、これは私も過去に一度やったのだが、単独行で山の中を走っていて、タイロッドのジョイントがボコッと抜けてしまったために、あやうく自走で帰れない状況に陥ってしまった。<br />
<br />
それ以降、「絶対据え切りはしないようにしよう」と心に誓ったことがあります。<br />
<br />
そこで現在は、ちょっとした段差や斜面などを利用して、前後に車が動いている間にステアリング操作をするようにして、操舵系にかかる負担を極力抑えるようにしています。<br />
<br />
<br />
3つ目の理由は、「<b>荷重移動を起こしやすいため</b>」だ。<br />
<br />
典型的な使い方としては、岩場など、比較的大きな段差などにタイヤを乗せる際に、段差に乗せる直前にわざと車を前後に揺らし、車が揺れる反動を利用して段差に乗り上げていくというような使い方だ。<br />
<br />
応用法としては、大きな穴にタイヤを落とした場合や溝を乗り越えるときなどに使うことがある。<br />
<br />
クローリングで抜けれるのだが、わざと前後に車をブランコみたいに何度か揺らせて遊んでいることがあるのだが、それも一応、荷重移動の練習だったりする。<br />
<br />
この荷重移動の派手なバージョンとしては、トラ車などがよくやる、障害物を飛んで超えていく技がある。<br />
<br />
それは、障害物にフロントタイヤがヒットする直前に派手にブレーキングを行い、フロントに荷重が移動した瞬間にフロントタイヤが障害物にヒット。<br />
<br />
その反動でフロントタイヤが真っ直ぐ上に飛ばされるのだが、その瞬間にアクセルオンして、今度は荷重をリアタイヤに移すことで、さらにフロントタイヤを高く飛ばし、大きな障害物を超えていくという技だ。<br />
<br />
重量車でコレをやってしまうと、(出来ないことはないのだが)たちまち車を痛めてしまうので、ものすごく軽くその操作を行い、大きな段差を超えていくことは多くあります。<br />
<br />
下りの岩場などではブレーキングだけで荷重移動を行い、揺れた反動で「ポン」と大きな段差に乗せたり、普通にクローリングをやったのでは引っ掛けられない斜面の上の方にタイヤを引っ掛けるような使い方をすることもある。<br />
<br />
例としては、ちょっと見にくいかもしれないが、コレなどがそうだ。<br />
<br />
<br />
<br />
(1分30秒前後で使ってます)<br />
<br />
また、大きめの岩がゴロゴロしているようなガレ場では、アイドリングでのクローリングに頼らず、車が揺れている間に反動が合ったタイミングを利用して、ポンポンと岩を超えていくような走りを自分の車ですることもあります。<br />
<br />
<br />
<br />
4つ目の理由は、「<b>クラッチの保護のため</b>」です。<br />
<br />
慣れてくるとわずかなトルクで少しずつ大きな振幅にしていくことが出来るので、使い方が良ければごくわずかなクラッチの負担などで、大きな段差を乗り越え
たり、溝や穴に落ちたタイヤを超えさせたり、雪道などで掘ってしまった穴から、掘り散らかすことなく脱出させたり、非常に多くの応用法がある。<br />
<br />
僕がこの方法を身につけた(練習した)のは、「ギア比が高いPZJ70で半クラなどを極力使わず、クラッチの負担を抑えて走り込みが出来ないか?」と思ったのがキッカケでした。<br />
<br />
<br />
実際の練習風景はコチラ<br />
<br />
<br />
<br />
ギアは基本的にローかリバースに入れっぱなしにして行うので、前後に動かすたびにガチャガチャとギアチェンジをする必要はない。<br />
<br />
・・・ただ、AT車では出来る車と出来ない車があるんじゃないかな?<br />
<br />
過去に乗っていたATのソアラなどでは、トルコンが逝かれてたのかどうか知りませんが、坂道発進しようと思ってブレーキペダルから足を離すとATなのに
バックしてた(笑)のだが、普通、AT車の場合は鼻っつらが上向きになって坂道で止まっていてブレーキを踏まなくてもバックすることがない。<br />
<br />
クリープ現象ってやつだが、うちのJr.などはAT車がうちにあったことがないのでそもそもそんな現象が起こるってことも知らない可能性もある(笑)<br />
<br />
<br />
そういう車の場合はこの「揺り返し」が効果的に使えない可能性がある。<br />
<br />
度々、DとNの間をガチャガチャとシフトしてもいいのかもしれないが、サーボの動きが追いつかないような気もするし、元々がクラッチ保護のための技でもあるので、これが原因でサーボやATを壊してたら意味がない。<br />
<br />
僕は走り込みを極めて重視したクロカンを普段から行なっているのだが、走り込みをして車を壊したり、車を消耗させるのは極力避けたい。<br />
<br />
そこで使われるようになったのが「揺り返し」の技なのです。<br />
<br />
<br />
<b>■「揺り返し」は、クロカンでの重要な基礎技術の1つ</b><br />
<br />
最近はAT車が多くなってきたので、揺り返しの技の中には使いにくいものもあって申し訳ないのだが、揺り返しが効果的に使えるようになると、車の消耗を抑えながら効果的に走り込みをすることが出来るようになると思っています。<br />
<br />
また、V字溝を又越しながら這うときの微妙なライン補正や、モーグルでのライン補正など、非常に多用します。<br />
<br />
10cmと言うと言い過ぎかもしれませんが、タイヤ半周分くらい前後に動かすことが出来たら、据え切りせずに車の向きをおおきく変えることも出来ます。<br />
<br />
山道などを走っていると、崖のそばを走っていて、これ以上バック出来ないというような状況に出くわすこともあります。<br />
<br />
そこまでいかなくても、モーグルのヒルクライムなどをしていて、1つのモーグルを超えたところで停止して、また次のモーグルをアタックする際にギリギリ後ろまでバックするようなときがよくある。<br />
<br />
そんな場合、前後に動く幅がほとんど取れないこともよくあるのだが、この技を上手く使えば、据え切りすることで急にグリップを失うことも避けれるし、微妙
なところでの操作を繰り返し行えるので、少しずつの成功を積み重ねて、走破する距離を安全に少しずつ伸ばす、ということもやり易い。<br />
<br />
「一発で走りきる」というと、素人からして見てくれはいいのだが、実は踏まなくていいアクセルを余計に踏んでいた、ということは大半だし、大体、そんな走り方をしてたら、同じ場所なら10回も走ったら完全に飽きてしまう。<br />
<br />
その点、最初から一発で走破することを狙わず、少しずつ走破する距離を伸ばしていくような走り方や、前後に車を揺すりながら少しずつライン補正を繰り返し、地形から伝わってくる情報を感じ取りながらするクロカンは飽きることがないと思っている。<br />
<br />
今度の走行会も、こういう基礎の部分を徹底的にやろうと思ってますし、一度効果的な練習法を覚えてしまえば、後は自分ひとりででも出来るので上達は早くなると思います。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■走行会のお知らせ♪</b><br />
<br />
次回の走行会は11月23~25日に予定しています。<br />
<br />
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<br />
飽きるまで走り込みをしようと思ってますが、「走りが上手くなりたい」とか「外から評価して欲しい」という方は積極的に絡んでくれるとありがたいです。<br />
<br />
さすがにあまり親しくない方に辛辣な評価やアドバイスは出来ませんからね(^^;<br />
<br />
今のところ、参加で手を挙げておられる方は、僕ら親子以外では・・<br />
<br />
・てっちゃん@Y61さん (元々、うちのJr.と彼が言いだしっぺ)<br />
・クラックマン@J55さん<br />
・ジムニーのスズキ@JA11さん (休みが取れたら)<br />
・仙人降臨さん<br />
<br />
・・・こんなところでしょうか。<br />
<br />
参加される方は出来るだけコメとかで参加表明をお願いしますね。
</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-40094780365671554942012-11-12T01:12:00.001+09:002012-11-12T01:12:16.149+09:00牽引 小ネタ <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
小ネタ
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f264%2f569%2f28264569%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/264/569/28264569/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
この画像はベルギーかそこらの改造車の画像なのですが、このような感じで、運転席の後部にウインチを設置して、真上にフェアリードを置いている例です。<br />
<br />
ロールケージをかなり頑丈にしないといけないでしょうが、ロールケージの材料をクロモリ鋼などで作るとか、金かけれるならアルミでガッチリ作るとか、いろいろ考えられるので一つ本気で導入を考えてもいいんじゃないかと思う改造です。<br />
<br />
<br />
メリットはいくつかあると思いますが、まず1つ目はフロントヘビーの解消になるでしょうね。<br />
<br />
特にフロントデフやCVなどが弱い車などは、いかにフロントヘビーを解消するかというのが命題になる場合があるのですが、<br />
<br />
そういう車では1つの解決法になる可能性もあります。<br />
<br />
<br />
フロントデフやCVなどが弱い車の場合、よくフロントを下にした状態で無理やりバックすると「ベキッ!!」と折れてしまう可能性がありますが、この改造な
ら、割と手軽に真後ろにウインチでアシストしながらバックすることも可能なので、そこらへんの部品を労わる使い方もカンタンでしょう。<br />
<br />
僕の車の場合はこういう改造をすると貴重なラゲッジスペースが潰れてしまうのがイヤなのでしませんが、<br />
<br />
真後ろにリカバリーしたい場合は、チルなどで後ろにテンションをかけておいて、自走中心で真後ろに脱出させるような使い方をすることが多いですね。<br />
<br />
※参考例<br />
<br />
<br />
ちなみに、重量があるのとかさばるので不人気のTu-16ですが(笑)、約半分の重量のX-13に比べ、かなり頑丈に出来ているのでかなりラフに使えるのは悪くないところですねぇ。<br />
<br />
(まだ一度も壊したことないし)<br />
<br />
チルは「安全を買う道具」なので、Tu-16も悪い選択じゃないなと思ってます。<br />
<br />
<br />
先ほどの画像に話を戻しますが、あのフェアリードなら真横に転倒した際の自力リカバリーにも使えますし、また前方にも引ける構造にしているので、1つのウインチでほぼ全方向に使えるというメリットもあります。<br />
<br />
デメリットは先ほども言ったようにラゲッジスペースに荷物が載せれなくなる、というものですね。<br />
<br />
<br />
まぁ、使い方が合う人なら悪い選択じゃないと思いますし、フロントを少しでも軽くしたいと思っている人にも検討の余地のある改造なんじゃないかなと思います。<br />
<br />
<br />
あと、チルホールの使い方のコツみたいなものですが、私の場合、ワイヤーをいちいち使うたびに通すのは面倒なので、20mワイヤーを挿しっぱなしにしています。<br />
<br />
で、使うときは必要量を引き出して使うのですが、<br />
<br />
ですので引き出す長さはなるべく短い方が撤収も含めてラクができます。<br />
<br />
そこで、これは以前からもよく使っている方法なのですが、なるべく伸縮性のあるトウロープなどを多く間に挟み、ワイヤーを出す長さを短くする工夫をすることが多いです。<br />
<br />
これにはもうひとつメリットがあり、ワイヤーが緩んだ状態からなんらかの弾みで「ガン!」と急にテンションがかかるような場合も、チルにかかる負担を伸縮性のあるロープなどが吸収してくれる可能性が多いと思ってます。<br />
<br />
ただ、僕としてはいくら伸縮性があってもゴム製のクッションロープは全く信用してないので、自分が引く場合には絶対使用しません。<br />
<br />
<br />
<b>■結構怖いクッションロープ</b><br />
<br />
ランクルの様な重量車では、クッションロープで勢いよく引っこ抜く使い方というのはあまり主流ではないと(僕は)思っています。<br />
<br />
というのも、瞬間的に何トン・十何トンもの荷重をかけるクッションロープでの牽引は想像以上に車やロープそのものに大きな負担をかけてしまうことが多いということと、<br />
<br />
あのロープ自体の作りが、布で覆われているので外から見て、ロープが傷んでいるかそうでないかが分かりにくいということがあるからです。<br />
<br />
自分が過去にクッションロープを買ったことはありませんが、他人が使っているのを見ていても、かなりの数の「事故」や「不慮の出来事」があるので、アレを使いこなすのは相当難しいだろうなぁと思っています。<br />
<br />
ただ、雪中行軍などではよくお世話になってますけどね。<br />
<br />
ですが、ハマったときに後ろから引いてもらう場合はクッションロープに頼ったこともありますが、前にハマった車を引く場合は、僕は必ずウインチを使ってます。<br />
<br />
<br />
<b>■海外の画像で見たクッションロープ(?)の進化系</b><br />
<br />
探しても出てこなかったので口で説明するしかないのですが、以前、ネットサーフィンしてて、金属製のかなりゴツいコイルをテンションロープみたいに使っている人を見たことがあります。<br />
<br />
テンションがかかり、コイルが伸びきった状態になったときは、中に仕込んでたワイヤーが伸びきって保護をする、という造りだったと思うのですが、その当時も「へ~、うまいこと考えてんなぁ」と思いました。<br />
<br />
こういう仕掛けをかましておけば、一定の力でテンションをかけ続けることができるので、僕がよくやっているテンションを軽く掛けた状態で前後に車を揺すり、車の向きを変えていったり、タイヤの向きを負担を少なくして変えていく操作に使い易そうだからです。<br />
<br />
ま、今のところなくてもなんとかなっているので、もし将来的に今の装備で困ることが出てきたらそのような道具を自作してみたいと思ってます。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>余談</b><br />
<br />
<br />
この動画でやっているように、転倒防止で軽くテンションをかけるような使い方にも先程言ったような道具は効果的かも?と思う。<br />
<br />
軽くテンションをかけて自走でリカバリーするときに、伸縮性のないワイヤーしかないと車やアンカーの木に負担がかかるのだが、途中に伸縮性があり、かなりのテンションが自然にかけれる仕組みがあれば、自走で抜けたときにも負担が少ないですからね。<br />
<br />
また、「ガン!」と不意に大きな衝撃がかかるようなことが想定される場合、ハンドウインチなどは怖くて使えないが、途中にバッファをかますことが出来たら、壊れる確率は減らせれるかもしれません。<br />
<br />
牽引ネタも考え始めると奥が深いので、考えすぎると眠れなくなってしまいますねぇ~。
</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-40699519517203073152012-11-12T01:11:00.001+09:002012-11-12T01:11:20.406+09:00【ランクル70】 動画に字幕を加えてみました<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f263%2f213%2f28263213%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/263/213/28263213/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
動画は多く残すようにしているのですが、本数が多いのでタイトルや詳細説明を全ての動画にするのはなかなか時間がなくて出来ません。<br />
<br />
そこで、とりあえず自分が絡んでいる数本に動画の中に字幕を入れて、解説をしてみたので良ければ動画を見てやってください。<br />
<br />
そのときにどんなことを気にしながら走っていたのか、などがわかると思います。<br />
<br />
※携帯電話で見ると、字幕が表示されない場合があります。なるべくPCでご覧ください。<br />
<br />
※このサイトで見ると文字が小さいのでYouTubeに移動してもらって見た方がしっかり読めると思います<br />
<br />
<br />
<br />
これは一度、紹介したこともある、某廃道での登り。ウインチングで通過しています。<br />
<br />
<br />
<br />
一度、斜面を登らせておいてから、ウインチを送り出ししながら、フロントを流している例です。<br />
<br />
廃道などを走っていると、岩や斜面をこのようにかわさないといけないことが多いのですが、非常によく使う技です。<br />
<br />
よく、自走で「揺り返し」という技を使って車の向きを少しずつ無理なく変えていく方法を使ってますが、今回はそれの「ウインチング版」です。<br />
<br />
ここでは40度程度の大したことない斜面で使ってますが、ウインチワイヤーで転倒を防止させながらフロントをズリ落としていく技は、70度くらいの斜面までなら安全に狙っていけますね。<br />
<br />
自走オンリーで70度の斜面でキャンバー走行を安全に狙える車は・・・<br />
<br />
四駆ではおそらく存在しないでしょうね(笑)<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
この動画は同じ場所の下りです。<br />
<br />
<br />
<br />
動画の字幕では、岩場など凸凹がある地形を下る際によく使う、「荷重移動」について書いています。<br />
<br />
「荷重移動」というと、ジムニーのポンポンと飛び跳ねていくような走りをする際によく使うのは耳にするのですが、重量級の車でそんな話をしているのはまず僕は聞いたことがありません。<br />
<br />
自分のような重量級のランクルの場合は、あそこまで派手にやってしまうと壊してしまうので、「積極的に”揺らす”」ことで起こる荷重移動を利用し、少ないトルクで段差にタイヤを乗せたりするときに非常によく使います。<br />
<br />
ちなみにこの技、前後に車を微妙に動かすことになるので、この走り方をトライアルでやっちゃうと、細かい減点を大量に喰らうことに(笑)<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
案の定、斜面に張り付いてしまったので安全策でウインチングに移行しています。<br />
<br />
<br />
<br />
このポイントで使えるアンカーの木はやたらと細いものばかりでしたので複数アンカーを使っていますが、<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/831/aa6d481d9f.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/831/aa6d481d9f.jpg" /></a><br />
<br />
これでは、リアのオーバーハングが押し付けられることになるので、滑車を使い、車のボディ全体を横方向にテンションをかける方法に切り替えました。<br />
<br />
<br />
<br />
この時間帯は凄いですね、ものの10分ほどで真っ暗になってます(汗)<br />
<br />
ちなみにさらに数分後にはこんな状態。<br />
<br />
<br />
<br />
暗くなると難易度や危険値はいきなり跳ね上がるので、撤退する時間は注意しないといけませんねぇ。<br />
<br />
<br />
<br />
こちらの動画は少し時間がさかのぼり、10月14日にスポランで行なったLCCOの初心者向け講習会での1シーン。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
なかなかツッコミどころ満載の動画なので字幕をつけてみました。<br />
<br />
まぁ、自走の方は随分と走り込みをさせているので初心者の中ではソコソコの腕を持ってきたと思うのですが、牽引の方はさっぱりですね(笑)<br />
<br />
解説は残しておくので、どうやったらこういう場合、最も効率が良いのか?どうやるのが安全性が高く、車にも負担がかかりにくいのか?ということを自分の頭で考えてもらいたいですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■走行会のお知らせ♪</b><br />
<br />
次回の走行会は11月23~25日に予定しています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/calendar/4490/" target="_blank">スポーツランド岡山2泊3日飽きるまでクロカンしようぜ走行会</a><br />
↑詳しくはコチラをクリック<br />
<br />
飽きるまで走り込みをしようと思ってますが、「走りが上手くなりたい」とか「外から評価して欲しい」という方は積極的に絡んでくれるとありがたいです。<br />
<br />
さすがにあまり親しくない方に辛辣な評価やアドバイスは出来ませんからね(^^;<br />
<br />
今のところ、参加で手を挙げておられる方は、僕ら親子以外では・・<br />
<br />
・てっちゃん@Y61さん (元々、うちのJr.と彼が言いだしっぺ)<br />
・クラックマン@J55さん<br />
・ジムニーのスズキ@JA11さん (休みが取れたら)<br />
・仙人降臨さん<br />
<br />
・・・こんなところでしょうか。<br />
<br />
参加される方は出来るだけコメとかで参加表明をお願いしますね。
</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-61874924072190798162012-11-12T01:10:00.000+09:002012-11-12T01:10:06.989+09:00クロカンは奥が深い <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f253%2f005%2f28253005%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/253/005/28253005/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
さて、今回は動画を1つ用意してみました。<br />
<br />
これは今月の23日頃に開催する「飽きるほどクロカンしてみようぜ走行会(なんじゃそりゃ)」でも実際に使おうと思っている練習方法です。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■課題を決めて走らないと練習効果は全く上がらない</b><br />
<br />
最近、経験だの経験値だのの話をよくしているのでよく似た話は出ているのですが、走る前に自分で課題を決めて走らないと、経験値ってのは本当にたまりません。<br />
<br />
最近、あまり暇がないので、ロールプレイングゲーム(RPG)はしなくなりましたが、例えば「ドラクエ」などは、まあ普通にプレイすれば3日とか4日とか、長くても一週間もあれば最後のボスキャラを倒してクリアしちゃいます。<br />
<br />
<br />
クロカンで上手くなるのも経験値を効果的に貯めねばならないよね、とは思うのですが、ゲームの中での話と、実際のクロカンではものすごく大きく異なる点があると思っています。<br />
<br />
それは、「道具の扱い」についてです。<br />
<br />
<br />
ロープレの場合、ゲームの目的というのは、「なるべく良い武器や防具を揃えて強敵を倒して経験値をドカンと溜めて、レベルアップする」というものだと思うのですが、<br />
<br />
同じ感覚でクロカンをすると、良い道具を手に入れた途端にレベルアップが止まります(苦笑)。<br />
<br />
<br />
ただ、ある程度の戦闘力がない車だと、確かに入っていけないポイントなどもあるので、最初から”ある程度”は必要だと思うのですが、これはあくまでも”ある程度”です。<br />
<br />
<br />
僕が仮にロープレのゲームバランスを考えるとしたら、例えばレベル1の人がロトの剣などを手に入れたとして、戦闘に持ち込んで振り回そうとしても全く振れなくてアウトだとか(笑)、最強の防具を着けても重くて動けない(笑)、みたいにしてしまうでしょうね。<br />
<br />
また、ひと振りごとにHPが大幅減とか、怪我してしばらく動けなくなるとか(笑)。<br />
<br />
怪我を治すのに大金が必要で、そのお金を稼ごうとしたら働かなくてはいけないので戦えないので経験値も貯まらないとか(笑)。<br />
<br />
ま、現実的なことを考えるとこんなもんでしょう。<br />
<br />
<br />
例えは良くないかもしれないので、ちょっとわかりにくくなったかもしれませんが、こんな感じで、その人のレベルに合わせた地形や車の装備に敢えて留めていくということは必要なんじゃないかと思います。<br />
<br />
<br />
<b>■ホームグラウンドを持っておくべきだ</b><br />
<br />
僕の場合の”ホーム”はスポーツランド岡山。<br />
<br />
コースに入ってもいいのだが、広場だけで遊ぶ日もある。<br />
<br />
以前は「某所の広場」だったのだが、最近入る機会がメッキリ少なくなったので、今はスポラン岡山ということにしている。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/236/c28b096e23.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/236/c28b096e23.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
今はめっきり脚回りをイジることもなくなったし、タイヤを頻繁に交換したり、グルービングとかもすることはなくなったのだが、以前はちょっと手を入れたら走りに行って確認してたり、<br />
<br />
暇があればホームで走り込みをしていました。<br />
<br />
走り込みをするときは単独行が多かったので、僕以外の人が走っているのを全て見たというわけではないのだが、おそらくだが、某所の広場で走り込みをした人間の中では間違いなくトップ1か2に入るほど長時間、あそこで走り込みをしたんじゃないかと思っている。<br />
<br />
<br />
ちなみに、ものすごく長時間、あそこで走り回ったが、一度もクラッチを焼いたこともないし、ドライブシャフトやデフを割ったこともない。<br />
<br />
Uボルトは何度か折れたが、いつも予備を持ち歩いていたので交換をちゃっちゃと済ませてまた走り込みをしていたものです。<br />
<br />
<br />
同じ処で同じようなラインで同じ走り方や操作を繰り返し練習し続けたので、自分自身の調子が良いときや悪い時はすぐわかったし、脚回りなどのセッティングなども良いか悪いかはすぐ分かったものだ。<br />
<br />
そういう意味もあって、自分のホームは持っておいたほうが良いと思っている。<br />
<br />
<br />
<b>■同じ場所を何百回も走る目的とは</b><br />
<br />
僕はよくオフを走っていて、「ほんじゃここをあと100回走ってみよう」とか言うことがありますが、あれを冗談と思った人も多くいると思いますが、あれは本気です。<br />
<br />
というのも自分は最低それくらいは似た地形で走り込みをしているからです。<br />
<br />
<br />
ホームなどの徘徊ルートなどだともっと突出していて、場合によっては数千回は走っているポイントなどもあると思います。<br />
<br />
ただ、そのポイントはものすごく簡単な地形が大半を占めています。<br />
<br />
<br />
例えば、この動画のポイントなど非常にカンタンですよね。<br />
<br />
<br />
<br />
人によっては「走る価値がないポイント」くらいにしか思わないかもしれません。<br />
<br />
ですが、同じ場所を何度も走るうちに掴めてくる感覚とか、同じように走っているように傍から見ていれば思うかもしれないのだが、毎回、少しずつラインを変えてよりグリップが得難いラインを選択してみるとか、<br />
<br />
走るたびに走行スピードを抑えて走ってみるとか、今回の動画みたいに自分で踏んだときに掘った穴をタイヤで均しながら走ってみるとか、場所によってはブレーキチョークなどの技を使ってみたり、やることは地味ですが色々あるものです。<br />
<br />
脚が伸びて、タイヤがギリギリ地面に接触する処を選りながら、タイヤのブロックパターンの1つ1つが地面を掴んで引っ掻くのを感じながら、最大のグリップ
を得るようにタイヤの回転速度をギリギリまで落として・・・みたいなことをしていたら、それだけで結構堪能できることもあります。<br />
<br />
また、自走だけでなく、最初から引っ張ることも想定しながら自走&牽引を堪能してもいいですし、”クロカン”というのは本当に奥が深いですし、走り込みのメニューも考え次第では非常に豊富にあると思います。<br />
<br />
”感覚”というものは、わずか1度や2度程度走ったくらいでは絶対得られるものではないですし、”限界域”の操作や感覚というものは、さらに得ることが難
しいので、特にこれからクロカンをしようとか、すでにされている方も、比較的優しい地形を利用し、徹底した走り込みをすることをオススメしているというわ
けです。<br />
<br />
<br />
<b>■クロカンは奥が深い</b><br />
<br />
走り込みはいろんなことを教えてくれる。<br />
<br />
無理な改造を施している車は、その無理なポイントがすぐ現れてくるし、<br />
<br />
車に負担をかける下手クソな運転技術しかない場合も、”故障”などの症状が出てくることでドライバーに自分の現状の姿を教えてくれる。<br />
<br />
<br />
走り込みをしていると、例えば脚の動きを限界まで追求している車の場合、リーフ車の場合などはブッシュの消耗が極端に早かったり、ショックが折れたり、リーフが折れたりとロクなことがなかったりする。<br />
<br />
だが、走り込みに耐える脚回りのセッティングやタイヤのチョイス(わざと小径のタイヤやグリップ力が悪いタイヤなどを履くこと)をしてみても、思った以上に走破性に悪い影響が出てこないということに気が付くだろう。<br />
<br />
逆に、動かない脚回りは、キャンバー走行での安定性にもつながることが多いので走れる場所は増えると気が付くことがありますし、<br />
<br />
小さい径のタイヤでも走り込みを行うことで、腹下の引っかかりなどを少なくするラインを選ぶことで思った以上の走破性が引き出せるということが多いものです。<br />
<br />
(小径タイヤの方がラクにクローリングが出来るのでラインを選び易い)<br />
<br />
<br />
確かに脚回りをイジって走破性の変化を楽しんだり、タイヤのチョイスを変えたりしてみることは楽しい。<br />
<br />
だが、これは僕に言わせたらなのだが、車への熟練度も上がってないのに、先に車をイジりまくるのは意味がないように感じられて仕方がない。<br />
<br />
<br />
例えばメーカーのテストドライバーやF1パイロットなどはほんの少しのセッティングの違いがわかるセンサーを持っているというが、極端なことをいうと、彼らほど走り込みなどを本気でしているからこそそういうのがわかるのであって、<br />
<br />
ほとんど走り込みもしてない「武器や防具だけレベルが高いものを身につけている中身は初心者」がそれらを持っても、本当に違いを感じれているとはとても思えないし、逆に体を壊したりお金だけ消耗するようなことにしか繋がらないように感じる。<br />
<br />
<br />
ホームグラウンドを決め、巡回ルートなどを決め、自分なりの課題を決めて走り込みをしよう。<br />
<br />
一応、次回の走行会は11月23~25日に予定しています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/calendar/4490/" target="_blank">スポーツランド岡山2泊3日飽きるまでクロカンしようぜ走行会</a><br />
<br />
僕は23日の晩から参加予定にしておりますが、可能な限り走り込みにも参加しようと思います。</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-9917277317852643262012-11-12T01:08:00.002+09:002012-11-12T01:08:52.103+09:00グランドアンカーで遊ぼう <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f240%2f029%2f28240029%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/240/029/28240029/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>すごく遅くなってしまいましたが、グランドアンカーについての記事を少々・・<br />
<br />
私が以前使っていたのは、L字アングル(L字型のアングル材)を2~3本。<br />
<br />
これと、一般的に出回っている溝を塞ぐグレーチングを組み合わせる方法でした。<br />
<br />
L字のアングル材の先端を斜めにカットして、地面に刺さりやすくしているのと、反対側には穴を空け、S字フックやUシャックル、ワイヤーなどを通す使い方をします。<br />
<br />
この写真のものは随分と錆だらけ(笑)<br />
<br />
正直、かなりの重さがあるシロモノですね。<br />
<br />
<br />
使い方としては、1本で使う場合はこんな感じ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/366/69fd561908.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/366/69fd561908.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
引っ張る方向に対して、やや斜めに埋め込むのがコツですね。<br />
<br />
真っ直ぐ植え過ぎるとオジギをしてしまい、斜めに植え過ぎると地表を掘り起こしてしまい抜けてしまいます。<br />
<br />
具体的に何度で埋めるのが理想なのか知りませんが、20度~30度ほど傾けるのがいいんじゃないかなと思いますね。<br />
<br />
<br />
複数の杭とグレーチングを組み合わせる場合はこんな感じ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/367/b7700f9939.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/367/b7700f9939.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
この場合は、杭は真っ直ぐ打ち込めば良いですし、テントやタープで使っているペグなどを大量に埋め込んでもかなり効果があります。<br />
<br />
ペグや杭を打ち込むのには、せっとう(大型の金槌)でもいいのですが、最初に紹介した大きなL型のチャンネル材を打ち込むときは、大ハンマーがあると便利ですね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/696/270/ae918c262e.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/696/270/ae918c262e.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
僕が最初にグランドアンカーを使ったのは今から20年以上前で、まだランクルに乗っていない頃でした。<br />
<br />
思い返せば丁度季節も11月頃で、僕がまだランクルを買っていない時だったのでおそらく21~22年ほど前のことだったと思います。<br />
<br />
その日は、雨が降っていて、時間は23時頃だったと思うのですが、めちゃくちゃ寒かったのを記憶しています。<br />
<br />
<br />
嬉しくなって乗り回していると河原のちょっとした水たまりに入ると、すぐ動かなくなってしまいました。<br />
<br />
その車は友人のランクル80で前後デフロックも付いた車だったのですが、なんせ納車2日目でまだノーマルタイヤ。<br />
<br />
今考えると信じられないほど大したことない泥でスタックしてしまいました。<br />
<br />
その80にはM8000を搭載していたのですが、なんせだだっぴろい河原ということで周囲数百メートルにアンカーになりそうなものが全くありませんでした。<br />
<br />
また、友人でクロカン車に乗っている人が誰ひとりいない時期だったということもあり、なんとか手持ちの道具などを使って脱出しようということになりました。<br />
<br />
<br />
雨の中、全身ズブ濡れになりながら、何か道具になりそうなものを探して河原をウロウロしてたら、少し離れた処に遺跡の発掘現場があり、そこに進入禁止用のゲートが作られていました。<br />
<br />
そこで転がっていた足場用の丸パイプを引っ張ってきて、こんな風に地面に埋め込んでウインチで脱出しました。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/489/55032ab71a.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/489/55032ab71a.jpg" /></a><br />
<br />
地面がぬかるんでいたってこともあって、ウインチの力で地面に埋め込みながら、パイプを斜めに埋め込み、泥の海から脱出させました。<br />
<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/368/7d277740e0.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/694/368/7d277740e0.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
この場合、ウインチの牽引力で地面に埋め込んで行くので、埋め込む角度は極端なほど地面に対して平行に近い。<br />
<br />
欠点は、ひとりではちょっと無理だとか、ウインチで引きながら差し込んでいくので、ちょっと安全面で問題アリという処か・・・。<br />
<br />
まぁ、これは応急処置ということでカンベンして欲しいのだが、こういうリカバリーの方法もあるってことは知っておいて損はないかもしれない。<br />
<br />
<br />
このとき、脱出にかかった時間は1時間ほどかかったのですが、今思っても楽しかったですね。<br />
<br />
その日、友人のひとりは車から出ず、自己レスキューの手伝いを全くしなかったのですが、ものすごい顰蹙を買いました(笑)<br />
<br />
<br />
一度埋めた杭の引き抜き方ですが、埋めた方向の反対側から車やウインチ、ハンドウインチなどで引いてやればカンタンに抜けます。<br />
<br />
また、そんな面倒なことをしなくても、バールでコジれば抜けるとか、ハンマー等で横からゴンゴンと叩いてやるなどで抜くことも出来ます。<br />
<br />
<br />
あと、やったことはないのですが、クワやジョレンとかスコップで縦に溝を掘り、スペアタイヤを縦に3/4ほど埋め、それをアンカーにして引くということなどがあります。<br />
<br />
また、これは実際にやったことがある手としては、グレーチングを縦に埋め、それにウインチのフックを引っ掛け、引っ張ったこともありますね。<br />
<br />
また、グレーチングを地面に敷き、小型のバールを杭の代わりに打ち込んでアンカーにしたこともありました。<br />
<br />
(L字型の長い方を地面に打ち込む)<br />
<br />
<br />
最初にスタックしたときのリカバリーもそうでしたが、案外、いろんなものがアンカーの代わりになるものですのです。<br />
<br />
また、機会があったら、こういう遊びをしてもいいですねぇ。<br />
<br />
<br />
<b>■余談</b><br />
<br />
庭に転がっていた、ランクル70系のフェアリード付きのノーマルバンパー。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/696/653/e23001a583.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/696/653/e23001a583.jpg" /></a><br />
<br />
ちなみに上の上下のフェアリードの幅が広いのがBJ74VのPTOウインチ用のバンパー。(見にくいか?)<br />
<br />
下側の上下が狭いフェアリードは、PZJ70の電動ウインチ用のフェアリード。<br />
<br />
自分のバンパーは、BJのPTOウインチ用のフェアリードの間隔を狭くしたものをずっと使っている。<br />
<br />
ウォーンなどのフェアリードも買うと高いのでこういう時はノーマルを使っていて助かる。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■余談2</b><br />
<br />
庭の隅に転がっている純正の横型電動ウインチとPTOウインチ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/696/654/c5d180fbd9.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/696/654/c5d180fbd9.jpg" /></a><br />
<br />
手前に転がっているので電動ウインチのモーター。<br />
<br />
このモーターはシャフトの径などが一緒なので、旧型の縦型ウインチでもポン付け出来る。<br />
<br />
手前にさらに転がっているのは大量の黒ワイヤー。<br />
<br />
ガリガリに引っ張り倒す走りがしたいときは、これらを載せて走りに行く。<br />
<br />
前にも言ったが、グランドアンカーの代用として、大量の延長ワイヤーがあれば良いことも多い。</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-66221810392382575452012-11-12T01:05:00.001+09:002012-11-12T01:05:15.060+09:00洞察力を磨く <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f223%2f265%2f28223265%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/223/265/28223265/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
<b>■洞察力を磨く</b><br />
<br />
「どうやったら効率的に、お金をかけずに四駆を操る能力が上手くなるだろうか?」<br />
<br />
これが僕にとって四駆の一番の命題なのだが、そのために最も必要な能力が「洞察力」だと思っている。<br />
<br />
ここでは、洞察力について少し書いてみたいと思います。<br />
<br />
<br />
<b>■経験と経験値の違い</b><br />
<br />
「四駆でのクロカン」というのは、割と息が短い趣味だと思っているので、20年前も今も同じように走っている人というのはかなり激減しているのだが、<br />
<br />
それでもいつまで経っても昔のまま、という人もいる。<br />
<br />
これについてはいろんな解釈があると思うのだが、僕は2つのことを思っている。<br />
<br />
一つは、「経験は積んでいるのだが経験値が溜まっていない」という場合。<br />
<br />
これはロールプレイングゲームなどを思い浮かべてみればよくわかるのだが、例えば”ドラクエ”などで言うと、最初に出てくるスライムを倒すと最初のうちはレベルアップするが、<br />
<br />
レベルが上がるにつれ、だんだんとレベルアップが難しくなっていく。<br />
<br />
つまり、いつまで経っても上手くならない人というのは、いつまでも雑魚キャラばかりを倒す”経験”はしていても必要な”経験値”が全くたまらないため、レベルが上がらないというわけだ。<br />
<br />
(これと同じ例えは以前のCCV誌でも出てましたネ)<br />
<br />
<br />
もう一つは、「経験そのものも積んでいない」という単純な場合。この2つだ。<br />
<br />
<br />
<b>■経験そのものを積んでいない人</b><br />
<br />
”四駆でのクロカン”というものは完全な趣味だし、お金儲けの手段でも派手な走りを魅せてナンボのエンターテイメントでも何でもないので、別に走りが上手くなくてもイイ。<br />
<br />
四駆に楽しみというのは人によっていろいろあるだろう。<br />
<br />
車をイジるのが好きな人もいれば、共通の趣味を持つ人と語り合うことが好きな人もいる。<br />
<br />
走りに来てもほとんど走らず、友人とお話をすることが好きな人もいるし、観ているだけの人もいる。<br />
<br />
それはそれでいいのだが、個人的に僕は「なるべくなら上手くなりたい」と思っているのでこんな記事を書いています。<br />
<br />
<br />
今でこそ、自分がハンドルを握っていることが少なくなったのだが、これまでは走りに来ていたのなら、誰よりも早く走り始め、誰よりも長く走っていたものだ。<br />
<br />
だから思うのだが、ほとんどの人は本当に走らない(笑)。<br />
<br />
<br />
ただ、車によってはクラッチを冷やしながら走った方がいいとか、ATFを冷ましながら走った方が良いという車もあるので、2時間も3時間もぶっ続けで走るということが良いというわけではないのだが、<br />
<br />
それでも例えば8時間走れるのであれば、車を休めながら実質5時間は車を運転したり牽引などしている時間は取れる。<br />
<br />
ここではその時間のことを「実働時間」と呼ぶことにします。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/232/685a1bfb15.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/232/685a1bfb15.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<b>■実働時間をいかにして増やすか</b><br />
<br />
10台くらいで走りに行くと、一度コースに入って出るまでに半日くらいかかったりすることも珍しくない。<br />
<br />
つまり、3時間ほどかけてわずかコースを一周程度しか出来ないってことも非常に多くある。<br />
<br />
これでは経験値を効率良く貯めるために、まず経験自体を積むってことも困難だ。<br />
<br />
<br />
これはアチコチの記事で書いてあることだが、長い隊列を組んでズラズラと走っているときも僕は誘導だとかアドバイスはほとんどしない。<br />
<br />
ただ、見ていられないときやあまりにも危険な行為などが見受けられるときだけ声をかけたり、レスキューなどの申し出はするが、<br />
<br />
大体は嘘ばっかりしゃべって遊んでいたり、突っ込んで遊んでいたりする(笑)。<br />
<br />
アドバイスや誘導をしないのは、単純に走っている人に上手くなってもらいたいからです。<br />
<br />
まぁ、そんなだから台数が増えてくると、ますます自分が走る時間が減ってしまうわけなので、あまり多くの台数で走るのは正直、あまり好きじゃないわけだ。<br />
<br />
<br />
そこで私の場合は、「単独行」や、「3~4台程度の小隊」に分かれて行動することをメインにしていつも走っている。<br />
<br />
大体、10台も20台もいても、他人の走りを観察するのは自分の前後数台がやっとだし、<br />
<br />
それだけ台数がいたら、中には極めて初心者の方が混じっていることも多くなるし、車の損傷、転倒なども出てくるので全く進まなくなることも珍しくない。<br />
<br />
<br />
<b>■「誰と小隊を組むか」が重要になってくる</b><br />
<br />
絡んでくれる人がいるときは悩まなくて済むのだが、なかなか会うことが出来ない人などがおられる場合は、積極的に絡ませてもらい、一緒に走らせてもらうようにしている。<br />
<br />
これも人によってシキタリなどがある場合もあるのだが、人によっては遠方から来られた方に先頭を走ってもらう処もあるし、<br />
<br />
うちのように自分がなるべく先を走って、最初は後追いしてもらうという場合もある。<br />
<br />
自分の場合は、走る処の難易度が低い場合は自分が先行し、走る処の難易度が高い場合は来られた方に先頭を走ってもらうことが多い。<br />
<br />
岡山近辺の場合なら、例えばスポーツランド岡山など、走る場所を選ばないと遊べないコースなどでは自分が先行することが多いが、<br />
<br />
廃道アタックなどになると、初めて来られた方などに先頭を任せることが多い。<br />
<br />
せっかく来られた方に楽しんでもらうための工夫だ。<br />
<br />
<br />
自分の場合は、なるべく一緒に走る人は”走りの上手い人”を選ぶようにしている。<br />
<br />
(最近はそればかりではないが)<br />
<br />
特に前後の車は非常に重要ですね。<br />
<br />
運転席に座ったままで走りを見ることが出来るのはやっぱり直前を走っている車か、真後ろの車だけしかありませんから。<br />
<br />
だから、どうせ走るなら上手くなりたいと思うのであれば、躊躇することなく「これは」と思う人を捕まえて、前後どちらかを走らせてもらうようにした方がいい。<br />
<br />
遠慮するだけ損だ。<br />
<br />
多くても3~4台、それも経験車が多い小隊なら実働時間を効果的に増やすことが出来るし、何より上手な人や観察しておきたい人の走りを目の当たりにすることが出来るので上達は早いと思う。<br />
<br />
また、どうせ自分の走りを見てもらうのも、上手な人に見てもらった方が的確なアドバイスやツッコミを入れてもらえるので、それも自分にとっての貴重な”経験値”になるだろう。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/236/c28b096e23.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/236/c28b096e23.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<b>■経験値の積み方</b><br />
<br />
これは僕の考え方かもしれないが、僕は険しい処を走らなければ経験値は積めないとは思っていない。<br />
<br />
人やチームによると「険しい処を走ってナンボ」とか、「引っ張らないと進めないような処まで入っていってナンボ」みたいに思われている処もあるようだが、<br />
<br />
最近では険しい処などを見つけるのも一苦労なので、そういう場所に行かなければ腕が磨けない、というのでは実際、経験値がいつまで経っても貯まらないし、<br />
<br />
今後はますます腕を磨くのが厳しい状況になっていくだろうと思っている。<br />
<br />
また、車も前後リジットの車で新車が国内でリリースされているのがそもそもジムニーだけというお寒い状況なので、これから乗る車は強度的に不安を抱えているものなどが増えてくるのはどうしようもないことだろう。<br />
<br />
だから、僕がクロカンを始めた当初ほど、無茶苦茶な使い方は許されなくなってくるだろうと思われるので、ますます比較的カンタンな地形でも腕が磨けるようにしなければいけないわけだ。<br />
<br />
私が走る度に課題を考えたり、細かい処にこだわるのはそういう理由があるからなのだ。<br />
<br />
また、車そのものに走破性を与えすぎないのも、腕を磨くことを最優先するのと、操る楽しみをスポイルさせたくないからだ。<br />
<br />
走破性が高い車というのは、極端な話、誰が運転してなくても、ハンドルを固定して、チョークを引っ張っておくだけで勝手に走破してしまうことが多くなる。<br />
<br />
こうなると何が面白いのか?ということになってしまうので、僕は走るコースなどに合わせて、走破性は極端に上げないようにしている。<br />
<br />
「一発で走りきる」ということにこだわらず、極力エンジンの回転数を抑えて這うクローリングと、積極的に前後に車を動かしながら地形と相談しながら走るのも、<br />
<br />
車をなるべく労わって走れば、車を傷めず何度も走ることが出来るので、効率的に実働時間を増やすことが出来るので経験値を積むことが可能だと思うのだ。<br />
<br />
車の走破性が極端に高くなければ、それほど厳しい場所ばかりを攻めずに腕を磨くことが出来るので、練習する場所も多く選ぶことが出来る。<br />
<br />
エンジンの回転速度を抑えることにこだわるのは、より低速で車を動かすことで、より細かく地形からの情報を自分の中で処理することが出来るようになるためだし、<br />
<br />
また細かく精密な操作をしたいからだ。<br />
<br />
僕は「車の移動速度を抑える方が、正確で細かい操作ができるようになる」と思っている。<br />
<br />
だが、エンジンを粘らせるということは、極めようとするとキリがないほど難しいことなので、普段から徹底的に練習して感覚を磨いておかねばカンタンに出来るものではない。<br />
<br />
だから普段から走る前などの足慣らしも兼ねて、平地やちょっとした起伏を利用してエンジンを粘らせる練習からするようにしている。<br />
<br />
険しい地形に入っていくことは、簡単な地形でみっちり過ぎるほどみっちり練習した後でも全然遅くない。<br />
<br />
ほんの少しの段差や斜面さえあれば、ブレーキチョークの練習はもちろん、エンジンを粘らせる練習、わざと対角線スタックに持ち込む練習、前後に車を揺らす練習など数多くの練習が出来る。<br />
<br />
逆に言うと、平地に近い処でそれらが出来ないのに、いきなり険しい処に入っていくのは十年早い。<br />
<br />
特にこれらの練習は初心者のうちは必要だが、ある程度運転に慣れている中級クラス以上の人もものすごく重要だと思っています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/233/e1a2859f25.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/233/e1a2859f25.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<b>■さらに磨かねばならないのは「洞察力」</b><br />
<br />
ここまで書いたのは主に「運転技術」についてだが、実際の処、四駆を操る上で最も重要なスキルに「洞察力」というものがあると思っています。<br />
<br />
パッと地形を見たときに、どのラインならカンタンで、どのラインなら走破できなくて、どのラインならギリギリ通過出来るのか、ということなどを正確に見極めることが出来る「目」が「洞察力」です。<br />
<br />
これを養うのにまず重要なのは、「他人や自分の走りをまずしっかり見る」ということです。<br />
<br />
先日の記事で「自分が走っている処を動画で撮って、何度も確認する」と言ったのも、この洞察力を鍛えるためです。<br />
<br />
僕が他人にアドバイスしないのは、自分で考えることで洞察力や判断力などを鍛えて欲しいからです。<br />
<br />
洞察力を鍛えるには、運転席に座りっぱなしではまずお話になりません。<br />
<br />
これから走ろうとしている地形を自分の足や手で触り、表面の状態や傾き、微妙な凸凹などを全て自分自身で確認すべきですね。<br />
<br />
そしてその地形を覚えた後で、自分で走って初めて「走った」ということになるのです。<br />
<br />
適当に運転席に乗っているだけで得られる地形の情報は本当に限られてますし、<br />
<br />
もしそれだけで上手くなると思っているのであれば、これまで相当、時間を無駄にしてきたんじゃないかと思います。<br />
<br />
最低でも、地形を見たときに自分の車ではどこにタイヤが来て、どのくらいでタイヤが浮くかとか、斜面に対してどのくらいボディが接近するか、シャックルや脚回りの部品やデフなどがヒットしないか、<br />
<br />
などがある程度は正確にイメージできねばなりません。<br />
<br />
これができていないのに走っているというのは単純に「車に運んでもらっているだけで、貴方が車を操っているのではない」ということを覚えておいてください。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/436/73dd077b10.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/436/73dd077b10.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<b>■どうせなら「車に運ばれるドライバー」より「車を自由に操れるドライバー」に</b><br />
<br />
今回は「いかにして経験値を短期間で効率良く積むか」ということについて書かせてもらいました。<br />
<br />
もちろん、自分たちのコダワリとか考えとか、伝統などもあると思いますし、僕の考えが必ずしも正しいとは思っていないので反論等あるかもしれませんが、これは1つの案だと思っておいてください。<br />
<br />
ただ、四駆でクロカンしていてよく思うのが、誰も正しい練習法を知らないとか、科学的なアプローチや、他の業界などでは当たり前な練習方法などが、なぜか四駆のクロカンの業界ではほとんどと言っていいほど普及していないと思うのです。<br />
<br />
経験値というのは何も考えずに同じことを繰り返すだけでは貯まることはありませんが、<br />
<br />
だからといって、険しい地形を走らねば貯まらないというわけではない。<br />
<br />
工夫次第でいくらでも貯めることが出来ると思うのだが、逆にいえば頭を使って練習せねば、いくら走ってもなかなか上手くはなれない。<br />
<br />
私は趣味で四駆でのクロカンという遊びをしてますが、<br />
<br />
どうせするなら車に乗せてもらって運んでもらうただのドライバーではなく、自分の車の能力を極力引っ張り出せ地形との対話などを楽しむことが出来るドライバーになりたい。<br />
<br />
貴方はどう思いますか?<br />
<br />
(良ければコメントに何でも意見を残してください)<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/231/3e1545c850.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/657/231/3e1545c850.jpg" style="width: 500px;" /></a></div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-32650334657353697942012-11-12T01:03:00.002+09:002012-11-12T01:03:26.566+09:00悪循環 <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f190%2f233%2f28190233%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/190/233/28190233/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
<b>■悪循環</b><br />
<br />
<br />
実は、同じテーマの記事を今から丁度10年前に書いたことがある。<br />
<br />
だが、10年経つと考え方も少し変わってきているということもあるので、44歳になった今の考え方を残しておきたいと思います。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■モータースポーツは”重さ”との戦い</b><br />
<br />
<br />
本当に”クロカン”というものは奥が深い。<br />
<br />
通常、”モータースポーツ”と呼ばれるものは、「いかに軽くするか」を競うことが多いのだが、<br />
<br />
こと、廃道アタックや牽引なども含めたヘビークロカンとなると、「いかに軽くするか」ということは極端な話、最重要課題ではなくなると思っています。<br />
<br />
<br />
私の場合、”四輪駆動車での最重要の条件”は、走破性や軽さやボディの小ささではなく、”家まで自走で無事に帰れる耐久性と汎用性の高さとコストパフォーマンスの良さ”だと思っている。<br />
<br />
そんなこんなで、前後リーフのランクルというある意味、”温室”に肩までドップリとつかってしまっているので、自分でもどうなんかなぁ~?と疑問に思わないでもないのだが、<br />
<br />
まぁ、僕の世代は前後リジットだったオールドランクルや、サファリなどディーゼルの重量級で心おきなくヘビークロカンが出来た、特権的な最後の世代だったということでクロカンを引退するまでこれらと戯れて遊べればいいな、と思っています。<br />
<br />
<br />
「最重要の条件は重さではない」とは言ったが、クロカンにおいても無用な重量化は走破性の劣化や駆動系や操舵系への負担を大きくしてしまうことなので、良いことではない。<br />
<br />
もちろん、クロカンでは付き物の”転倒”時にも、重量がある車の場合は被害が大きくなるので、「重量化」というのは本当に考えねばならない。<br />
<br />
<br />
・・・ただ、僕は20年近くクロカンしてきて思うのが、「ある意味での見切り」が必要なんじゃないかな?ということです。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■「ある意味での見切り」って?</b><br />
<br />
<br />
これは車種や、それぞれの得意分野が違うのでどの車にも一概に合う法則というものはないと思っているのだが、<br />
<br />
例えば自分の車のように2t近くもある重量級ディーゼル車の場合、「派手な転倒は間違ってもさせるべきじゃない」と思っています。<br />
<br />
<br />
以前、僕は自分の車で一回転をやらかしたことがありますが、その時入れていたロールケージは4点式で、センターピラーから後ろのみを保護するような作りになっていました。<br />
<br />
ですが、フロントヘビーなランクル短の場合、裏返ると運転席の先端部と、ボンネットが地面と接地するので、センターピラーより後ろのロールバーなど、ものの役に立たなかった。<br />
<br />
お陰で、フロントウインドーは思い切り手前に潰れ、もう少しでフロントウインドと頭が当たる処だった。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/170/117/4a7be709d3.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/170/117/4a7be709d3.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
それ以降、今付けている6点式のロールケージを入れているのだが、これも作りは非常に華奢なもので、また別の機会に裏返ったら(正確に言うと裏返ったが運転席側への横倒しに戻った)<br />
<br />
ロールケージが見事に歪み、フロントウインドーやインパネなどを派手に破損させてくれた。<br />
<br />
それ以降、横倒しや壁に寄っかかるのでいうと100回以上はやっていると思うのだが、ゆっくりと寄っかかる程度なら問題ないのだが、派手に勢いがついたまま転倒したりすることはない。<br />
<br />
<br />
ロールケージは各部にジョイントが入っているものなので、設置はラクなのだが強度的にはかなり弱い。<br />
<br />
本来ならジョイントを溶接で潰すとか、トラスを入れて強度アップとか、もっと強度のあるワンオフ品を入れてみる・・・などをしてもいいのだろうが、僕は敢えてしなかった。<br />
<br />
強度アップしても良かったのだが、重量級での補強はキリがないと思ったし、今のままでも斜面に寄っかかる程度なら被害はほとんどないし、<br />
<br />
今は「斜面に寄っかからない腕を獲得することやボディを痛めない方法を採るということ」がメインのクロカンをしているので、派手に車を潰すような使い方は最初からしないようにしているからだ。<br />
<br />
「自分の腕で問題なく行ける可能性が高い」⇒「そのまま続行」<br />
<br />
「車を派手に潰す可能性がある」⇒「壊さないようにチルやウインチで補助するか、撤退する」<br />
<br />
この判断はなるべく早く、行動もなるべく迅速に行いたいと思っている。<br />
<br />
<br />
だから、僕の車の場合は、一回転しても大丈夫な強度は必要としてないし、またそれらの危険性が高い場所にうかつに近寄らないようにしている。<br />
<br />
どこにでも行ける走破性を持たせることがクロカンだと思っている人もおられるだろうが、それらを追求することはキリがないと思っているし、<br />
<br />
それらを持たせないからこそ楽しめるクロカンというものもあると思っているので、車をイジるのにも一定のラインで止めておくようにしている。<br />
<br />
※これはあくまでも僕自身のこだわりとか考えなので、別に全ての人がこうしなければいけないと思っているわけではありません<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/111/596/0986b6a88b.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/111/596/0986b6a88b.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<b>■貴方が望む性能がクロカンでベストなものとは限らない</b><br />
<br />
<br />
重量級の車で谷底に転げ落ちて平気なほど頑強な車にするには本当にキリがない。<br />
<br />
少々、何があっても困らないように本当にしたいのであればこれくらいしなければいけないのだろうが(笑)、<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/607/094/234dfcc8aa.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/607/094/234dfcc8aa.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">エクスペンダブルズ2の冒頭に登場する完全武装のランドローバー</span><br />
<br />
僕らは「走って楽しむ」ということがメインなハズなので、車を補強し過ぎることで重くさせ過ぎてしまい、転倒限界を下げてしまったりとか、<br />
<br />
腕を磨こうと走り込みをしようにもデフやドラシャが走るたびに破損したり、操舵系などを痛めてしまうのでは、走り込みで山にいるより修理工場の方にいる時間が長くなってしまうという本末転倒なことをしてしまうことは意味がない。<br />
<br />
<br />
これはギア比のダウンやエンジンのパワーアップなどにも言える。<br />
<br />
ランクル70でPZJ/HZJになってからはフロントデフが8吋にサイズダウンされたのだが、フロントデフが小さくなってしまっているため、デフのファイナルダウンをしている車はあまり良い話を聞かない。<br />
<br />
うちにも、フロント用の4.556と思しきリングギアとピニオンギアが転がっているのだが、交換予定はない。<br />
<br />
またエンジンのパワーアップも同様で、クロカンでは下手にエンジンの力がない方が助けられる場合も多いということは知っておいた方がいい。<br />
<br />
<br />
僕が重量級のクロカン車でクロカンをしていて、良いなと思うのが、「重量級でのクロカンは特に移動速度が遅いため、反射速度や運動神経などに頼る必要がほとんどなく、<br />
<br />
洞察力、予測力、地形の読みや想像力などを総称した経験値やタイヤやシートなどから伝わってくる感触を頼りに見えないものを見て走ることは年齢とともに衰えることはほとんどない」ということだ。<br />
<br />
<br />
例えば、「車をボコらないと走れない」とか、「毎年ドライブシャフトやデフが必ず壊れるので修理」とか、「タイヤの美味しい部分がなくなったら即交換」みたいな走り方って、<br />
<br />
お金が非常にかかったり、若いうちしかできなかったり、出来る人も結局限られてくるので、そういうクロカンをやっている人は回転が早い(始める人も多いのだが辞める人も多い)んじゃないか?って思う。<br />
<br />
<br />
過度に走破性のみに頼ったり、過度にボディの補強をしたり、過度に脚回りの強化をしたり、過度にエンジンのパワーアップをする・・・これらは「悪循環」に陥ることが多いと思う。<br />
<br />
もちろん、過度に牽引に頼ることも、車を繊細に扱う楽しみを損なうことがあるので、これも悪循環に陥ることがある。<br />
<br />
やっぱり何事も「ほどほど」が一番だと思う。<br />
<br />
<br />
<br />
■余談その1<br />
<br />
ちなみに、こんなセコいことを言わず、ガンガン潰して、高い部品を交換してくれた方が日本や世界の経済のことを思えばいいのかもしれない。<br />
<br />
セコいことを考えるのは僕みたいな貧乏人だけでいいのかも?(笑)</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-45819442032657804692012-11-12T01:02:00.003+09:002012-11-12T01:07:35.715+09:00動画を使ったクロカン上達法 <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f181%2f713%2f28181713%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/181/713/28181713/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a><b>■もはやタダ同然の動画環境</b><br />
<br />
デジカメが市場に出始めた頃、静止画しか撮れないようなものが10万円弱もしていた。<br />
<br />
私も以前はムービーの製造工場で働いていたのだが、最初の頃のものは業務用のものでなくても20万円くらいは平気でしていた。<br />
<br />
今では、普段持ち歩いているスマートフォンにかなり優秀な動画用のカメラが載っているので、特別、綺麗な動画を撮ろうなどと考えなければ”ほとんどタダ(無料)”で動画を撮ることが出来る環境が手に入るような時代になった。<br />
<br />
私の場合は、アイフォンを使っているので、撮った動画はそのままPCに繋げばあっと言う間にPCに転送出来るし、それをそのままYouTubeにフォルダごとアップすることが出来るので、<br />
<br />
昔みたいにVHSのカセットテープが家に溢れることもなくなったし、ハードディスクがすぐ満タンになってしまい、ハードディスクを買い足したり、DVDなどを購入したりする必要もなくなった。<br />
<br />
YouTubeだけに残しておくのが怖いのであれば、他の動画共有サイトが最低でも2~30個はあるので、それらに分散して動画をアップしておけば、よほどのことがない限りなくなってしまうことはないだろう。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/314/b52630128d.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/314/b52630128d.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<b>■動画を使わねばモッタイナイ</b><br />
<br />
僕はかなり昔からムービーを持っていたということもあり、四駆に乗り始めた当初の動画なども残っている。<br />
<br />
ただ、当時はビデオカセットなども結構高価だったということもあるので、今みたいに毎回走りに行った動画が残っているようなことはない。<br />
<br />
それを思えば、Jr.などは四駆に乗り始めた当初から、ほぼ毎回、それもかなりの頻度で動画が残っているので、自分の走りなどを後から見直してみることなどが非常に簡単だ。<br />
<br />
<br />
今のところ、自分たちが走るときは、僕が走る時はJr.に動画を撮ってもらい、その逆の時は僕がJr.の動画を撮るようにしている。<br />
<br />
理由はカンタンで、「少しでも早く上達するため」だ。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■自己マンにならないためには外からの目線が必要</b><br />
<br />
何が誤魔化せないと言って、「動画」で残った走りほど誤魔化せないものはない。<br />
<br />
アホな会話が残ることがあるのはご愛嬌だが、楽しかった記録を残すという目的だけでなく、「走りの解析」に動画をもっと積極的に活用すべきだと思う。<br />
<br />
これはプロの競技などの世界では当たり前のことなのだが、自分のスイングやプレーなどを動画に撮って見直してみるとか、対戦相手のプレーなどを動画に撮って研究することなどは当然のことのようにされている。<br />
<br />
<br />
これが四駆の世界ではどうか・・というと、どちらかというと楽しかった記録を残してウェブで公開というような使い方をされている方は多いと思うが、<br />
<br />
うちみたいに自分たちの走りの解析をメインに動画を残しまくっているというのはかなり少数派じゃないだろうかと思う。<br />
<br />
<br />
四駆の運転席に乗っていて得られる情報量というものは非常に少ない。<br />
<br />
以前、あるショップのデモカーが完全にボディがない、スケルトンのランクルだったことがあるのだが、乗させてもらってビックリ。<br />
<br />
エンジンが多少邪魔な以外は、ありとあらゆるものが手に取るようにわかるので、「こりゃ凄いな」と思ったものだ。<br />
<br />
<br />
少し前に、アメリカの四駆の動画を特集したことがあるが、アメリカの四駆の中には邪魔なエンジンをさらにリアに回し、フロント周りの視界を極めて良くしているようなものまである。<br />
<br />
私は運転席からの視界を良くするために左右のドアを取り外してクロカンをする機会が多いのだが、<br />
<br />
これは大げさでもなんでもなく、ドアが付いた状態でクロカンをすると最低でも10%は走破性が落ちると思っています。<br />
<br />
それくらい「視界」というものは大事だと思っています。<br />
<br />
<br />
例え、ドアを外しても死角を100%無くすことは絶対出来ないのだが、死角を減らす方法もある。<br />
<br />
1つは至るところにミラーやCCDカメラなどを設置すること。<br />
<br />
もう1つは外から撮った画像を後から見て確認すること。<br />
<br />
この2つだ。<br />
<br />
<br />
実際問題、車の死角全てにCCDカメラなどを設置することは現実的ではないので、死角を減らそうとするなら、自分の感覚を磨き、「見えないのに見える」ようにしなければならない。<br />
<br />
そのためにも絶対、「運転席から見えない様子を外から動画として残しておくことが必要」だと思うのだ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/385/0ac747d485.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/385/0ac747d485.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<b>■自分で思っているイメージと実際とは随分と違う</b><br />
<br />
これは自分の経験なのだが、運転席では会心の出来だと思っているような走りをしているときの動画を後から見てみると、「なんだこりゃ?!」って思うことも珍しくない。<br />
<br />
逆に、走っている当時は「絶対ダメだ」と思って撤退している動画などを後から見てみると、「なんだ、こうすれば良かったんじゃない」ってことも多い。<br />
<br />
よく自分の姿や声が録画されているのを見てみると自分がイメージしていたものと違うということがあるが、それは走りや牽引の様子などについて同じことが言える。<br />
<br />
<br />
自分では効率良く準備しているつもりが、大して効率的に見えないとか、後から冷静になって考えてみると、もっと有効な牽引方法があったとか、道具の使い方にマズい点があるなど、自分でも結構後から観察して驚くことがある。<br />
<br />
<br />
まぁ、これは全ての人においても言えるかもしれないのだが、自分が思っているほど上手くはないのかもしれない。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■効率良く動画を残す方法</b><br />
<br />
一昔前と比べると動画を撮るムービーなどは格安になり、その大量のファイルを保存しておくこともほぼ無料で出来る便利な世の中にはなったのだが、<br />
<br />
「自分の走りを動画に残す」ということは多少面倒臭い作業と言える。<br />
<br />
一人だけで山に走りに行った場合などは「自分撮り」以外に動画を残す方法はないのだが、これはかなり面倒臭い上に、あまり良質な動画は残せない。<br />
<br />
以前、ムービーを持って山に行っていたころは、三脚を持って行って録画ボタンを押して車に戻り、動画を撮っては自宅のテレビで動画を再生して走りを見直してみたりしていたことがあったのだが、<br />
<br />
あまりにも面倒だったり、車の動きをトレースしてくれるわけじゃないのでしばらくして辞めてしまった。<br />
<br />
今は、Jr.と二人セットで動いていることが多いので、どちらかが運転しているときはどちらかが撮影出来るので、自由に動画を残せるようになったが、これは確かに便利だ。<br />
<br />
<br />
問題はどうやったら自分が走っている処などを動画として残してもらうかなのだが、これは自分が他人の走りを撮って動画をウェブにアップしてあげる代わりに、<br />
<br />
他人に自分のムービーや携帯電話を渡し、自分が走る処を撮ってもらうということが良いだろうと思う。<br />
<br />
<br />
また、最近はYouTubeなどにアップしている動画をダウンロード出来るフリーソフトなどが充実してきているので、<br />
<br />
それらを使って、他人が撮り、YouTubeにアップしてくれている自分の動画をダウンロードして、編集して自分のものとして再度アップすることも可能だ。<br />
<br />
<br />
動画の編集は難しいように思うかもしれないが、例えばウィンドウズ機を貴方が使っているのであれば、<br />
<br />
ウィンドウズ・ムービーメイカーとか、ウィンドウズ・ライブ・ムービーメイカーみたいに最初からPCにインストールされている簡単な動画編集ソフトなんてのもあるし、<br />
<br />
YouTube内にも「クリエイター向けツール」という処で使える動画エディターなどがあるし、また「アナリティクス」を使えば簡単にBGMを入れたり字幕を入れることなども可能だ。<br />
<br />
<br />
自分の動画を撮って、アップしてくれた人に了承さえ頂くことが出来たら、このように自由に自分の動画としてウェブ上に残し、いつでも自分の走りをチェックすることが出来る。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■字幕を入れるだけで随分理解度が変わってくる</b><br />
<br />
僕がオススメするのは、「自分が上手くなりたいのであれば、他人に教えること」だ。<br />
<br />
これは仕事や受験勉強などあらゆることに応用出来る技術なのだが、本当に何かで上達したいのであれば、誰でもいいので他人に教えると良い。<br />
<br />
先程も少し書いたが、僕の仕事はメルマガを書くことというものもあるのだが、メルマガを書こうとすると、相当、その事に関しては精通していないと難しい。<br />
<br />
逆に言うと、メルマガなどで他人に有益な情報を教えるうちに、自分自身が知らぬ間に上達しているものなのだ。<br />
<br />
そこで動画をYouTubeにアップする上でオススメなのは、動画に字幕を入れて自分の操作の解説をしてみたり、思っているノウハウやその場の状況などを事細かに入れてみることだ。<br />
<br />
<br />
<br />
走っていたり、後から動画だけをボーっと見てては気がつかないことも、文章などになおしてみるだけで理解度が急に深くなることがある。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■お風呂につかりながらクロカンが上達する方法</b><br />
<br />
自分の場合、ウェブ上で完結する仕事をしているってこともあり、たまにだが風呂場で長湯しながら自分の会社の売上などをスマホでチェックしていたり、さらにポータブルのキーボードを持ち込み<br />
<br />
メルマガを書いていたり、このように四駆のブログで遊んでいたりする。<br />
<br />
今はあまりしなくなったが、以前は毎月2~3回は仕事で東京とか、遠いところでは北海道などに行っていたので、その移動の最中などではスマホ+キーボードで仕事してたものだ。<br />
<br />
この様なことは別に仕事だけでなく、YouTubeなどにアップしておいた自分の動画などをチェックし、自分の走りのダメ出しをしたり、良いイメージを植え付ける助けをすることもできるだろうと思う。<br />
<br />
<br />
<br />
・・・いろいろ書いたが、四駆の腕を上達させるのは別に山でハンドルを握っていないと出来ないというわけではないし、<br />
<br />
車をボロボロにしながら極所を攻め続けないといけないというわけではないと思う。<br />
<br />
<br />
要は、自分の走りを外から客観的に見ることで得ていく「眼力(がんりき)」であったり、地形などを見て自分の車ではどのように走れば良いのかを判断する「洞察力」、<br />
<br />
それから、これは僕はクロカンをする上でものすごく重要なスキルだと思うのだが、これから走るラインで自分の車がどのような挙動を起こすかという「想像力」というものがクロカンの上達では不可欠だと思っている。<br />
<br />
<br />
これらは車を壊さず、それでいて厳しい処を攻め続けるという矛盾した2つを成立させていくのに不可欠な条件だと思う。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/435/a4bd59ceaa.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/594/435/a4bd59ceaa.jpg" style="width: 500px;" /></a></div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-70654638613122101092012-11-12T01:01:00.001+09:002012-11-12T01:05:55.633+09:00ボディを傷めないように走るからこそ腕は磨かれる <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f172%2f655%2f28172655%2fp1.jpg%3fct%3d7033f86d67c6" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/172/655/28172655/p1m.jpg?ct=7033f86d67c6" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a><b>■以前は主流だった凸凹ボディでのクロカン</b><br />
<br />
<br />
「廃道」となると、付き物なのは、ボディを擦りそうなレの字溝や、落としたら最後のY字型溝がある道。<br />
<br />
または、沢などの水の中にラインがある道などなど。<br />
<br />
<br />
元々、僕の車はそういう処を得意としていたハズなのだが、前提としてボディをグシャグシャにしてもOKというものがあったので、今ではそういう走り方はしたくない<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/112/595/ccf26fe79d.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/112/595/ccf26fe79d.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
以前、僕がクロカンを始めた当初、同じクラブで走り方が極めてシャープで尊敬出来ると思っていた先輩がいた。<br />
<br />
僕がPZJ70を買ったのも、その人と同じ車に乗りたいと思ったからなのだが、実際に僕がPZJ70を買ってからは、その人と正反対にボディをグシャグシャにする走り方に特化するようになってしまった。<br />
<br />
<br />
まぁ、ボディをグシャグシャにしたことについて後悔はしてないし、そこまでしたからこそ得た貴重な経験があったことには間違いないので、ボディをグシャグシャにしたことについてはどうということはないのだが、<br />
<br />
その先輩が言っていた「梶原くん、ボディを痛めないように走るからこそ、上手くなるんだよ」って言葉が、言われて15年ほど経って、意味がはっきりとわかるようになってきたと思う。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/088/778/aa06ecc204.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/088/778/aa06ecc204.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<b>■クロカン車をめぐる環境も変わってきている</b><br />
<br />
<br />
ここ数年、車検制度がかなり厳しくなってきたと感じている。<br />
<br />
僕の車も、以前のように凸凹が多い状態では車検に通らなくなってきたので、今ではあのように「比較的マシ」なボディにしているのだが、不思議なことに今まで一度も、あの車で走っていて警察に止められたとか、職質を受けたということはない。<br />
<br />
余談だが、以前、白のランクル60に乗って、ボディ全面を白に塗り、ボディ側面にシャレで「UN(国連軍のことね)」って書いていた時期があったのだが、<br />
<br />
ちょうどその頃オウム事件があり、泥だらけでコースから帰っていたら検問に引っかかり、荷台に載せてあった泥だらけのスコップが見つかり、「なんじゃこりゃ!」と言われたことがあった。<br />
<br />
ボディの凸凹具合と、職質は関係ないのねって今でも思うのだが、まぁ、凸凹なボディが良いわけはなく、グシャグシャなボディじゃないと出来ないクロカンは、淘汰されてもしかたないよね、と今では思っています。<br />
<br />
<br />
自分の車の後ろ半分にアルミの波板を張ったりフロントフェンダーを比較的綺麗なものに替えたのは、ちょうど一旦、クロカンから引退する前だったので、実際の処、あのボディで厳しい処をゴリゴリ攻めたことはない。<br />
<br />
だから、先日からプチ廃道アタックだとかなんだとか言っているのだが、あの状態は正直、廃道アタックには向かないねと思う。<br />
<br />
<br />
先日、同行していたJEEPは、オーバーフェンダーなどが付いていないタイプなのだが、ボディ自体の作りがタイヤの位置に対して内側に寄っている部分が多
いとか、燃料給油口の処に鉄製のハンドルグリップが突き出していたり、フロントウインドの横にも同じようにグリップが出ているので、地形にヒットするとき
はボディよりそれらのぶつけてもあまりダメージがないものが先にヒットしてくれたり、<br />
<br />
リアのオーバーハングもランクル短よりは明らかに短いので、元々、斜面などに張り付いてもボディにダメージが及び難い形状になっていると思う。<br />
<br />
<br />
だが、今、三菱ジープが再販になるかというとそんなことはありえないので、これから販売される車や、いまだに多く出回っている車について考えた方がいいと思う。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/601/502/f96beb6fff.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/601/502/f96beb6fff.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
同じランクルでもセミロングだとか80系、サファリY60/Y61など、リアのオーバーハングが70短よりも長い車などは、元々かなり凹みを作りやすい。<br />
<br />
では、どうやったらボディへのダメージが少なくなるのか?というと、てっとり早い手としては、スペーサーやワイドトレッドでマイナスオフセットのホイルを履いてタイヤを外に突き出すことや、<br />
<br />
オーバーハングを思い切って切る、オーバーハングの側面に補強の板などを貼り付けるなどがある。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/601/500/f616566ec8.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/601/500/f616566ec8.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
ただ、タイヤを外につき出すことは、4ナンバーのランクルの場合や、黄色ナンバーのジムニーの様に法令遵守(コンプライアンス)の問題があるのだがそれ以外にも、<br />
<br />
先日からも言っているのだが、マイナスオフセットによるキングピンベアリングや操舵系へのダメージなど、特に耐久性が要求される廃道仕様としては本末転倒になる可能性もあることなので、あまり極端な改造は逆効果になることがある。<br />
<br />
だから、「耐久性のことなども考えるとそこそこの改造にとどめておいた方がいい」というのが僕のスタンスだ。<br />
<br />
<br />
波板をボディの側面に張り巡らせることも廃道アタックなどでは非常に有効だし、ロールケージなどをボディ外部に張り巡らせることも有効なのだが、それらは下手をすると、「下手クソ醸成機」にもなりかねないと思っている。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■車を傷めないように走るからこそ腕が磨かれる</b><br />
<br />
<br />
実際、車を傷めないようにしつつ、しかもかなり厳しい処を責め続けるというのは凄く難しい。<br />
<br />
以前ならゴリゴリ言わせながら無理に押し通すって走り方をしていた地形を、ウインチやチルなどでボディと地形が干渉しないようにしながら進んだり、<br />
<br />
タイヤや脚回りが痛まないようにある程度あがいたら撤退したり、ウインチングなどに切り替えて前進したりしている。<br />
<br />
<br />
先日もちょっと驚いたのだが、スワンパーは使い方を間違えるとあっという間に爪がバリバリ取れてしまう(汗)<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/557/535/20ee8a7005.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/557/535/20ee8a7005.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/557/536/4252c86f39.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/557/536/4252c86f39.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
これが無制限に「何でもOKや!」とばかりにブン廻しても見た目なんともないようなタイヤを履いているのだったら、おそらくは「タイヤをいたわりながら走ろう」などと思う機会はなかっただろう。<br />
<br />
あのタイヤは泥の中なら無制限にブン回した使い方をすると無類な強さを発揮するのだが、岩盤質のような地形では物凄く繊細に扱わねば、一気にタイヤの旨みが消えてしまうというだけだ。<br />
<br />
使い方を間違えるとかなりマズいってことなので、ちょっと初心者向けのタイヤではないのかもしれないが、まぁこれも「規制」の一つだと思えば楽しみの一つなのかな?とも思う。<br />
<br />
<br />
自分の車の場合、駆動系や脚回りはかなり余裕のある70幌なので、それらを強化する必要はほとんどないのだが、普通の車は多少なりとも強化した方がよい部分があるということは知っている。<br />
<br />
<br />
だが、「敢えて強化も最小限度に留めておく」という改造の方法でクロカンを楽しむことも、ある意味では必要じゃないのかなと思うことがある。<br />
<br />
<br />
15年ほど前、「車を傷めないように走る方が腕が磨かれるよ」と言われたときは、「そんなんじゃ走れる処が限定されるじゃん」と思っていたものだが、<br />
<br />
今では「敢えて自分に規制をする意味でも、車を極力傷めないように、それでいて難所を避けるのではなく挑戦し続けるような走らせ方をするのであれば、腕は短期間に大きく磨かれるんじゃないか?」と思うようになりました。<br />
<br />
<br />
車のボディを痛めない、駆動系も痛めない、派手なボディの補強もなるべくしない、タイヤも痛めないようにしながらそれでいて厳しい地形をスルスルと抜けるようにするのは極めて難しい。<br />
<br />
だからこそ、極める価値があると思っている。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■本当に上手い人の走りは物凄く地味なもんだ</b><br />
<br />
<br />
これはどんな競技でも言えることなのだが、本当に上手い人というのはその行動の1つ1つに無駄がないので、物凄く地味に見えることが多い。<br />
<br />
野球選手などで例を挙げればわかりやすいのかもしれないが、100%や120%の力で戦うと怪我をしてしまうので、手を抜いているというわけではないのだが、80%くらいの力を100%に見せることが非常に上手い人もおられる。<br />
<br />
<br />
車の世界の場合、極端な話、金さえ用意出来れば車なんていくらでも再生可能なので、アスリートほど怪我などへの恐れをもつ必要はないのだが、壊すこと前提でバリバリやっている人の走りというのは、一見すると派手で上手く見えることもあるのだが、<br />
<br />
僕のような基礎練習を徹底的に普段から行なっている人間からしてみると、運転の細部に雑なところが見えてしまったり、限界付近での車の操作がおかしいと思うことも珍しくない。<br />
<br />
<br />
僕としては腕と車の性能が拮抗しているとか、どちらかというと車は大したことないのに、不思議とスルスルと走れてしまうような人の方が格好よく見える。<br />
<br />
<br />
基礎練習に向く場所がないというような状況があるのかもしれないが、基礎練習中心のクロカンや、難所は走るのだが車を労わるような走り方を追求してみるのはいかがだろうか?<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/577/663/0c10555bd5.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/577/663/0c10555bd5.jpg" style="width: 500px;" /></a></div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-31149858365840008212012-11-12T01:00:00.002+09:002012-11-12T01:07:12.468+09:00いつもの場所でプチ廃道アタック <div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
いつもの場所でプチ廃道アタック
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f158%2f648%2f28158648%2fp1.jpg%3fct%3df8d1028d2960" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/158/648/28158648/p1m.jpg?ct=f8d1028d2960" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
いやぁ~、今回は久しぶりに自分でハンドルを多く握ってクロカンして遊べました。<br />
<br />
Jr.は「動画が少ない」と不満気味でしたが、まぁ、険しい廃道アタックをするにはまだ少し経験値が足りないので、今日は見学という感じでよかったんじゃないでしょうかね。<br />
<br />
静止画像の方は、愛車紹介のフォトの方に載せているのでそちらもごらんください。<br />
<br />
動画はYouTubeに32本ほど載せましたが、YouTubeの使い方がまた小変更が入っているみたいで、使いにくくていけませんね。(汗)<br />
<br />
今回の動画は、こちらに再生リストをご用意しておりますので、連続再生が可能です。<br />
<br />
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=qd_6yjRyqcc&list=PLSDtbaoVWtt1STAIl71Rmrs786yU0syLq&feature=view_all" target="_blank">2012年10月27日プチ廃道アタック</a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
広場に続く林道ですが、ここ数年ですっかり荒れてしまい、自分の車では自走では登れなくなってしまっています。<br />
<br />
ボディを痛めながら重戦車みたいにゴリゴリ行けばいいかもしれないのですが、「なるべく綺麗なボディでクロカンしたい」ってこともあり、積極的に引っ張ることに。<br />
<br />
この動画は、以前静止画像で説明したのと同じ引き方をしているものですが、右側に見える岩を避けるために向かって左側に一旦引っ張り上げておいてから、揺り返しを使ってフロントを向かって右に流して通過。<br />
<br />
僕のウインチングは、「難所を真っ直ぐ引破」というより、こんな感じでピンポイントで使うことが多いので、「横引き」とか「斜めに引く」ってことが極めて多い。<br />
<br />
ただ、まともにガリガリ引いたのではウインチも、ワイヤーもフェアリードももたないのは分かっているので、基本的にトルクアシスト重視、ウインチはテンションを張る程度という使い方が多い。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
綺麗なフェンダーが邪魔してどうしても斜面に張り付いて登れなかったため、ウインチで引破。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
レの字溝になった斜面を登ろうとしたら、斜面の上の方に投棄されていた金属製の柵か何かがフロントウインドの窓枠にヒット。<br />
<br />
後ろに下がると被害が拡大しそうだったので、引破。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ここは通称「ムーミン谷」ですが、「自走では無理」と判断して、さっさとウインチで引破。<br />
<br />
最後にここを走ったのは7年ほど前だったが、当時細くて使えないと思っていた木が明らかに太くなっていて、複数アンカーが必要じゃなくなっていたのが笑えた(w<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
17時を過ぎたので大急ぎで帰路についてますが、登るのに苦労した廃道なら、当然帰りも苦戦することに(w<br />
<br />
リアにはアルミプレートを張り巡らせているのでこの手の斜面なら多少ゴリゴリ擦っても大したことはないのだが、なるべく綺麗にしておきたいってこともあり、まずはシングルラインで斜めに牽引。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
フロントだけ斜めに引っ張ったのではリアのオーバーハングがさらに食い込むので、滑車を使ってボディ全体を横方向にテンションをかけながら前後揉み出ししつつ、斜面から車を引き離す作戦。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/784/a851454dfb.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/784/a851454dfb.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
あっという間に真っ暗に・・<br />
<br />
この時期は日が暮れるのが早いので撤収時期を間違えないようにしないといけませんね。<br />
<br />
<br />
<br />
■今回のクラックマンのウインチングの様子<br />
<br />
これはムーミン谷<br />
<br />
<br />
<br />
う~ん、徹底的に引っ張ってたのは自分だけか・・・</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-26425742434218029312012-11-12T00:58:00.002+09:002012-11-12T01:06:38.166+09:00廃道アタックは楽しい?!<div dir="ltr" style="text-align: left;" trbidi="on">
<div class="contentsTitle">
<br /> </div>
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f144%2f428%2f28144428%2fp1.jpg%3fct%3df8d1028d2960" id="_ctl0_CPH2_RE_BlogList__ctl0_HL_ListBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_RE_BlogList__ctl0_Img_ListBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/144/428/28144428/p1m.jpg?ct=f8d1028d2960" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a><b>■ボディは消耗品?!</b><br />
<br />
<br />
この趣味をしていてよく思うのが、「ボディは綺麗なままで遊べないか?」ってことですね。<br />
<br />
ヨンクを使ったクロカンという遊びは、他のモータースポーツと違いがあることが非常に多いのだが、ボディへの考え方も他のものと比べるとかなり違いがあるように思う。<br />
<br />
例えば、峠を攻めている連中でボディがグチャグチャなままで攻めている人ってどのくらいいるのか?だが、まぁほとんどいないだろう。<br />
<br />
(たまにバンパーが少しの衝撃ですぐ取れるようになっていたりはするみたいですけどね)<br />
<br />
<br />
特に廃道アタックや、ヘビークロカンをしている車の大半が多かれ少なかれの凹みを作っているのを見ても、いかに四駆のクロカンという遊びがボディへのダメージを受けやすいかわかると思う。<br />
<br />
<br />
僕も以前は、「ボディはバンパーの一部や」とか、「ボディは消耗品」くらいにしか考えてなかったし、「クロカンってボディが凹むもの」くらいにしか考えてなかったので、正直、ボディを痛めることに関しては何も考えていなかった。<br />
<br />
<br />
ただ、今から5年ほど前、つまりクロカンを一時引退する少し前くらいから少しずつ考え方を変え、「なるべくボディを労わる走り方に変えてやろう」というものになってきている。<br />
<br />
理由はいくつかあるのだが、そのうちの1つが「今までの凸凹なボディだと車検が通らなくなってきた」という理由。<br />
<br />
もうひとつが、「やっぱりあまりにも見栄えが悪い」という当たり前の理由(笑)<br />
<br />
<br />
今の僕の車の前半分のボディは前半分の部分を探すのが難しい位になっているのだが、リアのボディ側面にアルミの波板を張った時点で、フロントフェンダーを知り合いの車からもらってきた比較的凸凹の少ないものに交換、<br />
<br />
ここからはなるべく凹まさない走りにしようということにしました。<br />
<br />
<br />
今のところ、うちに転がっている帰国子女のランクル80はクロカン(それも廃道アタック)には使う予定はないのだが、もし使うのであればどうするか?というような視点で以下の記事を書いてみたいと思います。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■廃道アタックは楽しい</b><br />
<br />
<br />
「廃道」にもいくつか定義があると思うのだが、ここで私が言うのは進入することに対して特に規制されているところではない場所や道ということにしておきます。<br />
<br />
廃道アタックは楽しい。<br />
<br />
僕も特にクロカンを始めた当初は、岡山県の南部にも進入出来る廃道が多く残っていたということもあって、よく友人と数台とか単独で「昔、道だった道」に突っ込んで行ってはハマったり延々とバックして遊んでいたものだ。<br />
<br />
実は、長男が生まれる1日ほど前、会社の近所にあった山の中に廃道を見つけたので自分一台だけで突っ込んでみたことがあったのだが、<br />
<br />
当時乗っていたランクル60にはウインチなどのレスキュー用品が全く無かったということもあるのだが、「ちょっと」のつもりが6時間も抜けるのにかかり、大汗が出たことがあった。<br />
<br />
<br />
関係ない話だが、僕のオヤジはゴルフに狂っていた。<br />
<br />
そして、僕が産まれた日にもゴルフをしてて帰ってこなかったそうなので、未だに僕に恨まれている。<br />
<br />
「自分はそんな父親にはなりたくない」と思っていたので、無事に帰れたときは心底ホッとしたものだった。(あとになってごちゃごちゃ言われたくないし)<br />
<br />
<br />
これは良くない例だが(汗)、まだ誰も轍をつけていないところに轍を残すのは楽しい。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■廃道アタックでの装備と車の仕様</b><br />
<br />
<br />
”廃道アタック”というと、ジムニーの独壇場のように思われるかもしれないが、かれこれ20年近くランクルだけでクロカンをしている人間からしてみれば、ランクル等の重量級は重量級ならではの楽しさってのがあると思っています。<br />
<br />
<br />
まず、重量級で廃道アタックをする際には装備にも気をつけねばならない。<br />
<br />
普段持ち歩かないが、エンジンチェーンソーや草刈機、ツルハシやジョレン、クワなどの土木用道具、グランドアンカーや大ハンマー、溝や穴を塞ぐのに使うグレーチング(アルミラダー)。<br />
<br />
あと、溶接用のケーブルと溶接棒、手袋やカバーなどもあると心強い。<br />
<br />
ウインチやチルホール、ハイリフトジャッキなどはもちろん標準装備だ。<br />
<br />
(重いチルの代わりに、8mくらいのチェンブロやハンドウインチなどで代用することも可能)<br />
<br />
ジムニーなら数台に分乗させねば載らないような装備も一台で載せれてしまうのが、重量級ならではのメリットだ。<br />
<br />
<br />
台数は2~3台がベスト。<br />
<br />
スキルと装備、改造などが廃道向きになっていない者がついてくるのは邪魔になるので、そういう人(車)は、同乗者としての同行は許すが車を出すのは遠慮してもらう。<br />
<br />
<br />
車の改造でいうと、ウインチは必須。<br />
<br />
応用範囲の広さでいうとPTOより電動ウインチの方が望ましいのだが、めちゃくちゃドロドロの道を延々と引っ張らねばならないような時は、PTOウインチの持久力は捨てがたい魅力があることは間違いない。<br />
<br />
<br />
ウインチがない車をどうしても同行させねばならない場合は、前後を経験値と戦闘力を兼ね揃えた車で挟むと良い。<br />
<br />
(これはスノアタも同じですね)<br />
<br />
<br />
車のプロテクションは基本的にガッツリしておいた方がいいが、車をヘコましても大丈夫という覚悟や経済力がある人なら問題なし。<br />
<br />
コース主体の人があまりやってないことでいうと、腹下の強化ってのが結構重要。<br />
<br />
リーフ車は元々腹下の強化が出来ている場合があるのだが、結構気をつけねばならないのはコイル車(もちろんハチマルも)<br />
<br />
リーフの場合は、走破性を邪魔するリーフがタイロッドやショック、ブレーキホースなどを保護してくれる場合があるので、割と無改造でもゴリゴリとゴリ押し
が出来るのだが、コイル車は、下に何が潜んでいるか分からない廃道では結構、細かい強化をしておくほうがよい場合がある。<br />
<br />
例えば、フロントホーシングの前にむき出しの状態になっているドラックリンク。<br />
<br />
アメ車などで改造している車を見てみると、ホーシングから保護するアームが伸びていたり、エンジンのオイルタンクの下にガードが出ていて、ドラックリンク周辺をガードしていることもあるので、それを見習ってガードを追加してみるとか。<br />
<br />
ただ、ひとつ気をつけねばならないのが、ガードのやりすぎで重くし過ぎないこと。<br />
<br />
どうしてもブツケて壊れてしまって困る部分だけ部分的に改造を施していった方が良い場合が多い。<br />
<br />
<br />
あと、「タイヤをはみ出させるかどうか」についてだが、これについては色々な意見があると思うのだが、私はクロカン初心者のうちから派手にタイヤをはみ出させるのには反対だ。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■タイヤのサイズとオフセットは慎重に考えよう</b><br />
<br />
<br />
車などによっても条件は少し違ってくるので、これは程度問題とかイロイロあるとは思うのだが、敢えて「ランクル」に限らせてもらって言わせてもらうと、70系と80系では明らかに70系の方が、「ハミタイ」(ハミ出しタイヤ)についての耐久性が劣っている。<br />
<br />
これはそれぞれのノーマルボディ(オーバーフェンダーを付けていない状態)でのタイヤのオフセットを比べてみればわかるのだが、<br />
<br />
ランクル70系が”0”なのに対して、80系が”+20”である。<br />
<br />
<br />
つまり、ランクル70系に比べ、80系は元々20mm、ノーマルボディの側面に対してホーシングそのものが長いということが言える。<br />
<br />
<br />
80系の脚回りのメンテなどをしているとよく思うのだが、細かいところで70系(前後リーフのPZJ/HZJ7*)に比べて進化しているなぁと思う点が多々ある。<br />
<br />
先程のプラスオフセットの件もそうだし、フロントのブレーキホースの取り回しも、ランクル70系がドライブシャフトなどを外すとき、ブレーキホースも外してしまわねばならないところが、80系では取り外さなくても可能な点、<br />
<br />
ホーシングについているドライブシャフトのシールも、70系のものより一回り大きいタイプのものが付いていたりするので、明らかに耐久性は上だと思われる。<br />
<br />
(ちなみにリーフの70系でも、BJ系のものよりPZJ/HZJ系のものの方がシールが一回り大きいが、フロントコイルになった70系や80系の方がさらに大きい)<br />
<br />
<br />
僕が、タイヤのオフセットについていろいろ言っているのは、車の耐久性についても極端に外に押し出しているのは不利だということもあるのだが、なんといってもウインチングなどで不利になることが多いからだ。<br />
<br />
<br />
ちなみに、私は今のところ34吋のスワンパーを履くためにフロントタイヤに30mmのスペーサーをかませてフロントのトレッドを60mmほど拡大させているのだが、本来あまり好ましいことではなく、「仕方なくギリギリ広げれる処まで広げているだけ」という感じが強い。<br />
<br />
<br />
確かに、トレッドのワイド化によりボディへのダメージは減る可能性が極めて高いのだが、安易にトレッドを広げてしまうと(特にフルサイズの80系などは)ただでさえ入れる処が少ないのに、さらに自分で自分の首を絞めかねないことが多いように感じる。<br />
<br />
70系は基本的に4ナンバーサイズ(普通車では5ナンバーサイズ)のボディサイズなので、自分的には「ジムニーで入れる所なら自分の車でも押し通せる」くらいに思っているのだが、<br />
<br />
さすがに80系やサファリのY60/Y61などでは、「う~む、ちょっと無理ちゃうか?」って思うような場所も珍しくない。<br />
<br />
ただ、重量クラスのワイドトレッド車も、重心の低さや、ジムニーでは落としたら転倒してしまう溝や穴などでも安心して落とせる許容量の大きさみたいなもの
もあるので、一概に「重量車だとかワイドトレッド車は廃道アタックが苦手」だとは思ってないのだが、ウインチングなどでワイドトレッド化が悪影響を及ぼす
ことがある。<br />
<br />
<br />
では、具体的にどんな時にウインチングなどで不利になるのか?というと、こんな時だ。<br />
<br />
<br />
<br />
溝の底にフロントタイヤがある処からウインチで強引に前進させている動画ですが、巻き取り初めてすぐ、タイヤの向きが変わっているのがわかるだろうか。<br />
<br />
これは右側のタイヤのある場所が、抵抗が強かったためタイヤが引っかかり、ワンダリング(?)でタイヤの向きが強引に変わっているのだが、<br />
<br />
タイヤが引っかかりの強いスワンパーだという理由もあるのだろうが、やはり30mmのスペーサーでタイヤを外に出しているのが、この現象をより強くさせてしまっているように感じる。<br />
<br />
考えてみればこれは当たり前のことで、ランクル70系はもともと先ほども言ったが、キングピンの中心軸が、タイヤの内側に寄っているので、ワイドタイヤを
履いたり、今回みたいに引っかかりが強く、さらにオフセットを外に押し出す(マイナスオフセット)スペーサーをつけたりすると、この現象が顕著になってし
まうわけだ。<br />
<br />
<br />
今回の動画の場合は、ウインチワイヤーを送り出しながらリバースに入れて前後にゆすることで、タイヤの向きを中立状態に直すことが出来たが、<br />
<br />
パワステがあるからといって、ゴリゴリこじるようにステアリングを切っていたらいくら頑丈な操舵系を持つランクルと言えど、数年しかもたなくなってしまう。<br />
<br />
<br />
現に僕の車も一度、ロッドのジョイントが壊れる現象を起こしたこともあり、据え切りや、ステアリングをこのような状態で無理にコジるような操作はしなくなったのだが、<br />
<br />
34インチのスワンパーと30mmのスペーサーという、かなり廃道アタック用としては”控えめ”な僕の車であのくらい、ステアリングを引っ張られる状況が
起こるのであれば、さらに太いタイヤを履き、さらにタイヤの中心軸とキングピンとの軸との差が大きい車だとすさまじいワンダリング(地形にタイヤがひっか
かり、そちらの方向にタイヤの向きが強制的に変えられる現象)が起こるんだろうなあ?と思う。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■ワイドトレッド化は慎重に</b><br />
<br />
<br />
そういうわけで、特に廃道アタックでは、ハミタイというかワイドトレッド化は「そこそこ」が良いように感じる。<br />
<br />
理由は先ほどもいったように、<br />
<br />
<b>1.ワイドトレッド化によって物理的に入れる場所が減ってしまう恐れがある<br />
2.ウインチングで操舵系(特にキングピンベアリング)を痛める可能性がある<br />
3.廃道の真ん中で、もし操舵系が壊れてしまうとかなり面倒<br />
4.タイヤの大径化や重量化に伴い、CVやデフなど駆動系を壊す可能性が高くなる</b><br />
<br />
このようなものがある。<br />
<br />
<br />
もちろん、タイヤの大径化や重量増はCVジョイントやデフに過大な負担をかけてしまうので、山の真っ只中で「ベキッ!」と言わせてしまうと、自分もそうだが同行者にも迷惑をかけてしまうので、<br />
<br />
コースなどを走るよりさらに「壊れ難い仕様」にしておくことをお勧めします。<br />
<br />
<br />
私の車の場合は、前後ともオーバーフェンダーは付けてなくても警察に止められることはない(ほとんどハミ出してない)のだが、廃道をアタックしようというのであれば、もう少し外にタイヤを出しておきたい処だ。<br />
<br />
というのも、後ろ半分はアルミの波板などを全面に貼り付けているので少々、地形に干渉してもどうということはないのだが、フロントフェンダー周りやドアは
なんら補強やガードを入れてないのでもう少しタイヤを外に押し出し、干渉する可能性を減らしたいということもあるからだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■廃道アタックのボディの補強について</b><br />
<br />
<br />
僕的に一番良い「補強」は、ランクル70系のように独立したフェンダーなどを持っている車の場合は、「廃道アタック用ボディ」を持っておくことだと思う。<br />
<br />
僕の70幌の場合は、フェンダーの着脱が非常にカンタンになる工夫をしているので、「極めてイカツイ廃道」を攻めにいくのであれば、庭に転がっているボコボコのフェンダーに付け替えて行くだろうと思う。<br />
<br />
当面、そんな予定はないので今の比較的綺麗なフェンダーで「なるべくブツけない運転」を心がけているのだが、<br />
<br />
廃道アタック用の車であれば、最低でもボディの四隅はガッチリと補強し、ドアやサイドシル、前後バンパーは地形などに応じて強化していく、という感じがいいんじゃないか?と思っています。<br />
<br />
<br />
これは余談かもしれないが、廃道などをガリガリとアタックする車ではウインチングなどの機会がすごく多いので、ボディの上に乗って移動するということも考えた作りをしておく必要もある。<br />
<br />
たとえば、軽量化の代名詞みたいなFRPボンネットだが、廃道だけで考えると一概に良いことばかりではないことをご存知だろうか。<br />
<br />
<br />
ウインチングをしている時を考えてもらえばわかるが、テンションを張ったワイヤーを避けて、車の後ろをグルッと回らねばならないことが非常に多いのだが、後ろがふさがれている場合、車の上を通って反対側に移動しなければならないことがある。<br />
<br />
そのとき、運転席の中を通るのは極めて面倒なので、ボンネットの上を通って反対側に渡ることがあるのだが、このときFRPボンネットだと強度に不安があるので渡れないことがある。<br />
<br />
(ジープなどフロントウインドを前に倒せる車はFRP化するとフロントウインドを倒せなくなるという理由がある場合も多い)<br />
<br />
<br />
実際、私と同じ考えで敢えてFRP化を先送りしている人もいるということを覚えておいてもいいと思います。<br />
<br />
<br />
あと、廃道アタックでいうのなら、有効な装備としては、ブッシュワイヤーやボンネット上部やフェンダー上部へ滑り止めの波板を貼る、というものがある。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/527/094/a38d9518fa.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/527/094/a38d9518fa.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">ボンネットの先端からウインドーの上部に張られているワイヤーがブッシュワイヤー</span><br />
<br />
<br />
私としてはパイプフェンダーなどをボディの外に張り巡らすことは、なんとなく大げさ過ぎるので好かないのだが、それを言うならアルミの波板をボディ側面に張りまくるのも違いはないかもしれない(笑)なので、そこは個人的な好みでボディの補強は考えればいいと思う。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■今後は有料コースを中心にしたクロカンへ</b><br />
<br />
<br />
私は最近、廃道アタックやV字ばかりが延々続くような、いかにもボディを損傷しそうな場所へ入ることはほとんどなくなったが、以前は「廃道専用車」くらいの勢いで攻めていたものです。<br />
<br />
当然、ボディはグシャグシャ、会社でも「お前、おかしいんじゃねぇか?!」と上司から再三、注意をうけ、しまいにゃ左遷されるしまつ(汗)。<br />
<br />
<br />
最近では、廃道を探して攻めに行くことはめったになくなり、主に有料のコースを中心に走りに行くようにしているし、有料コース以外の地名を特にネットで明かすつもりは一切ない。<br />
<br />
理由は、「有料コースでのクロカンというものを今後はメインのものにしていきたい」<br />
と考えているからだ。<br />
<br />
<br />
なぜ、このような考え方を持っているのかというと、廃道というのはいつ、突然、入れなくなるかわからないという不確定要素が大きいということがあるからだ。<br />
<br />
<br />
実際、僕が走り始めた20年前に入っていた廃道で、今でも通っているところは1つもない。<br />
<br />
<br />
また、廃道といっても、このインターネット全盛期にその存在を完全に隠し通せるとはとても思えない。<br />
<br />
たまにだが、入ってはいけない道に無理やり入ろうとしている画像などを自慢げに公開しているのを見つけることも非常に多くあるのだが、そういうのを見かけ
るたびに、”四駆によるクロカンをしている人間のモラルの低さ”を思い知らされることも相変わらず多いし、そういうことを今更、指摘してギャアギャアと無
様な論争を起こすつもりもない。<br />
<br />
(自分も5年ほど前に、一度そういう四駆業界に見切りを付けて見放した経験があるので)<br />
<br />
<br />
”四駆によるクロカン”という趣味を少しでも恒久的なものにしていくためには、確かに廃道アタックは楽しいのだが、少しずつそこからは引退し、”有料コー
ス”という大手を振って走っていることを公開できるようなポイントでのクロカンに切り替えていく必要があると思っている。<br />
<br />
僕が、自分の動画などを大量公開しているのも、「なるべく有料コースでのクロカンというのを一般化させたい」という想いがあるからです。<br />
<br />
<br />
ただ、まぁ、いくらきれいごとを言っても、有料コースに面白みがないのではお金を払う価値はないので、コースの運営側も可能な限り、コースの使用者の要望を満たすコース造りなどを考えた方がいいだろうし、<br />
<br />
コース使用者側も、なるべくなら積極的にコースを楽しくするための工夫や協力などもしたほうがいいと思いますね。<br />
<br />
<br />
じゃないと、「車だけクロカン仕様にしても走る処がない」という本末転倒な事態にも陥りかねない。<br />
<br />
実際、そのような地域も日本全国で広がりつつあると思うので、有料コースを近所で持っている処はそこを失わないように協力するとか、<br />
<br />
ない地域なら、有料コースを作る協力などをしてもらえたらと思っています。</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-85562747211003711872012-10-23T23:26:00.004+09:002012-10-23T23:26:31.604+09:00雨の日のクロカンテクニック<br />
<div class="contentsTitle">
雨の日のクロカンテクニック</div>
<div class="contentsTitle">
<br /></div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f117%2f175%2f28117175%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/117/175/28117175/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
本来なら、グランドアンカーの記事を書きたいと思っているのですが、今日は雨が降っているってこともあるのと、画像がないので、今回は前々からまとめたいと思っていた雨の日のクロカンテクニックについてお話したいと思います。<br />
<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />
<br />
<b>■雨の日は全く別</b><br />
<br />
僕は以前から、「雨が降ったら走りに行こう」って思うことが多くあります。<br />
<br />
理由はカンタンで、同じ場所を走っていても雨の日は晴れの日と全く違うからです。<br />
<br />
<br />
僕がこういう風に思うのは、「岡山」の風土にもかなり影響を受けていると思います。<br />
<br />
なんせ、岡山県南部は、香川県と並んで日本全国で最も晴れの日が多いことで知られているからです。<br />
<br />
<br />
ちなみに岡山県のキャッチコピーに「晴れの国 岡山」ってのがあります。<br />
<br />
<br />
ということで、岡山県の南部に住んでいると、自然と雨の日の経験値は少なくなるのです。<br />
<br />
それに追い討ちをかけるのが、走ることが出来るポイントの地質の問題。<br />
<br />
岡山県の東部や兵庫県の方面に走りに行くと、石灰質の場所が増えてきたり、北部に行くと、甲子園の土でも知られている「真っ黒な火山灰」が増えてくるので、雨の日はビックリするほどグリップしなくなるのですが、<br />
<br />
岡山市内唯一のコースのスポーツランド岡山や、以前は走れた神石、広島県のテージャスランチ、広島市のタマダなどは基本的にマサ土なので、雨の日も他の地質と比べたらそれほど極端に走りにくくならないんです。<br />
<br />
ちなみに神石というのはこんな場所<br />
<br />
・<a href="http://motofumi.fc2web.com/words040.html" target="_blank">その1</a><br />
・<a href="http://motofumi.fc2web.com/records019.html" target="_blank">その2</a><br />
<br />
見事なマサ土ですね(^^<br />
<br />
<br />
マサ土の特徴としては、晴れていたらほぼ最強のグリップ力を発揮してくれるということは間違いないのですが、雨の日、泥状になったとしてもそれほど重くならないとか、タイヤの溝に詰まった泥のハケが元々かなり良いなどというものがあります。<br />
<br />
ちなみに英語で「Buckshot」(バックショット)のことをショットガンの玉の中でも大粒の散弾(鹿玉)のことを言いますが、四駆用語ではタイヤで吹き飛ばした泥の塊のことをいいます。<br />
<br />
<br />
マサ土は雨の日も、他の土質や岩などが露出している地形と比べたら比較的グリップ力もトラクションも発揮させやすいのだが、それでも舐めてかかると自殺行為になります。<br />
<br />
<br />
以前、CCV誌でジオランダーのことを「あれはオールテレーンだ」と評したことがあったが、確かに雨の日に履いているのを観ていると、トラクション、グリップともにかなり不足していることに気が付く。<br />
<br />
「雨の日」は、晴れの日とは全く違うので、走り慣れている場所ではなんでもないことが、雨が振った途端に全く出来なくなったり、危険度が急に跳ね上がることも珍しくない。<br />
<br />
だから、雨の日に走るのであれば、タイヤも含めて装備など全て万全の準備をすることから始めないといけないと思っています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/486/745/cc0c7fece5.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/486/745/cc0c7fece5.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<b>■雨の日:運転面での違い(ヒルクライム)</b><br />
<br />
ディーゼルの重量級の四輪駆動車の場合、グリップの良い日は基本的にクローリング中心だと思っているのですが、雨の日になるとクローリングにこだわっていたのではお話にならないことが多くあります。<br />
<br />
ですので、難所を走る場合は基本的にローセコ(Lowレンジと2速)を多用し、タイヤをぶん回すような使い方をすることになります。<br />
<br />
雨の日のグリップ力の低下や、トラクションの低下は、車の重量がより重い方が顕著になります。<br />
<br />
私のクロカンは自走力に頼らないので、実際のところあまり問題はないのですが、重量物(レスキュー用品)を大量に載せすぎると、晴れの日以上に、雨の日はトラクション不足などに悩まされることになります。<br />
<br />
<br />
走り方ですが、私は特に雨の日は一回で走破させることにはコダワリません。<br />
<br />
最初は、ローロー(Lowレンジと1速)でゆるゆると這わせておいて、少しずつ前進距離を伸ばしていく・・・という走らせ方をします。<br />
<br />
例えば、全長20mほどのヒルクライムの場合は、最初のアタックでは3m、次は4m、その次は5m・・・という風に少しずつ到達距離を伸ばしていくわけです。<br />
<br />
当然、登った分は必ずバックダウンしなければいけないため、重要度というか注意点は「バックダウンするとき」ということになります。<br />
<br />
<br />
最近の雨の日のクロカンで言うと9月30日のスポーツランド岡山でのクロカンがありましたが、例えばこのシーン、皆さんはどう思いましたか?<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Iwx1NaGYo1Q&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
実はこの数台前、SJ30がこのヒルクライムでリアタイヤが足払いをされて転倒しているのですが、<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/_wDmCU2uYwk&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
重心の低いSJ30でも転倒する可能性のあるヒルクライムです。<br />
<br />
<br />
雨の日、なぜ怖いのかというと、普段なら完全グリップで降りてこれる処もグリップが全く効かないので、勢いがついてバックしてしまうため、晴れの日ならな
んでもないギャップや段差でもこのように引っかかったり、派手に落ち込み、足払いを受けたみたいになり「コロリ」といくことが多いからですね。<br />
<br />
ですので、僕がこの斜面を登るのであれば、このギャップがあるところまでなら何度でも安心して攻めますし、バックダウンもします。<br />
<br />
ですが、このギャップがあるところを境に、上では絶対舐めた走らせ方はしませんね。<br />
<br />
<br />
以前のブログでも書いたことがあるのですが、僕が運転しているとするなら、坂の上でたとえ車が止まっていたとしても、絶対車を斜面の途中、(しかもこのギャップがある上)で止めたりはしませんね。<br />
<br />
ですので、以前のブログでも「オカマを掘ってもいいくらいのつもりで登りきれ」って言っているわけです。<br />
<br />
重量車の場合、転倒で被る被害は軽量車の比じゃないですから。<br />
<br />
慎重になるのは当然です。<br />
<br />
(これはおそらくですが、僕の車なら溝の底にタイヤを落とすラインでバックダウンしてもコケないと思いますけどネ)<br />
<br />
<br />
Jr.の動画を見てもわかりますが、上までクローリングで登れていたとしても、再発進ではまったく進めなくなる、ということが度々起こるのが「雨の日のヒルクライム」の怖いところです。<br />
<br />
<br />
<b>■グリップ力とトラクションの違いを理解しておこう</b><br />
<br />
雨の日なら、さきほど登場した小さな溝でも十分過ぎるほど遊べますね。<br />
<br />
まだ、このヒルクライムは難易度が低いですが、激しい場所になると上から下までこれくらいの段差の溝が延々続くヒルクライムなども珍しくありません。<br />
<br />
そういう場合は、車高を上げ過ぎていない僕のような車はバックダウンも比較的同系車種を相手にした場合、有利になることがあります。<br />
<br />
雨の日は、圧倒的にタイヤの優劣が出易いことは多くの方が体験済みだと思います。<br />
<br />
晴れの日は、極端な話、スリックタイヤですら走れます。<br />
<br />
しかし、雨の日は路面の泥をハネ飛ばしたり、路面にタイヤの突起物やブロックを積極的に突き立てることでトラクションやグリップ力を発生させるので、タイヤのパターンや溝の深さなどが非常に重要となってきます。<br />
<br />
<br />
余談かもしれませんが、「グリップ」と「トラクション」の違いを説明しておきます。<br />
<br />
グリップ力とはタイヤが地面に接地する際、滑らずにグリップを維持できる限界の動摩擦抵抗力のことを言うのですが、<br />
<br />
トラクションというのは、車輪が路面に対して発生させる、牽引(駆動)力 すべてのことを言います。<br />
<br />
つまり、「グリップ力」×「タイヤの回転数」=「トラクション」といえるのかもしれませんね。<br />
<br />
(間違ってたらゴメンなさい)<br />
<br />
ただ、これが単純にこの計算式で説明できないのが「泥ハケの性能によるトラクションの違い」ですね。<br />
<br />
<br />
たとえばマッテレや、先ほども言ったジオランダーのようにシーランド比が低い(溝の面積が狭い)タイヤは、泥ハケに問題があることが多いので、グルッと一
周タイヤを回してきても、相変わらずタイヤの溝の中に泥が残っていることが多く、急激にグリップ力を失い、それに伴いトラクションも減少する・・・という
現象が起こります。<br />
<br />
<br />
それに対して、スーパースワンパーなど「トラクションタイヤ」と呼ばれているタイヤは、泥ハケを優先して設計されたものは、グルッとタイヤを一周させると溝の中の泥がすべて排出されて次に地面に接地する際には「まっさらな状態」になっていることが多い。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/485/220/4ca7405261.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/485/220/4ca7405261.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
特にトレッドの中央付近に近い部分のシーランド比が高いタイヤの方が、接地したトレッド全面に比較的にまんべんなく圧力がかかります。<br />
<br />
「トラクションタイヤ」と同じククリで呼ばれているジープサービスの性能がイマイチなのは、このトレッド面の中央付近のシーランド比がやや低いからです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/485/560/26f9777497.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/485/560/26f9777497.jpg" /></a><br />
<br />
本来なら、大きな溝が多いタイヤの側面に強い圧力をかけねばならないのが、タイヤの中央付近に大きな溝がないため、タイヤの中央部の泥ハケがほとんどな
く、中央部の面積が増えるため、効果的にタイヤ全体に圧力を分散できないため、「トラクションタイヤ」と言うにはやや物足りない性能になってしまっている
わけです。<br />
<br />
<br />
性能としてはふた昔前のジープサービスを語っても仕方がないので、話を元に戻しますが、雨の日のクロカンは「グリップ力をいかにして得るか」ということと、「トラクションをいかにして稼ぐか」ということを考える必要があります。<br />
<br />
<br />
<b>■雨の日ならではの走り方</b><br />
<br />
たとえば、雨の日ならではの走り方としてはこんなものがあります。<br />
<br />
最初から積極的にタイヤを空転させ、路面に残った泥を排除させることを狙い、2度目の走りで一気に通過させるような走らせ方。<br />
<br />
これはヒルクライムなどで比較的多く使います。<br />
<br />
ただ、ひとつ注意せねばならないのが、「登れないポイントで余計に掘り返さない事」です。<br />
<br />
泥を跳ね飛ばすからだ、と言っても、それは次走る際に、坂の途中でもトラクションをなるべく多く稼ぐためなので、肝心な所で自分のタイヤで大きな段差を作ってしまうとそれが原因で登れなくなることも多いのです。<br />
<br />
ですので、坂の途中では比較的、派手にタイヤを空転させながら前進させるのですが、肝心なポイントまで登ってきたらアクセルをオフにしてタイヤと車は慣性だけで当てるのです。<br />
<br />
上級者になると上手に当てることで、残った段差などをタイヤでならしながら次に進む時のために耕しておいたり、<br />
<br />
何度も前後に車を往復させながら、段差があるところなどで敢えてタイヤを空転させ、ギャップをなだらかにして次のアタックに備えることもありますね。<br />
<br />
<br />
これなどはスノーアタックなどで比較的一般的に使われている手で、トラクションの悪いリーフ車などでフルアクセルで車を前進させようとすると、ホーシングがジャダーを起こすことで、路面を凸凹にさせやすい。<br />
<br />
そこで、次のアタックに備え、わざと凸凹になった路面の上を前後に往復させることでなるべく平にならして、次に走るときに加速させやすくする。<br />
<br />
<br />
後、雨の日に限らずかもしれないが、タイヤの向きを車に対して真っ直ぐにさせるだけでより多くのトラクションが稼げることが珍しくない。<br />
<br />
泥の中や、ぬかるんだ斜面を走っているとき、ステアリングを右か左に切った状態であがいている人が、<br />
<br />
タイヤの向きを真っ直ぐにしてやり、アクセル操作に集中した途端に前進出来るようになることは珍しくない。<br />
<br />
要するに、タイヤはどちらかに切っているだけで車が動く抵抗になっているのだ。<br />
<br />
「ステアリングは真っ直ぐにさせている方が車は前進させ易い」ということは、非常にいろんなシーンで活きてくるので必ず頭の片隅に入れて走った方がいいだろう。<br />
<br />
(もちろん、牽引時もタイヤの向きが真正面を向いていた方が少ない牽引力で牽引出来る)<br />
<br />
<br />
よくトラクションタイヤを履いている人に見かけることに、タイヤのショルダーを効かせようとしているのだろうが、やたらとステアリングを左右に高速に振り回す人がいます。<br />
<br />
ソーイングと言われる技で一応、効果はあるのですが、路面を荒らしたり、再現性や確実性があまりない技なので、僕はあまり好きじゃありませんね。<br />
<br />
<br />
僕はそんな不確実な技を使うよりは、走る度に、その次に走った際に有利になるような布石が打てる走らせ方をする方が好きですね。<br />
<br />
<br />
あと、雨の日ならではの走りで、かなり上級者向けの技に「ムーンウォーク」と呼んでいる技があります。<br />
<br />
<br />
<b>■上級者向けの高等テクニック「ムーンウォーク」</b><br />
<br />
これは、正直ここで公開してもいいのか迷う技ではあるのですが、敢えて公開しちゃいましょう。<br />
<br />
これは知らずに勝手に使っていることがあると思うのですが、車は後退しているのだが、タイヤは逆に前転している・・・という状況がありますよね。<br />
<br />
溝が深いヒルクライムなどで対角線にタイヤが浮きながらバックするときや、路面のミューが極端に低い雪面や雨の日などのバックダウンでよく起こる現象です。<br />
<br />
クロカンの基本では、バックダウンするときはバックギアに入れて、タイヤを回しながらバックすること、と教えられると思うのですが、<br />
<br />
タイヤをわざとバックダウン中に前転させることで、後退する速度を落とすというかなりの”荒業”です。<br />
<br />
これには本当に多くの注意点があり、特に下がった先に障害物があったり、急にグリップが回復されるポイントに差し掛かった際などには、ドライブシャフトやデフなどの駆動系を破損させる恐れがあります。<br />
<br />
MT車の場合、「やばい」と思ったらクラッチを切り、駆動を切って路面からの逆向きのトルクと駆動系から伝わる正方向のトルクがぶつからないようにすることは出来るのですが、当然完全に遮断するにはタイムラグが発生することがありますし、<br />
<br />
AT車のようにニュートラルに入れても実際にニュートラルになるまではサーボの動作までタイムラグがあるので「やばい」と思った瞬間に操作をしても、もう遅いってことが多いと知っておいた方がいいだろうと思います。<br />
<br />
つまり、このムーンウォークという技を使う際には、予め走っている地形を熟知しておき、タイヤが引っかかってしまう前には駆動を切るか、逆にギアをリバースに入れる必要があるわけだ。<br />
<br />
<br />
<b>■雨の日の走りは、晴れの日の練習の総決算</b><br />
<br />
雨の日の走りは、本当にしっかりとした下見や、走行プラン、繊細な操作、不測の事態が起こった際の反射的なリカバリーなどが要求される。<br />
<br />
さらにタイヤの選択、装備の選択、それからそれら装備品などを正しく使いこなせるスキルなども必要となってくる。<br />
<br />
もっと細かいところで言うと、雨の日は足元が極めて悪いので靴の選択や、アクセルペダルやブレーキペダル、クラッチペダルが泥で滑らないように細工をしておくとか、ステアリングホイールなども滑らないように工夫をしておいた方が良い場合が多い。<br />
<br />
車の操作や装備は雨の日ならではの物も多いが、基本的に雨の日の走りというのは晴れの日、どれだけ濃密な走り込みをしているかどうかで大きく安定性や走破性、できることの可能性が変わってくると思っている。<br />
<br />
<br />
「晴れの国」に住んでいると、どうしても雨の日に稼げる経験値は稼ぎにくいものなのだが、雨の日は積極的に走りに出てはいかがだろうか?<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/486/744/fb95f48a41.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/486/744/fb95f48a41.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<b>■おまけ</b><br />
<br />
これにはちょっと笑わせてもらいました(笑<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/MubbIv5CKd0&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed></div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-10513681998357261842012-10-23T23:24:00.002+09:002012-10-23T23:24:36.591+09:00超・初心者向けクロカン上達法 <br />
<div class="contentsTitle">
超・初心者向けクロカン上達法
</div>
<div class="contentsTitle">
<br /></div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f090%2f566%2f28090566%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/090/566/28090566/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
先日、心ならずもクロカン初心者に教える機会があったので、ちょっと記事にしたいと思います。<br />
<br />
まずここでいう「初心者」とは、一般道は普通に運転出来るのだが、オフロードではほとんど運転経験のない人、ということにしておいてください。<br />
<br />
僕が教えることが出来るのはあくまでもディーゼル車で、マニュアルミッションに限られます。<br />
<br />
ただ、「スタック時の対応」については全車種共通なので、予めご容赦願います。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 20px; line-height: 130%;"><b>■教えると言っても・・・</b></span><br />
<br />
僕が教えるのはあくまでも「練習方法」と「スタック時などの対応」だけです。<br />
<br />
ないのは「スタック時などでのアドバイスや誘導」ですね。<br />
<br />
<br />
スタックと言っても、完全にハマりこんでしまうようなヘビーなものではなく、ちょっと障害物を通過出来ないなぁとか、溝を超えれないなぁと小停止してしまうような小さなものまで含まれています。<br />
<br />
<br />
流儀やそのグループなどのしきたりみたいなものもあるので、特定の団体などを悪く言うつもりはないのですが、<br />
<br />
僕としては「そこは右だ!」とか「このラインを通れ」みたいに誘導することはしたくありません。<br />
<br />
<br />
先日、アイアンバールカップの話などもしましたが、僕はあの競技の全てに心酔していたってわけではなく、「イマイチ自分たちの流儀に合わないんだよな」って思っていたのが、「バディ」の存在です。つまり二人一組という規定です。<br />
<br />
運営上、スムーズに進行させねばならないなどの理由があったのかもしれませんが、普段の自分たちのクロカンに「バディ」はいません。<br />
<br />
<br />
よほどのことがない限り、自分一人でほとんど全てをこなしますし、他人に手も貸してもらわないですし、ましてやアドバイスなんて聞く耳を持たないので、<br />
<br />
僕がハマってジタバタしているとき、何も知らない人が横から「ああしろ、こうしろ」ってアドバイスしてくれたり、「手を貸しましょうか?」などという申し出を受けても綺麗に受け流していました(笑)。<br />
<br />
<br />
僕のブログをここまで読まれている方はなんとなくご存知かもしれませんが、僕が現場でアドバイスしないのは、「アドバイスされる側は、アドバイスされてもちっとも腕が磨かれることがないから」です。<br />
<br />
ですので、先日の初心者向けの講習会で、モーグルが抜けれずに困っている顔をしている人がいたとしても、<br />
<br />
「なんで車が前に進まないかわかる?」って聞いて、「分からない」と言ったら、「ほんじゃ、車から降りて状況を確認しましょう」って言わせていただきました。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 20px; line-height: 130%;"><b>■自分の目で見て確認し考えて初めて上達する</b></span><br />
<br />
よく他の団体などがクロカンしている動画などをYouTubeなどで見ていると「そこは右だ!」とか「その段を上がったら左だ!」などと誘導している風景をよく見ます。<br />
<br />
・・・で、よく思うのですがアレって何かあったとき大丈夫なの?ってことなんですよね。<br />
<br />
まぁ、それはそこ、日本人同士なので誘導したことが原因で何か事故などが起こったとしても問題が起こることはほとんどないとは思うのですが、<br />
<br />
最近は目に見えない反日勢力がやたらと増えてきているので、今までみたいになあなあだと怖いなぁと思うようになりました。<br />
<br />
実際、僕のビジネスの現場でも友人の中には極めて悪質なトラブルに巻き込まれるケースが激増しているので、それが趣味の世界にまで及んできた場合、非常に怖いと思ってます。<br />
<br />
例えばですが、ヒルクライム中に誰かを誘導していたとして、ドライバーが操作を誤り、そのまま坂を転げ落ちて車は大破、ドライバーは死亡。残された家族がヒルクライム中に誘導していた人を損害賠償請求で訴える・・・ということも十分に考えられることなのです。<br />
<br />
<br />
ここまで極端なケースじゃないとしても、クロカン時に外部からの誘導っていうのを無条件に鵜呑みにして信じるのは危険過ぎるというか、自分の身を守るのに無責任過ぎると思っています。<br />
<br />
<br />
「クロカンは大人の遊びだ」とか「クロカンの基本は単独行」と言っているのも、クロカンの現場で何かやらかしたとしても、責任を取るのは自分自身だし、誰かに責任に擦り付けるようなものではないからです。<br />
<br />
(以前、”オシメの取れた大人のクロカン乗りになろう”って言われてた方が昔おられましたね)<br />
<br />
<br />
このような「責任の所在」のような問題だけでなく、「クロカン乗りとしての腕を磨く」ということを少しでも考えてあげるのであれば、僕は「外部からの誘導」や「アドバイス」は不要だし、かえって邪魔だと思っています。<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 20px; line-height: 130%;"><b>■自分の頭で考えてもらうのが基本</b></span><br />
<br />
旧日本帝国海軍、連合艦隊司令長官の山本五十六の言葉に、<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/420/637/d75faebeaa.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/420/637/d75faebeaa.jpg" /></a><br />
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」<br />
<br />
というものがあります。<br />
<br />
<br />
これはいかにして部下にやる気をもたせ、指導していき、スキルを伸ばしていくのかを端的に表した言葉として有名なのですが、”クロカン”の現場には上司も
部下もありませんし、皆、”自分で自分のことは責任がとれる社会人”(そういや一部違うのがいるなぁ)というククリなので、基本的に上下関係もないと僕は
思っています。<br />
<br />
<br />
だから、「指導してやる」って考え方は間違っていると思うし、「やる気がない人をやる気にさせる」必要もないわけです。(クロカンを辞めたければ勝手にやめればいいだけ)<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 20px; line-height: 130%;"><b>■「やってみせる」重要性</b></span><br />
<br />
この言葉でまず使えるのは「やってみせる」という点です。<br />
<br />
例えば、自分もそこに車を持ち込んでいて、先行しているのであれば見本を見せることはできますよね。<br />
<br />
アイドリングのクローリング程度で通過出来る地形なら、自分がまず見本でキッチリやってみせ、後からくる車にも同じようなライン取りが出来るかやらせてみればいいでしょう。<br />
<br />
僕が「改造し過ぎない方がいい」というのも、こういうときに自分の車の戦闘力が高すぎると、後からくる人が最初から思考停止してしまったり、戦闘意欲が消滅してしまうからです。<br />
<br />
<br />
それから、たとえ一発で通過出来ないとしても、それは全く問題ありません。<br />
<br />
というのも、僕はトライアル的な走りが必ずしもクロカンに最適な走り方だとは思っていないので、一発できれいに走り抜けることにあまり意味や価値を感じてないからです。<br />
<br />
後から付いてくる人に見せるべきは、どちらかというとこちらの姿勢というか行動ですね。<br />
<br />
地形の情報がイマイチ掴めていないのであれば、車から降りて地形や車の状況を確認してみます。<br />
<br />
それからパッと走行プランを考え、出来れば後ろの人に「こういう風に走る」というのを宣言してみるといいでしょう。<br />
<br />
このように観察(インスペクション)を行う方法以外にも、数回、地形に車を当てながら地形を探り、少しずつ前進距離を伸ばしつつ最終的に走破(引破)させるという方法を取ることもあります。<br />
<br />
初心者のうちは、特にこの「何度か走りながら少しずつライン補正をしていく」という技が未熟なことが多いので、その見本を見せてあげるわけですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<b><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■ライン補正でよく使う技</span></b><br />
<br />
これは余談かもしれませんが、ライン補正でよく使う技を少し説明します。<br />
<br />
まず、フロントタイヤを横方向に動かしたい場合ですが、これは前後に30cmも動かすことが可能なら簡単に行うことが出来ます。<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/NgkrbaPEDUc&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
0:15~0:45くらいの間に使っている技ですが、このような感じに据え切りを極力使わず車の向きをわずかな前後の動きで変えていくことが可能です。<br />
<br />
なぜこんな技を身につける必要があるのか?ですが、これはすかさずクロカンの現場で非常によく使う技術だからです。<br />
<br />
具体的に言うと、バックする余裕がほとんどない処で止まってしまって再発進しなければいけないときなど、この技を使いこなせない人は慌てふためきめちゃく
ちゃな操作をしてしまい、逆に状況を悪化させたり、後ろの木にブチ当てたり、谷に落としてしまい転倒・・・みたいなことも非常に多くあるのです。<br />
<br />
そこで普段から、動画のような非常にカンタンな地形で練習しておくわけですね。<br />
<br />
<br />
この技のもうひとついい処は、「1つ1つの穴ボコやオブスタクルをクリアしていく楽しみ」が味わえるからですね。<br />
<br />
たとえば、ここなどはスポラン岡山の林間コースの1つですが、<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Ydidb-ZCW6k&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
この日などはグリップが良いので勢いつけてバ~っと走ってしまえばラクに登る処を、わざわざオープンデフでしかも極力エンジン回転数を落とし、速度もなるべく抑えて登らせているのです。<br />
<br />
これはJr.の動画ですが、一発で走破させることにコダワリはないので僕と同じようにわざと走り難いラインなどを選んで走ってますね。<br />
<br />
<br />
ラインには3つの種類があります。<br />
<br />
1つは、「絶対走破出来ないライン」<br />
<br />
2つは、「確実に走破出来るライン」<br />
<br />
そして3つは、「走破出来るかどうか微妙なライン」<br />
<br />
この3つ目のラインを選んで遊べるようになると、クロカンは急に面白くなると思います。<br />
<br />
それからもうひとつ言っておかねばならないのが、「バックしつつ、狙ったラインにタイヤを乗せる」という操作方法を練習する機会が、これらの走り方では非常に練習し易いからです。<br />
<br />
坂を下から登りながらだと登れないラインも、一度別のラインで登れるところまで登り、荷重をかけながらバックすることで、狙ったポイントにタイヤを持ってくる操作をすることがよくあります。<br />
<br />
この操作が、トライアルなど「バック厳禁」という競技をされている方が苦手としている技ですね(なんせ普段の練習で”バックしない”ですから)<br />
<br />
バックするからこそ、クロカンの幅は広がることがあるってことは、せめて普段の練習時くらいには覚えておいてもいいんじゃないかと思いますね。<br />
<br />
あと、「据え切りも極力させない」というためにも前後に車を動かす操作は重要になってきます。<br />
<br />
フロントが坂の上を向いている状況ならそれほど神経質になる心配はありませんが、<br />
<br />
フロントが坂の下に向いている状態や、フロントタイヤが溝の底に落ちている状態などでの据え切りは厳禁です。<br />
<br />
フロントタイヤに荷重が掛かっている状態でステアリングを切るということは、タイヤの損耗など比べ物にならないほどフロントデフ、ドライブシャフト、キングピンベアリング、操舵系のロッドやジョイント、ステアリングギアボックス、パワステポンプなどに負担をかける。<br />
<br />
僕も一度、某山の坊主V字と呼ばれているポイントでステアリングのジョイントが外れビックリしたことがあった。<br />
<br />
その時から「絶対山で据え切りはしないようにしよう」と思ったものだ。(この時は単独行だったが応急処置して自走で帰り、次の日はちゃんと仕事にも行った)<br />
<br />
<br />
何度も言っているが、クロカンでは自走で帰ることが目的のはずだし、壊しに来ているわけじゃないはずなので、車を労わりながら走る操作はなるべく早いうちに学んだ方がいいだろうと思っている。<br />
<br />
先日も言ったが、車を壊さずに(傷めずに)走れる技能が身に付けば、その分、メンテの量も少なくすることが出来るわけだし、有料コースのコース使用料なども払いやすくなるでしょう。<br />
<br />
<br />
<br />
<b><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■「させてみる」重要性</span></b><br />
<br />
ちょっと脱線してしまったので元に戻しますね。<br />
<br />
先ほどは、自分が先行して後続に走りを見せる場合の話をしましたが、今度は実際に初心者などに走ってもらう際のお話をします。<br />
<br />
先ほどの山本五十六の言葉で使えると思うのは「させてみて」という点です。<br />
<br />
スタックして脱出させる時も、外部からやぁやぁ言うのではなく、ハメた当人に状況確認させる、つまり「させてみる」。<br />
<br />
そこからの脱出プランも自分で立てさせてみる、つまり「させてみる」。<br />
<br />
<br />
スタックには至らないのだが、なかなかポイントを通過出来ないときも、一旦車から降りて、自分の目で地形を確認させ、自分の頭で走行プランを立てさせ、そして実行させ、そのプラン通りに通過出来たかを検証させる。<br />
<br />
俗に言うところの「PDCAサイクル」というヤツですが、これをキッチリとやってもらうわけです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/120/427/e81b328e89.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/120/427/e81b328e89.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
極論してしまえば、要はこれだけですが、自分自身が走る場合も、このPDCAサークルをキッチリ回せる人と回せない人とでは(特に時間を経ると)大きな差となって現れてきます。<br />
<br />
僕も、もう20年近くもクロカンをしていると、随分昔から走っているわりに、ちっとも走りが進歩してないって人を多く見かけることがあります。<br />
<br />
まあ、クロカンはプロスポーツじゃないですし、金儲けの手段でも何でもないので、それぞれの方がそれぞれ楽しみたいことだけしてればそれでいいのですが、<br />
<br />
僕としてはクロカンするなら、どうせなら上手くなりたいというただその一点のみが目的なので、他人の走りもやっぱりそういう視点で見てしまうんですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<b>■<span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">初心者向け練習メニュー</span></b><br />
<br />
先程、「ディーゼル車でマニュアル車のことしかわからない」と言いましたが、最近はAT車しかラインナップにない車も多くありますし、<br />
<br />
たまたま手に入れた車がAT車だった(僕も最初はそう)ってこともあるので、本来ならATの練習法も書かねばならないのですが、ひとまず最初はMT車の練習法からお伝えしたいと思います。<br />
<br />
まず、ディーゼル車とガソリン車の違いですが、(極めて古いガソリン車などでは別かもしれませんが)圧倒的に「粘る」のがディーゼルエンジンの特徴です。<br />
<br />
ですので、ディーゼル車の練習に混じってJA11などの小排気量ガソリン車でギア比もSJ30のファーなどを入れている程度のジムニーなどではすぐクラッチから煙を吹き上げてしまうことも(汗)<br />
<br />
ということで、ここではジムニーのお話はしてませんのでご容赦を(笑)<br />
<br />
<br />
<b>・初心者にしてもらう練習その1:エンジンを粘らせる練習</b><br />
<br />
僕の場合、コースに入ってもらう前に練習してもらうことがあります。<br />
<br />
それが、「エンジンを極限まで粘らせる練習」です。<br />
<br />
これについては先日書いた記事にも少し載せてますので、そちらもぜひご覧ください。<br />
<br />
「エンジンを粘らせること」をまず練習してもらうのは、実際にコースなどに入った際に、アクセルペダルを踏みすぎることによるトラクションのロスを抑えることもありますが、踏みすぎによる転倒や車両の破壊を抑える効果を考えてのことです。<br />
<br />
車が壊れる際、もっとも多いのが「アクセルを踏んだ状態」ですよね。<br />
<br />
つまり、アクセルを踏まなければほとんど車は壊れることはないってわけです。<br />
<br />
ただ、当たり前の話ですがアクセルペダルを踏まなければ車は前進しませんし、クロカンそのものが成立しないので、最終的には踏むこと(アクセルワーク)も覚えなければいけませんが、<br />
<br />
クロカンのアクセルワークというのは、僕が思うには優先順位はかなり後の方なので、最初から学ぶ必要はないんですね。<br />
<br />
また、ディーゼル車でそこそこのギア比の車ならかなりの地形まで本当にアイドリングのままだけでクローリングで通過させることが可能です。<br />
<br />
僕に言わせると、初心者のうちはアクセルペダルを踏む必要はないですし、踏むのは1日早い(笑)なので、先にエンジンを粘らせることを覚えた方が役に立つことが多いのです。<br />
<br />
ちなみにエンジンを粘らせる練習は全くの平地から始めてもらって結構です。<br />
<br />
クラッチを繋げたままで、ブレーキを踏むことで簡単にエンスト付近まで回転数を落とすことが出来るので平地でOKです。<br />
<br />
次に、ほんの少しの段差を登らせてみましょう。<br />
<br />
段差としてはこれくらいあれば十分過ぎるほどです。<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/PyFoVlya4nI&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
この半分の高さでもいいので、なるべくアクセルペダルを踏まずに通過してみてください。<br />
<br />
それができたら、今度は少しだけブレーキペダルを踏んでみて・・それが出来たらちょっとだけ強めにブレーキペダルを踏んでみて・・この繰り返しで、いつでもエンジン回転の最低のラインを引き出せるようにしておきましょう。<br />
<br />
エンジン回転がエンスト寸前まで落ちた際、エンジンが「ガタガタ」と派手に揺れることがあります。<br />
<br />
その揺れが脚回りを通してタイヤにも伝わるのですが、実はコレが良い働きをしてくれることがあり、絶妙なグリップを生み出すことがあるのです。<br />
<br />
この極めて回転数が遅く、回転速度が極めて不定速な状態が実はMT車の最大のメリットだと僕は思っています。<br />
<br />
AT車でも、似たタイヤの動きはポンピングブレーキで多少は真似出来るかもしれませんが、それだとタッピング(軽くポンポン叩く操作)ブレーキと変わらないので、駆動系などに負担をかけるので特に素人に教えるのは怖い技なんですよね。<br />
<br />
ですので、ブレーキチョーキングなどのデフの差動をブレーキで殺す技というのはある程度クロカン出来るようになってから教えるようにしています。<br />
<br />
(先日のクロカン初心者講習会でも教えませんでした)<br />
<br />
<br />
あと、エンジンを粘らせる練習をする上で避けられないものに「エンスト」があります。<br />
<br />
ですが、僕はクロカンをする上でエンストして何が悪いの?ってスタンスでいます。<br />
<br />
エンストするということは積極的にエンジン回転の一番美味しい処を使おうとしていたという証みたいなものですし、エンストしたから下手くそとは思っていません。<br />
<br />
(これが大排気量大トルクディーゼルエンジン+極低速ギア比の車だと話は別かもしれませんが・・)<br />
<br />
たとえ坂の途中でエンストしたからといっても、再発進時のアクセル&クラッチワークに気をつけて、極力ゆっくりタイヤを廻して発進することさえ覚えてしまえばそれほど実害はないからです。(逆に楽しみが増えるくらいか?)<br />
<br />
ちなみにですが、「どうしても後ろに下がれない」って場合は、セルスタートという方法があります。<br />
<br />
これはクラッチを繋いだままエンジンをスタートさせ、バッテリーとセルモーターの回転力だけで車を前進させるという禁断の方法です。<br />
<br />
ただ、この方法はフライホイールなども含め、極めて車にはよくないことなので「こういう技術があるのだ」くらいに思っておいてもらって結構だと思います。<br />
<br />
(実際僕が過去に使ったのは、数センチ後退したら転倒しそうだった崖の上で一度使っただけだ)<br />
<br />
<br />
<b>・初心者にしてもらう練習その2:ステアリング操作</b><br />
<br />
オンロードでのステアリング操作と、オフロードでのステアリング操作はかなり異なります。<br />
<br />
まず、ハンドルは基本的に(MT車だとしても)左右の手でステアリングを握ること。<br />
<br />
この時、親指は絶対巻き込まず、伸ばしたままにしておきます。<br />
<br />
これはなぜかというと、重ステの車ならより顕著なのですが、地形からのキックバックでハンドルが強制的に廻された場合などに、ハンドルのスポークに親指が当たり、下手をすると骨折することが起こるからです。<br />
<br />
また、クロカン走行時には基本的に腕はクロスさせません。<br />
<br />
これも理由は同じく、強烈なキックバックから腕を保護するためですが、クロスさせる操作はステアリング操作をかなり遅くさせるという理由もあります。<br />
<br />
そのように書くと中には、「ハンドルを何周も急いで回さないといけない時、それじゃ対応出来ないじゃないか!」って思う人がおられるかもしれませんが、<br />
<br />
ディーゼルの四駆でそのようなハンドル操作をしないといけないってことは単純にスピードの出しすぎなんです!!<br />
<br />
「ステアリング操作が追いつかない」⇒「車の速度の出し過ぎ」⇒「ディーゼル車乗りとしては下手くそな証拠」<br />
<br />
このことはしっかり覚えておいた方がいいと思います。<br />
<br />
<br />
ステアリング操作は基本的に右手は1時の方向から5時の方向までの間。<br />
<br />
左手はその反対に、11時の方向から7時までの間で行います。<br />
<br />
横から見ていると右手が上下にしか動いてないので最初は奇妙な動きに見えるかもしれませんね。<br />
<br />
ですが、ステアリングというのはほぼ唯一、車と運転手を直接つないでいる物ですので雑に扱わないようにしてください。<br />
<br />
<br />
<b>・初心者にしてもらう練習その3:ブレーキングの練習</b><br />
<br />
これは一部、エンジンを粘らせる練習にもつながるのですが、僕が思うにクロカンで一番習得が難しいのはアクセル操作でもクラッチ操作でもステアリング操作でもなく、「ブレーキ操作」です。<br />
<br />
なぜブレーキ操作が一番難しいのか?というと、ヒルダウン時などはこのブレーキ操作が上手な人と下手は人とで大きな差となって現れますし、上級者(と自分
で思っているであろう人)の中でも、明らかにブレーキングの練習などしたことがないって人も珍しくないほどこれまで脚光を浴びてこなかったスキルだからで
す。<br />
<br />
<br />
ブレーキ操作はまず、ほんのちょっとの段差を下ることから始めてみましょう。<br />
<br />
まずはクラッチは切断したまま、なるべく一定の速度で降ります。<br />
<br />
次に、同じ地形を下るのですが、今度は「可能な限り速度を落として降ってみてください」。<br />
<br />
これはやってみるとわかりますが、かなりギクシャクしたブレーキングになってしまいます。<br />
<br />
構造上の問題もあるので必ずしもジワ~ッと降りれるというわけではないのですが(特にFブレーキがドラムの三菱ジープなどは)、なるべくギクシャクした動きをせずに坂を下ることはクロカンの現場で非常に役に立つのでぜひ習得してください。<br />
<br />
超・繊細なブレーキ操作を覚えると、まずはブレーキチョーキングなどブレーキを使ったデフの制動の技が上手くなります。<br />
<br />
次にこれが特に重要なのですが「ヒルダウン」が圧倒的に上手くなります。<br />
<br />
ヒルダウンなどをしていてよくあるのがこのように大きな段差をポテッと下るようなシチュエーションですが、ブレーキングの練習をしているとこれくらいの操作は可能になってきます。<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Dn-A5DoFIig&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
この動画のJr.のヒルダウンですが、段差のギリギリ限界まで可能な限り速度を落とし、グリップする限界までグリップを拾って、最後はソフトランディングさせているのがわかると思います。<br />
<br />
当日の動画に同じ地形を走っている同型車種もおられるので、違いがどれくらいあるかを見比べてみてください(笑)。<br />
<br />
<br />
このように、ヒルダウンが上手くなっていくと、当然のことながらボディを痛めたり操舵系やサスペンションにダメージを負うことが少なくなっていきます。<br />
<br />
これはかなり大きな段差なので降りた際にリアサスが派手に浮いてますが、ここまで大きな段差で最初から練習する必要はないので、タイヤ半個分程度の段差でもいいですし、傾斜が20度程度の緩い坂などを利用して反復練習をしてみてください。<br />
<br />
<br />
<b>・初心者にしてもらう練習その4:軽いキャンバー走行の練習</b><br />
<br />
クロカン初心者のうちは、わずか20度ほど車が傾いただけでビビってしまうとか、30度くらいの斜面を登っていても「空しか見えなかった!」と言っているのを聞くことがありますが、<br />
<br />
そういうのを聞くと「あぁ、自分もそういう時期があったかもなぁ」って思いますね。<br />
(^^;<br />
<br />
<br />
ですが、20度程度傾くというのは本当にクロカンの現場では日常茶飯事ですし、傾けながらではないと攻めれないラインなどもあるので、初心者のうちからある程度は傾きに対して免疫をつけてから走った方がいいと思います。<br />
<br />
難所で思考停止してしまうと、大事故や大損害につながりますからね。<br />
<br />
<br />
「キャンバーってどこにあるの?」って思われる方は多いかもしれませんが、これは探せば本当に沢山あります。<br />
<br />
スポーツランド岡山に来られたことがある方なら分かると思いますが、広場内だけでも、「広場入口正面の斜面」、「小山の斜面」、「キャンプ場入口右側の傾斜」、「岩場下の斜面」、「看板の下の斜面」の5つがあります。<br />
<br />
斜度は20度~40度以上と結構バリエーションに富んでいるので、練習に事欠くことは全くありませんね。<br />
<br />
スポーツランド岡山をご存知でない方も、探そうと思えばいくらでも存在します。<br />
<br />
走っちゃいけませんが、川原の斜面などもキャンバーの代表格みたいな地形ですし、山の通路は路面が一段低くなっていることが多いので、高くなっている側の斜面をキャンバーに見立ててやれば、いくらでもキャンバーを見つけることは可能です。<br />
<br />
(だからこそ、キャンバー走行を身につけると走るポイントが劇的に増える)<br />
<br />
<br />
キャンバー走行の注意点としてはとにかく「無理をしない」ということ。<br />
<br />
そういえばJr.が40度傾けて喜んでいた記事をアップしてましたが、あれはコカす前兆ですね(汗)。<br />
<br />
車には、本当に沢山の転倒パターンがあるのですが、それら全てが理解できていないうちから限界付近までやってしまうということは、そのうち必ずやらかすってことですから。<br />
<br />
ですから、初心者のうちは無理せず、安全マージンを20%から30%は取っておくべきだと思いますね。<br />
<br />
(車の横方向への転倒限界が45度なら、傾けても35度程度で辞めておくという感じ)<br />
<br />
僕がブレーキングの練習からさせるのも、なるべくフルバケットシートを早い段階で入れることを勧めるのも、この「キャンバー」を安全に走れるようになってもらいたいからです。<br />
<br />
というのも、特に重量級のディーゼル車は、転倒時のダメージが半端ない場合が多く、僕は基本的にディーゼル車で転倒前提のような走りはしない方がいいと思っています。<br />
<br />
<br />
キャンバー走行の練習はなるべく低速で行いましょう。<br />
<br />
特に注意すべきは、荷重がより多くかかる谷側(下側)のフロントタイヤが通過するポイントです。<br />
<br />
私の場合は、キャンバー走行時は最初からサイドブレーキをちょっと使い、速度を落とさせるようにして這っていることが多いのですが、急に「グラッ」っと車が傾く場合など、サイドブレーキを絞ってリアブレーキをタッピングしてやってもいいでしょう。<br />
(これはランクルのみ。サファリには効きません)<br />
<br />
山側のタイヤが浮くような地形は攻めないのが基本ですが、もし浮きそうな気がするのであれば、迷わず谷側にステアリングを切って、リカバリーしてください。<br />
<br />
コカしたら本当になんにもならないですから。<br />
<br />
キャンバー走行に慣れてくると、冷静に地形などの情報を汲み取りながら這うことが出来るようになってくると思いますので、焦らずに少しずつ、斜面の角度を上げていくといいと思います。<br />
<br />
<br />
<b>・初心者にしてもらう練習その5:バックダウンの練習</b><br />
<br />
手頃な斜面を見つけてもらったら、今度はそこをローローで登ってもらい、頂上付近で一旦停止、次にバックギアに入れて同じラインをトレースしながらバックダウンしております。<br />
<br />
これが出来るようになったら、今度はまっすぐ登るのではなく、斜めに登り、斜めに降ってみてください。<br />
<br />
次に、同じ斜面を使い、まっすぐ登ったらバックダウンはクラッチを切ったまま真っ直ぐ降りてください。<br />
<br />
その時は、ブレーキのみで速度調整をします。<br />
<br />
それが出来るようになったら今度は斜めに登り、斜めに降ります。<br />
<br />
<br />
よく、雑誌などでは「バックダウンはバックギアに入れてクラッチを繋げたままエンブレを効かせながら降りるんだ」みたいに言うものがあるのですが、<br />
<br />
アレについて僕は非常に懐疑的で、実際のクロカンの現場ではクラッチを切ったままバックダウンすることや、バックダウンの最中で停止し、そこから再発進みたいなことも多いのでいちいちバックギアに入れると滑らかな操作の妨げになるんですよね。<br />
<br />
それに、緩斜面でバックギアに入れてバックしたら、エンブレが効きすぎてつんのめっちゃったとか、急斜面ではバックギアに入れたものの、クラッチを繋ぐことはほとんどなく、ブレーキ操作だけで下っちゃったってことが結構あるからです。<br />
<br />
バックダウンする際に、バックギアに入れておく必要は確かにあるのですが、転倒しそうになりリカバリーのためにアクセルを吹かさねばならない、というような状況になるのは基本的にスピードの出しすぎだということを覚えておいた方がいいでしょう。<br />
<br />
ですので、「ブレーキングの練習」が先なわけですね。<br />
<br />
何でもない斜面での練習が終わったら、今度はちょっとした溝のある斜面や、モーグル状の斜面などを利用して同じ練習をしてみましょう。<br />
<br />
<br />
<br />
・・・ひとまずこれくらいが超・初心者向けの練習メニューと、スタック時などクロカン時の対応です。<br />
<br />
実はここで書いている方法の多くはYouTube動画の中に残っているのですが、2012年の5月前半の動画の多くはJr.の練習の様子を撮っているので見てやってください。参考になるかもしれません。<br />
<br />
<a href="http://www.youtube.com/user/team0719?feature=mhee" target="_blank">ランクル70 屑鉄号’s channel</a><br />
<br />
<br />
<br />
<b>おまけ</b><br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/x7d5sRUbV50&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
こんなタイヤの修理方法があったんだ!とちょっとビックリ。<br />
<br />
・・・岩場とかオンロード走っていてすっ飛んでいったスワンパーの爪を復活させたいな(w</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-55933026631544199172012-10-23T23:23:00.003+09:002012-10-23T23:23:40.070+09:00クロカンが楽しくなるサスセッティングについて <br />
<div class="contentsTitle">
クロカンが楽しくなるサスセッティングについて
</div>
<div class="contentsTitle">
<br /></div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f066%2f325%2f28066325%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/066/325/28066325/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
今回はサスのセッティングについてお話したいと思います。<br />
<br />
・・・ただし、僕の場合はちょっと普通の人から比べるとおかしいかもしれませんので、予めご容赦を(^^;<br />
<br />
僕自身、かれこれもう20年近くもクロカンという遊びをしているのですが、それぞれの時期で考え方も変わってきているので、時の流れにそってお話したいと思います。<br />
<br /><br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■クロカン黎明期<br />
(1992~1994年頃)</span></strong><br />
<br />
僕も、クロカンを始めた当初は「やれ、ストローク」だの、「やれ、トラクション」だのと、いろいろ考えながら、毎週のようにリーフの組み換えとか、ショックの位置変更などやっていました。<br />
<br />
<br />
最初は金がなかったということもあり、ランクルクラブの先輩方が大量に持っていた純正リーフなどをもらい、自宅の庭や先輩のガレージなどでガチャガチャ組
み直しては山に持ち込み、「トラクションが良くなった」とか、「ストロークが伸びた」などと一喜一憂しながら遊んでましたネ。<br />
<br />
でもまぁ、結局オープンデフでATのランクル60というものがどうしても気に入らなかったので、最終的には前後デフロック付きでMTで、当時最軽量だったランクル70幌(PZJ70)に乗り換えることにしました。<br />
<br />
<br />
余談ですが、オープンデフが気に入らなかったというのは、ひとつ理由があって、ランクル70系でオープンデフというのは、リアのホーシングがセミフロートになるのですが、<br />
<br />
このセミフロートが曲者で、リアのドライブシャフトが折れたら、ドライブシャフトごとタイヤが抜けてしまう(大汗)<br />
<br />
これは実際に目の前で恐ろしい風景を目撃したことがあり、リアにエアロッカーのデフロックを組んだ74が、ヒルクライムの途中、右側にガン!とコケた弾み
でリアのドライブシャフトが折れて、反動で起き上がったのですが、そのままブレーキが効かなくなるので、坂を恐ろしい勢いでバックダウンを始めたことがあ
り、後方で見ていた僕らは大慌てで逃げたということがありました。<br />
<br />
で、当時僕が乗っていたのもオープンデフのロクマルで、構造が一緒だったので「これはイカン!」ってことになり、リアにLSDを付けているフルフロートのロクマルに乗り換えたということがありましたね。<br />
<br />
(ちなみにセミフロートのサファリY60やジムニーなどはリアのドライブシャフトが折れてもタイヤが外れない構造になっているとか)<br />
<br />
<br />
ランクル70幌に乗り換えた当時、周囲の人はほとんどリーフを社外製品に替えていたってこともあり、1年ほど純正をそのまま使ってましたが、今のオールドマンエミューに替えました。<br />
<br />
丁度この頃が、リーフをあれこれと組み替えていた絶頂期で、毎週のようにイジってましたねぇ。<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■トライアルを本気でやっていた頃<br />
(1995~1998年頃)</span></strong><br />
<br />
二台目に乗ったランクル60の頃からタマダのトライアルに参加するようになりました。<br />
<br />
PZJ70幌を買ったのは、ズバリ”トラ”で勝つためでしたし、実際、何度かは表彰台にたつことが出来ました。<br />
<br />
当時は中型車で前後デフロックという車が少なかったということもありますけどね。<br />
<br />
この頃は、フロントのウインチも取り外し、どちらかというとデフロックを入れたまま車を振り回すような運転をしてました。<br />
<br />
(ある意味、高いギア費と比較的軽量なボディ、吹け上がりの軽い1PZだと正統派な走りかな?)<br />
<br />
<br />
PZJ70を買って1年はノーマルのリーフスプリングをイジった程度で乗ってましたが、周囲がほとんどリーフを替えて車高を上げていくため、僕もあまり考えずリーフやシャックル・ショックなどを替えました。<br />
<br />
当時、周囲のランクル乗りはリーフの破断や折れ曲がりなどが結構頻発していたので、「とりあえず頑丈なのがいい」ということで、豪州のアウトバックでガンガン使うことを想定されていたオールドマンエミューを組むことに。<br />
<br />
ショックはランチョのRS9000を当初は愛用してました。(今、リアにくまれている黄色のショックが何だか分からない(汗))<br />
<br />
新品リーフを組んだ当初は、今と比べると2~3インチほども車高が高かったですね。<br />
<br />
トライアルに出ていた当時は結構、堅いセッティングを好んでいました。<br />
<br />
というのも、トライアルの上級者クラスに出ていた車の多くは、結構つんのめるくらい堅いセッティングをしている車が多く(ジムニーベースですが)、どちら
かというと、トラクションのなさはアクセルをガンガン踏むことで補うとか、障害物にタイヤを当ててジャンプする時、グニャグニャなリーフやコイルだとたち
まち腰砕けになり、逆に走破出来ないことがあるってことがわかったからです。<br />
<br />
そこで僕も今と比べると結構ガチガチのセッティングで乗っていた時期が5年ほど続きましたね。<br />
<br />
・・・ですが、あることをキッカケにサスのセッティングに対し、大きく変わっていく出来事がありました。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■クローリングとキャンバー走行主体のクロカン走行<br />
(1999年~2002年頃)</span></strong><br />
<br />
トライアルに出なくなり始めた頃、ランクルを極めて上手に扱う人が身の回りに多く出てくるようになりました。<br />
<br />
ただ、僕が扱っている高いギア比でトルクの細い1PZ搭載車ではなく、例えば3B型エンジン(古くからランクルに乗っているB型の直系エンジン)や、
4.2リッターの1HZ、13B-Tというような、エンジンの粘りが強く、またミッションもH55-Fというトラック用のミッションが載っているためギア
比が低く、クローリング主体のクロカンが極めて得意な車たちでした。<br />
<br />
また、当時、TJラングラーなど、極めて走破性が高い中型車などがで始めていて、自走だけでは絶対に敵わないということが多くあったということもありました。<br />
<br />
そこで、車の扱い方をほとんど180度変えることにしました。<br />
<br />
これまではデフロックを入れて振り回すような走りがメインだったところを、基本的にオープンデフで普段はクローリング中心に這い回るような走り方に変え、がつんがつんとアタックしないといけないような地形ではさっさとウインチで引っ張るような走り方に変えていきました。<br />
<br />
これが今から10年ほど前のことでしたね。<br />
<br />
これによっていくつかのメリットが得られることが分かりました。<br />
<br />
<strong><span style="color: red;">1.自走で暴れないので脚回りや駆動系を痛めることがほとんどなくなった。<br />
<br />
2.クローリングが中心になったため、それまで苦手(というかほとんど走ることすらしてなかった)のキャンバー走行を走りに多く取り入れるようになった。</span></strong><br />
<br />
大きく言うとこの2点が大きなメリットでしたね。<br />
<br />
<br />
それに合わせ、車のサスのセッティングも「ガチガチ」なものから「極めてソフト」なものへと変更していきました。<br />
<br />
理由としてはまず「キャンバーを走行する際、ガチガチのサスだと車高が高すぎるため安定感が逆に損なわれるから」です。<br />
<br />
また、「クローリング主体で這い回るとき、ガチガチのサスだと簡単にトラクションが抜けてしまうことが多かったり、足の動きの渋さにストレスを感じることが多かったから」という理由もありました。<br />
<br />
もう一つ理由が。<br />
<br />
それは「岩場などを這う際に、リーフの厚みがあると、その分、最低地上高が下がってしまい、逆に走破性をスポイルしてしまうことがある」ということがわかっていたということもあります。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■ウインチングを多く取り入れた、今の走行スタイルの導入<br />
(2003年~現在)</span></strong><br />
<br />
また、この頃から「クロカンの基本は単独行だ」という考え方を強く持ち始めることになり、単独で山に走りに行ったり、<br />
<br />
クラブのメンバーなどと一緒に走りに行っても、独りだけ勝手に走り始めているってことが増えてきました。<br />
<br />
それまでは車の工具も本当に必要最小限度、補修部品に至ってはほとんど持ち運ばないってことが「当たり前」って感じだったのですが(トライアルに出てましたしね)、<br />
<br />
何かあった際、自分独りでもある程度は対応出来るように、今から10年ほど前からレスキュー用品や補修部品をある程度車に載せたままクロカンをするようになりました。<br />
<br />
そうなると、ウインチやチルホールなどで自力脱出させねばならないことなども多くなり、自然と「自走でダメならすぐウインチングだ」みたいな今のような走り方になっていったというわけです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/111/565/2e6f3f1728.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/111/565/2e6f3f1728.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
また、この当時、「アイアンバールカップ」という引っ張り系の競技会があり、そこの人たちとよく遊んでいたり、自分自身もアンカーマンとして参加したことが数回あるので、自然と「牽引を使ったクロカン」の幅が増えることになりました。<br />
<br />
また、当時は岡山県の県北に「スーパーハード」という林間コースがあり、そこが引っ張り系の競技などで使われたことでもわかるように牽引して遊ぶのに最適な地形だったので、随分とそこで牽引関係の腕を磨くことが出来ましたね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/398/495/f69757450d.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/398/495/f69757450d.jpg" /></a><br />
<br />
><a href="http://motofumi.fc2web.com/records010.html" target="_blank">当時の走行記録の1つ</a><br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/398/496/2432a0b327.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/398/496/2432a0b327.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■クロカンの楽しみ方を大きく広げてくれた走り方 その1:「クローリング」</span></strong><br />
<br />
普通、何か自車の性能に対して不満があったとしたら、お金をかけて改造とか、人によっては車を替えてしまうってことが非常に多かったのですが、僕の場合は「なんとか金をかけず対応したい」ってことがありました。<br />
<br />
まず、典型的なところでいうと、「粘りのないエンジン」と「高いギア比」で一部から不評をかっているPZJ70なのだが、僕が今までやった対策というのは、トランスファーのローギアを1.9倍くらいから2.2倍に落とした程度。<br />
(部品代は2万円程度?)<br />
<br />
あまりにも微妙過ぎて、ローギアダウンしているのが分からないくらいですね。<br />
<br />
<br />
粘りがあるエンジンとH55-Fなど低いギア比のミッションに乗り慣れている人がアレに乗ると、ビックリするくらいエンストし易いと思いますし、実際に貸すとすぐクラッチから煙を吹き出すので、さぞや使いにくいのだろうなぁと思いますね。<br />
<br />
<br />
そこで、普段、広場などで徘徊するときなどに徹底して「エンジンを粘らせてやろう」という練習を取り入れました。<br />
<br />
タコメーターが付いてない車なのでハッキリとした回転数がわかるわけじゃないのですが、通常のアイドリングが800回転くらいだとすると、400~500回転くらいかな?<br />
<br />
練習方法としては全くの平地をアイドリングだけで這わせながら、ブレーキを踏んでいきます。<br />
<br />
当然、エンジンが「ガタガタ・・」と言い始め、あるところを境にエンストしそうになるのですが、その挙動が出たら、ブレーキを緩めたり、クラッチを踏んだり、アクセス操作をしてエンストを回避させることを何度も練習するわけです。<br />
<br />
<br />
僕は基本的に今のPZJ70でこの練習をしてきたのだが、Jr.にクロカンを教える際には、うちにもう一台転がっている奥さんのBJ74V(13B-TとH55-F搭載車)で練習させた。<br />
<br />
僕もその時、初めて粘りのあるエンジンでエンスト付近までギリギリ、エンジンを粘らせる練習をしてみたのだが、普段使っている1PZと13B-Tとでは随分、エンストしそうになったときの挙動などが違うってことがわかった。<br />
<br />
自分のエンジンではエンストしそうになったとき、アクセルペダルを軽く踏むとまた「ガルン!」とエンジン回転が持ち直すことが多いのだが、<br />
<br />
13B-Tはレスポンスが極めて悪いのだかなんだか知らないが、「エンストしそうだ!」って時にアクセルを踏んだのではもう遅いってことがあり、扱い方が全然違うんだなぁということがわかりましたね。<br />
<br />
でもまあ、圧倒的に粘るのは設計の古い13B-Tの方なので、初心者が扱うのであればこちらの方が扱い易いですね。<br />
<br />
なぜ、エンジンを粘らせることから始めさせたのか?というと、最大のグリップ力を発揮する際は、エンジンの回転数を極限まで落とした瞬間ということが多
く、山などで自由にエンジンを粘らせることが出来るようになると、たとえ粘りの悪い1PZ搭載車でも最大のグリップ力を引き出すことが多く出来るようにな
るからだ。<br />
<br />
つまり、エンジンを粘らせることでクローリングが楽しくなる。<br />
<br />
このクローリングが楽しくなるということは、普通に走ったら何でもないような地形も、「もっと粘らせてやろう」とか、「もっとグリップ力を上手に引き出してやろう」などという楽しみが増えてくることに繋がりますね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/298/559/563ddf25dd.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/298/559/563ddf25dd.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■クロカンの楽しみ方を大きく広げてくれた走り方 その2:「キャンバー走行」</span></strong><br />
<br />
コースなどに走りに行く機会が多いのだが、コースの端の斜面や障害物などを利用して車を傾けて遊んでいる人は本当に少ない。<br />
<br />
だが、この「キャンバー走行」もクロカンを楽しくさせる1つだと思っている。<br />
<br />
先ほど、エンジンをギリギリまで粘らせながらのクローリングを覚えると楽しくなるという話をしたが、このクローリングが自由に出来るようになると、「安定した速度で最大のグリップ力を引き出しながらクローリングすることが出来る」ようになる。<br />
<br />
つまり、斜面に斜めに張り付いてみたり、溝にタイヤをわざと落として3点接地を楽しんだりという、これまであまりしてこなかった楽しみ方が出来るようになる。<br />
<br />
これは僕の感覚なのだが、例えばスポーツランド岡山ってふつーに走ったのではたぶん1日で飽きる程度の難易度しかない。<br />
<br />
実際、クロカンに飽きてしまい辞めた友人が過去に多くいたが、理由は「あそこのコースに飽きた」ってものが多かった。<br />
<br />
だけど、僕に言わせると「楽しみ方を知らなかった」に過ぎないと思っているし、楽しみ方を教えてあげようと思ったが聞く耳を持とうとしなかったことが残念だと思っている。<br />
<br />
この「ギリギリまでエンジンを粘らせたクローリング」や「キャンバー走行」ってのは本当に奥が深く、僕はいつまでたっても極めれる気がしない(汗)<br />
<br />
<div style="text-align: center;">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/071/701/87f0bcac62.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/071/701/87f0bcac62.jpg" /></a><br />
</div>
<br />
<br />
まあ、同型車種に乗っている人の中ではたぶん、ズバ抜けて多くの時間を当てて練習していると思うので、得意なことには違いないとは思いますけどね。<br />
<br />
また、この「極限まで速度を落としたクローリング」が出来るようになると、例えばモーグルや岩場などで、数ミリ単位のラインを攻めていくような精度の高い走り方も出来るようになるはずだ。<br />
<br />
移動速度を極限まで落とすということは、それだけ時間をかけて地形の情報を得てそれを処理する時間も増えるということなので、車を壊さない走らせ方を身につけることにもつながる。<br />
<br />
僕が出来ているってわけじゃなく、理論的には出来るはずだと思って、普段から鍛錬を積んでいるわけだし、Jr.にもコースを走りに行く前には必ずエンジンを粘らせる練習を反復させるようにしている。<br />
<br />
<br />
キャンバー走行というのは、車の走破性ウンヌンが一切関係なく、どんな車でも比較的カンタンに練習することが出来る。<br />
<br />
たとえば、先ほどのクローリングなどは純正のギア比のジムニーでは極めて難しいので、ノーマルギア比に近いジムニーやガソリンエンジンの車などはある程度、エンジンを廻して、振り回したり、飛んだり跳ねたりするような使い方にならざるを得ない。<br />
<br />
僕がトルクが細いとはいえ、ディーゼルエンジンが好きなのは多少重さで自走の能力は落ちるが、低速で粘らせて走ることがお金をほとんどかけなくても比較的
簡単に出来るし、練習次第では粘らせてクローリングすることも可能なのだが、ギア比が高いガソリン車ではちょっと不可能だ。<br />
<br />
だが、キャンバー走行というのはデフにデバイスがなくても遊べるし、タイヤが多少しょぼくても遊べるし、バンパーやサイドステップなどが邪魔で障害物が多いモーグルなどは入れない車でも遊べることが出来るし、腕も磨くことが出来る。<br />
<br />
ほとんどの人が「コケたら怖いから」という理由で車を水平に保たせることしかやらないのは僕からしてみると本当にモッタイナイ。<br />
<br />
なぜなら、車を安全に傾けれるようになれば、コース内などで遊べるポイントが劇的に増やすことが出来るからだ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/823/f46e9db3cc.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/823/f46e9db3cc.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■クロカンの楽しみ方を大きく広げてくれた走り方 その3:「レスキュー」</span></strong><br />
<br />
自分で自分を助けることは、セルフレスキュー。<br />
<br />
他人を助けることは、ただのレスキュー。<br />
<br />
僕はどちらも大好きですし、非常に楽しいですね。<br />
<br />
レスキューの中心になってくるのが「ウインチング」などの技術なのですが、先日からも言っているように、このレスキューを取り入れたクロカンに、ランクルやサファリのような重量級のクロカン車は非常に向いているという一面があります。<br />
<br />
「引破だけ」とか「自走だけ」で言うと、より軽量で小型なジープやジムニーなどに軍配が上がることは間違いないのだが、<br />
<br />
例えば1.2tのジムニーに100キロのウインチや補修部品を積んだ際に及ぶ影響と、2.5tのランクルに200キロのウインチや補修部品を積んだ際に及ぶ影響は理論上同じってことが言えますね。<br />
<br />
ただ、大型で重量車の方が、たとえば廃道などを攻める場合は制約が多くなり不利ということはありますが、<br />
<br />
自走に頼る比率が高い軽量車とクローリング主体でウインチング前提の重量車とを比較した場合は、圧倒的に重量車の方が重量物を載せたクロカンでの影響は小さくなると思っています。<br />
<br />
また、以前も言いましたがアンカーになることを想定した場合や、他車を引く場合は自車が重いほうが有利になることが多いですし、ウインチの能力も高い方が実際使い易い。<br />
<br />
また、装備も厳選したものだけしか載せれないというのではなく、アレもコレもと載せていた場合の方が、現場での対応力は高いですしね。<br />
<br />
自分が乗っているPZJ70は、ランクルの中では小柄な部類に入りますし、エンジンやギア比などの点でいうと、人を大勢載せたり大量のレスキュー用品を載せるのはスペース的な問題がありますが、<br />
<br />
小柄だと有利なことも結構あるので、まぁそこはトレードオフの関係なのかな、と。<br />
<br />
<br />
ということで、レスキューの対応力が高い車というのは単独行が比較的自由に行えるってこともあるので、人の都合に振り回されることなく自由に自分が走りたいときに走って腕を磨くことが出来ますし、<br />
<br />
自分がラインを選択する際にも、「ハマったらどうしよう?」じゃなく「ハマったら楽しい牽引が待っている♪」というのでは、楽しめる幅が大きく変わってくるだろうと思う。<br />
<br />
こんな感じで、「クローリング」「キャンバー走行」「レスキュー」という新たな楽しみ方を見つけて飽きもせず遊んでいるってわけです。<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■一緒に腕を磨く仲間を手に入れること</span></strong><br />
<br />
先ほどは単独行をする上でレスキューの能力や装備は欠かせないよという話をしましたが、クロカンを楽しくさせるコツとして「一緒に腕を磨くライバルや競争相手を常に持っておくこと」も非常に重要だと思う。<br />
<br />
僕の場合は、昔から「人見知り」って言葉の意味が分からない感じなので、誰かのグループの中に入っていったり、知らない人と一緒に遊んだり仕事をすることは本当に苦にならないのですが、<br />
<br />
最近は、めったに積極的に絡んでくれる人が少なくなった(笑)<br />
<br />
<br />
だが、以前から何人かは車の戦闘力がほとんど変わらないような人などと一緒に練習したり、注文を付け合ったりしながら楽しくクロカンの練習をしていたこともありました。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/824/498e57e8ab.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/824/498e57e8ab.jpg" /></a><br />
<br />
「ライバル」とか「下手なことをするとすぐ突っ込まれる相手」が多いと、クロカンというのは本当に楽しくなるということもあるので、僕としてはお金をかけて走破性ばかりを上げてしまうと、腕だけの勝負が出来なくなるので面白くないってのもあります。<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■今のサスセッティングは?</span></strong><br />
<br />
基本的にこの「クローリング」「キャンバー走行」「レスキュー」が中心のクロカンなので、サスのセッティングはそれに最適(?)なものにしている、というか「適当」です<br />
(^^;<br />
<br />
まず、先日から純正のリーフにリアサスを戻しましたが、スパンが若干短いため、以前装着していたオールドマンエミューベースのリーフに比べてリアのストロークはかなり短くなっていると思います。<br />
<br />
フロントは、元々ランクル70系はフロントは動きやすい構造なので、ストロークだけでいうと文句はありません。<br />
<br />
ランクル70系の場合、シャーシの真下にリーフのピボットがあるので、シャーシの幅が狭くなっているフロントサスは、リアサスに比べサスの支店が内側に寄っているため、同じストロークと硬さだとしてもフロントがよく動くってわけです。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/395/858/0eb5673db1.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/395/858/0eb5673db1.jpg" /></a><br />
</div>
<br />
これはおそらく70系プラドのシャーシですが、シャーシは基本的にリーフの70系とほとんど変わらない。<br />
<br />
こうして見てみると、いかにフロントがリアに比べて狭くなっているかお分かりいただけると思います。(左側がフロントです)<br />
<br />
<br />
ちなみにこのジープ、リアサスのピボットを内側に寄せているので、リアサスの動きが劇的に上がっている。<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/395/871/0554b133a9.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/395/871/0554b133a9.jpg" /></a><br />
<br />
ただ、リアのシャーシが幅広くなっていたり、サスのピボットが外側に寄っているのにもちゃんとした理由があるからなので、僕としては無理してまでリアサスのピボットを内側に移動させたいとは思っていません。<br />
<br />
(シャーシの間に燃料タンクがあるので簡単には動かないってのもあります)<br />
<br />
<br />
そこで、フロントもリアもそれほど大きな改造を施してないのだが、基本的に「縮み重視」なセッティングをしています。<br />
<br />
リジットタイプのホーシングを持つクロカン車ってのは、結局、サスが縮み、バンプストッパーにホーシングが当たることで、そこを支点にして「伸びよう」と
するわけなので、支点になるバンプストッパーを安易に長くしてしまうと支点が下に下がってしまい、当然のことながら縮みは犠牲になり、反対側も伸びなく
なってしまう。<br />
<br />
そこが理解できてないのか、安易にバンプストッパーを伸ばす改造をする人が多いのだが、僕は縮んだ時に当たるものを撤去していく方を優先させているし、安易に大きなタイヤは履かないようにすることで、<br />
<br />
走破性を著しく上げない、駆動系や操舵系を保護して、長時間のクロカンに耐える耐久力を残すようにしているつもりだ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/111/564/a55cc4b5b0.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/111/564/a55cc4b5b0.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■車高が高くなって走れない処は多いが、腹下が引っかかって走れない場所は少ない</span></strong><br />
<br />
僕は基本的に安易に車高を上げることは否定派です。<br />
<br />
というのも、さきほど言っていたように、<strong>安易に大きなタイヤを履いてしまうとギア比などの問題も大きくなるので大改造が必要になってきたり、駆動系などの負担も飛躍的に高くなってしまうため、「クロカンの腕を上げるように走り込みをする」と簡単に車が壊れてしまう、ということが多くあるから</strong>です。<br />
<br />
今、僕は34インチのスワンパーを履いてますが、これ以上のサイズのタイヤはおそらく履くことはないでしょうね。<br />
<br />
(ハチマルみたいなロングホイルベースの車だと話は別ですが)<br />
<br />
ホイルベースが長くなると相対的に腹下が引っかかり易くなるので、多少はショートに比べて上げた方がいいと思いますが、<br />
<br />
車高の上げすぎはキャンバーでの安定感を急激にスポイルしてしまうため、僕が例えば家に転がっているハチマルを走り中心で改造するとするなら、<br />
<br />
<strong>・フロントデフの保護も兼ねて、大きくても34吋程度のサイズのタイヤを装着<br />
<br />
・(なるべくなら)車を真横に傾けた際に、前後で同じ傾きになるバランスのコイルを装着<br />
<br />
・サスは基本的に縮み重視、タイヤなどが当たるのであれば、タイヤハウスの中を加工したり、スペーサーなどを噛ませることでタイヤとの干渉を逃がす<br />
<br />
・若干、カメになりやすいのでサイドシルなどの保護をしておく<br />
<br />
・ウインチング前提なので比較的強力なウインチを搭載<br />
<br />
・リアにも200kg前後の荷物を載せるので、荷物を載せた状態でバランスを取るコイルを入れる</strong><br />
<br />
とまぁ、こんな処でしょうか?<br />
<br />
ハチマルの場合も、シャーシは70系と同じく、リアが広いのだが、フロントが動きが規制される3リンクなのに対し、リアは比較的抵抗が少ない5リンクをおごっているため、70系とは違い、リアが圧倒的によく動く構造になっている。<br />
<br />
フロントは動くようにすると、タイロッドがリーディングアームに干渉してしまうなど、数多くの問題を解消せねばならないため、僕は基本的にバネとショックだけ最適な長さと硬さのものだけ入れて、後はノーマルに近い状態で遊ぶでしょうね。<br />
<br />
<br />
そういえば、先日、前後のサスが同じように伸び縮みするようにセッティングしたいという記事を見させていただいたのですが、僕としてはそれは意味があまりないと思います。<br />
<br />
というのも、そのようにしてしまうと、例えばフロントだけが異常に柔なくなってしまい、急激に腰のないサスペンションになってしまう、ということが多いからです。<br />
<br />
ちなみにランクル70の前後リーフ車は圧倒的にフロントの方がよく動きます。<br />
<br />
たとえば、前方にコブがあり、そこにフロントタイヤを乗せると、コブを踏んだタイヤが縮み、反対側は凄く伸びるのですが、リアサスはほとんど動きません(笑)<br />
<br />
逆に後方にコブがあり、そこにリアタイヤを乗せると、コブに合わせて車が傾き、フロントサスが派手に動いているのですが、リアサスはほとんど動いていないという状態になることがほとんどです。<br />
<br />
僕はこれを以前から「サービス残業のフロントサス&職務怠慢リアサス」みたいな言い方をしていることがありますが、これはこれで問題ないと思っています。<br />
<br />
というのも、仮にそれを前後バランスが取れるようにリアを極限まで柔らかくしてしまうと、恐ろしく踏ん張りの悪いリアサスになってしまいますし、また車高も大幅に落ちたり、ジャダーによるリアサスの寿命も落ちてしまいますね。<br />
<br />
フロントが良く動き、リアがあまり動かない車としてはチェロキーなどがありますね。<br />
<br />
フロントはコイルなので異常にぐにゃぐにゃ動いて気持ち悪い(笑)のですが、リアサスはあまり動かない。<br />
<br />
サファリのY60やランクル80などはその正反対ですね。<br />
<br />
もちろん、フロントが独立懸架のテラノなどもフロントが動かず、リアが抜群に動くタイプです。<br />
<br />
かといって走らないのかとか、クロカンのシーンで使いにくいというと、そんなことはない。<br />
<br />
要は、ランクル70でいうと、リアサス中心のライン取りをすればいいだけだし、反対のY60などはフロント中心のライン取りをすればいいだけなんですね。<br />
<br />
僕の場合、複雑に入り組んだモーグルなどを登る際に、リアサスが踏むポイントを徹底的に頭に入れておくことから始めます。<br />
<br />
フロントは勝手に動いてくれるのである程度適当なラインでいいのですが、リアは左右で踏んでいるポイントが水平じゃなくなると急にトラクションが逃げてしまうからですね。<br />
<br />
ランクル70ショートの場合、リアタイヤに近いポジションで座っているので、比較的リアタイヤから伝わってくるインフォメーションがドライバーに伝わり易いので、結構そこは気に入ってますね。<br />
<br />
逆にフロントよりリアがよく動く車というのは、フロントがなるべく水平になるラインにねじ込んでしまえば、リアは追従して勝手に動いてくれるし、しっかり
後ろからも押してくれるので、フロントタイヤからステアリングを通してつたわってくるインフォメーションで微妙なハンドル操作をするんだ、ってのを聞いた
ことがあります。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/600/938/0d123bb65c.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/600/938/0d123bb65c.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px; line-height: 130%;">■サスストロークが大きいと逆に走れなくなることもあるということは覚えておいてもいいと思う</span></strong><br />
<br />
これはランクル70系などのリーフ車で思うことなのですが、抜群にサスが動くセッティングの車などはビックリするほどブッシュが潰れることが早かったり、ジャダーでショックが折れたり、Uボルトが折れたり、いろいろなトラブルを抱えることが多いようです。<br />
<br />
車屋でブッシュの付け替えをするのであれば時間は取られませんが、お金はやっぱりブッシュごときで何万も取られることがありますし、もったいないですよね。<br />
<br />
ですので、サスストロークを異常に稼いだ車ってのは走り込みを阻害することも多いってことを覚えておいた方がいいと思います。<br />
<br />
また、異常にグニャグニャな車というのはオンロードで驚くほど不安定な車も珍しくないみたいですし、また先日、うちのJr.がやったようなフロントを溝に
落とした3点接地などで僕の車で安定して行ける処をその数段前でコケてしまったり、キャンバーやモーグルで不安定になることが多いということは知っておい
た方がいいでしょう。<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/IyfH9TD8rXM#%21&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
※この程度じゃ、僕の車ならまだコケません<br />
そもそも本当にコケそうなら、運転席から降りた時点でコケてます(笑)<br />
<br />
<br />
「車高が高くなって走れない処は多いが、腹下が引っかかって走れない場所は少ない」というのはそういう理由もあるからなんですね。<br />
<br />
腹下がひっかかってもハイリフトジャッキなどで軽く持ち上げて通過させたり、ウインチで引っ張って通過させることも可能ですが、<br />
<br />
通常の場合、重量車で転倒させてしまうと、その日(もしくはそれ以降ずっと)は引退ですもんねぇ。<br />
<br />
引退にならないとしても修理代でウン十万とかありえません(汗)<br />
<br />
<br />
また、先ほども言いましたように傾けて遊ぶことは到るところでできますが、傾きに耐性がない車だと物理的に遊べるポイントが急激に減ってしまうからです。<br />
<br />
「常に車が水平に保てるように走ろう」なんて、おそらくスポーツランド岡山程度の難易度のコースだと1周程度で飽きてしまうでしょう(笑<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■車を壊したり、凄い改造をすることがえらいんじゃない</span></strong><br />
<br />
これは僕が普段から思っていることなのですが、車の改造はソコソコが一番楽しめると思いますネ。<br />
<br />
先日、LCCOの若手にクロカンの初心者講習会ってのをしましたが、自走の能力はそんなに高くない僕の車でも、初心者たちの車と比べると「熟成」が進んでいる(汗)ってのもあったり、泥に異常に強いスワンパーを履いているってこともあり、全くついてこれませんでした。<br />
<br />
クロカン歴が半年にも満たないJr.が運転してそんな感じなのですが、彼らからするともしかすると「あれは車がいいのでよく走るんだ」って思っていたかもしれませんね。<br />
<br />
車の改造をほとんどしてない僕の車ですらそんな感じで思われることも多いかもしれないので、いわんや大改造を施した車なんて「あれは車がいいから」って思われて最初から腕を磨く相手として認識されないんじゃないかと思います。<br />
<br />
<br />
車の改造やセッティングを競い出すと、走りに行くことではなく車から降りてくっちゃべっていたり、車を工場に入れている時間の方が長くなってしまうので、
僕からしてみるとお金はかかるし、競争相手は減るし、腕は磨けないしで良いところが全くなくなってしまうと感じるんですよね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/009/129/1d92852ec9.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/009/129/1d92852ec9.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
たとえば先日からアメリカの大改造した車を見て「凄いな」とは思いますが、あくまでそれは参考にする程度で、自分としてはまずああいう改造はやらないでしょうね。<br />
<br />
また、改造で誇ろうとするなら、アメリカなどの車検制度が非常に緩い国にいる人たちを相手にしなければいけませんが、明らかに何千万も車につぎ込んでいるような人を相手にしないといけないのはまず僕からしてみたらありえないって思います。<br />
<br />
<br />
また、車を壊すということも、僕からしてみると下手くそなのを証明しているだけで、えらいとはとても思えないんですよね。<br />
<br />
自分にとっては「単独行」というのは腕を磨くために必要不可欠なもの。<br />
<br />
なるべく壊さず、潰さず、それでいて遠慮なくアレもコレも走って楽しんでその日に自走で帰ってくる。<br />
<br />
これが理想的なクロカン乗りの姿です。<br />
<br />
<div style="text-align: center;">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/071/772/eb601c1ad2.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/071/772/eb601c1ad2.jpg" /></a></div>
</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-82671689834552077322012-10-23T23:22:00.002+09:002012-10-23T23:22:16.663+09:00クロカン四駆にフルバケットシートは必要か? <br />
<div class="contentsTitle">
クロカン四駆にフルバケットシートは必要か?
</div>
<div class="contentsTitle">
<br /></div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f056%2f532%2f28056532%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/056/532/28056532/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
「人馬一体」という言葉をよくクロカンのシーンでは耳にすることがあります。<br />
<br />
僕はランクルでしかクロカンをしたことがない、生粋のランクル乗りだと思っているのだが、たまにリーフのジムニーや三菱ジープなどに乗らせてもらうとビックリすることがある。<br />
<br />
これらのクルマは基本的にランクルより小さいクルマなので、地形の高低差などの影響をランクルよりはより受けやすい・・・というような当たり前のことではなく、<br />
<br />
地形から伝わってくるインフォメーション(情報量)が圧倒的にランクルより多いことで驚くのだ。<br />
<br />
僕は最初、ランクル60でクロカンを始めたが、「もっと戦闘力の高いクロカン車が欲しい」「ステーションワゴンは要らなくなった」などの理由で、ランクル70短に乗り換えました。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/002/959/057/384a440135.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/002/959/057/384a440135.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
乗り換えた当時思ったのが、ホイルベースが短くなったことで、同じ斜面を登る際にもクルマの前後の傾き(ピッチング piching)が大きいのでビックリしたものだ。<br />
<br />
また、ランクル60に比べ、ボンネットの先端が絞られているので、より死角が少ないことや、運転席に座ったとき、ドアの高さが低いので下方向への視界が広く、「ロクマルより運転席で得られる情報量が多いな!」と感動したものだ。<br />
<br />
<br />
これはランクル60と70短での比較でしかないのだが、後になってランクル40に乗ってみたら、70よりさらに短く細くなったボンネットや、振動などが伝
わりやすいコックピットなどの影響もあって、さらに運転席で得られる情報量が多いことに驚かされたし、何より「地形からの情報がハンドルやシート、アクセ
ルペダルなどを通じてものすごくダイレクトにドライバーに伝わる」ということに驚かされた。<br />
<br />
<br />
さらに三菱ジープに乗ったら、リアボディなどが低く小さいことで後方下部の視界が極めて広いことや、40系よりさらに多くの情報が得やすい運転席に驚いた。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/381/890/56b37d3a89.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/381/890/56b37d3a89.jpg" /></a><br />
<br />
それがさらに小さい前後リーフ時代のジムニーに乗ったときは・・・<br />
<br />
正直「なんじゃこりゃ!」って思いましたね。<br />
<br />
<br />
そういうことがあるので、僕は「ジムニーに乗ったらより腕が磨かれる」ということを聞くと「そりゃ、違うだろう?!」って思うのです。<br />
<br />
だって、ジムニーやジープなどに比べると、圧倒的に70系などは地形から得られる情報量が少なく、人馬一体感を得られることが難しくなるわけだし、<br />
<br />
それがフルサイズのランクル60系や、コイルになった80系やサファリY60やY61などになると更に更に得られる情報量が希薄になるので、ジムニーやジープとはまた違った難しさが存在するからだ。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■インフォメーションが希薄なクルマで人馬一体感を得るには?</span></strong><br />
<br />
今でこそそれほどでもないのだが、僕は極めて負けず嫌いな性格だったので若い頃は「クロカンで誰にも負けたくない」という想いが非常に強かった。<br />
<br />
だが、ほかの人と比べると圧倒的に貧乏だったので、改造でお金をかける余力もない。<br />
<br />
そこで考えたのが、「運転席で得られる情報量を可能な限り大きくしてやろう」というものだった。<br />
<br />
その一環で行なったのが「フルバケットシートの導入」。<br />
<br />
それと「内装の撤去」、「タイヤハウス内のカット」、「(クロカン時に)左右のドアを外せるようにする」という改造だった。<br />
<br />
バケットシートは確か4万ほどした?のだったが、左右のドアが外せる加工は、材料費で1000円ほどしか掛かっていないので、個人的には極めて安くあがっていると思うのだが、極めて有効な改造だったと思っています。<br />
<br />
<br />
特に劇的だったのは「運転席側のドアを外す」ということだったのだが、これについてはまた別の機会で話をするとして、今回は「フルバケットシートを導入した結果どうなったか?」ということについてお話したいと思います。<br />
<br />
<br />
※ちなみに、今からちょうど10年ほど前に、当時のレポートが残されていたので一応、こちらでもご紹介しておきます。<br />
<br />
><a href="http://motofumi.fc2web.com/words014.html" target="_blank">ほのぼの系クロカン(自分流悪路走破考察より)</a><br />
<br />
><a href="http://motofumi.fc2web.com/words042.html" target="_blank">フルバケットシート(自分流悪路走破考察より)</a><br />
<span style="font-size: 12px;">※当時、勘違いしてサイドサポートのことをランバーサポートと言っております。実際はサイドサポートのことなのでご了承願います</span><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■フルバケットシート必要論</span></strong><br />
<br />
必要論というと強すぎる言い方かもしれないのだが、一応、僕はこんな風に思っているということをお聞きいただきたいと思います。<br />
<br />
10年前のレポートに、当時、導入を決めた理由を詳しく載せているのでそちらも見ていただきたいのだが、<br />
<br />
今回は、15年以上フルバケットシートでクロカンしてきてどう思うのか?ということを書いてみたいと思います。<br />
<br />
<br />
先ほど「人馬一体感を得るためにはフルバケットシートは必要」みたいなことを書いたのだが、初心者のうちは別段必要じゃないかも?と思ってます。<br />
<br />
というのも、うちのJr.にクロカン(というか普通の運転の基礎の基礎)を教える際に使ったクルマは、奥さんのBJ74Vで、そちらのシートは純正シートだったからです。<br />
<br />
<br />
僕が今使っているBRIDEのフルバケが気に入っているのは、なによりも非常に高いサイドサポートがあるからだ。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/381/738/09743a7006.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/381/738/09743a7006.jpg" /></a><br />
<br />
ちょっとシート形状は違うが、これでいうと”4”の部分、つまり太ももを左右で押さえているのがサイドサポートだ。<br />
<br />
シート形状の中で僕が最も重視しているのがこのサイドサポートの形状や高さだ。<br />
<br />
僕の運転するときのポジションは、左右の太ももをこのサイドサポートに内側から外に向けて押し付けることで腰や足先の位置を固定させています。<br />
<br />
四駆によるクロカン、特に重量級ディーゼル車のクローリング主体のクロカンの場合、高速走行による過大な横Gなどはかからないのだが、<br />
<br />
より起伏の大きな地形を移動させるため、ドライバーにかかる重力の向きは非常に変化します。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■より正確な操作をするためのフルバケットシート</span></strong><br />
<br />
これは普段、ノーマルシートやサイドサポートの低いクルマでクロカンをしていて、僕のクルマについているようなフルバケットシートに乗ってみたらすぐ気がつくと思うのだが、<br />
<br />
クルマが派手に揺らされる時や、クルマが40度ほども傾いた時などにもそれほど苦労することなく、アクセル操作やブレーキ操作、クラッチ操作が出来ることだ。<br />
<br />
<br />
逆に言うと、ちょっとした揺れや傾きで腰がシートの上でズレたり、足先が揺らされたりするクルマで、自分が思ったような操作ができるはずがないのだ。<br />
<br />
「いや、思ったように操作していますよ」って言う方がおられるかもしれないが、それはたまたま今はうまくいっているだけで、よくよく見てみると、クルマが勝手に走ってくれていただけというようなお粗末なことも珍しくないんじゃないかと思っています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/825/9e6650f61a.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/533/825/9e6650f61a.jpg" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">ランクルの様なディーゼル車の場合は特にこのような体
勢になると移動速度を極限まで落とし、微妙な操作やシートなどから伝わってくるタイヤのグリップしている様子や車の挙動変化などに神経を張り巡らせている
場合が多いので、自然と傾いたまま停止・・・みたいなことも多くなる</span><br />
<br />
<br />
試しにクロカンをしてる最中に、左右の足先が車が揺れている最中、どのように揺らされているか見てみるといい。<br />
<br />
足元は視界に入らないということもあるので見てみるとギョッとするかもしれないが、結構な勢いで前後左右上下に揺らされていることが分かると思う。<br />
<br />
中には「左足で踏ん張って体を固定しているんだ」って人もおられるかもしれない(特にAT車の場合は)。<br />
<br />
だが、僕はAT車を操作するときは大体、左足ブレーキを使っているし、<br />
<br />
ましてや自車がMT車でクラッチを終始使わねばならない車の場合、クラッチを操作しながら、右足はブレーキやアクセルペダルを操作するって状況は極めて多いので、「左足で踏ん張るからホールドの良いシートは不要」という論は破綻していると感じる。<br />
<br />
これはフルバケの話からは若干逸れるのだが、僕が揺らされるヒルクライムなどでアクセル操作に集中したい場合は、アクセルペダルの右手前にあるロールバーに右足のふくらはぎを押し付けて、足首の操作でアクセルの微妙な調節をすることがある。<br />
<br />
つまり、膝を左右に広げ、サイドサポートを内側から押し広げることで体全体を固定し、それでも揺れる足先はロールバーに押し付けることで固定しているわけです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/383/342/8022caa8e0.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/383/342/8022caa8e0.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■より多くのインフォメーションを得るためのフルバケットシート</span></strong><br />
<br />
例えばF1やツーリングカー選手権などに出ている競争車などで運転席の中で体が自由に動かせるようなクルマってあるだろうか。<br />
<br />
まずありえないだろう。<br />
<br />
これはマンガの中や映像でしか見たことがないのだが、例えばF1などではコクピットの中でピクリとも動くことが出来ないくらいガッチリとホールドさせるのだそうだ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/381/788/b35674f58c.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/381/788/b35674f58c.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
ただ、”クロカン”となるとそこまで強く運転手をシートに拘束してしまうと、乗降性に悪影響が出るし、運転席に乗ったまま、上半身だけクルマの外に突き出したり後ろを振り向いたりして運転席からの死角をなくす動作などが出来なくなるので逆効果になるのだが、<br />
<br />
それでも僕はなるべくしっかりホールドしてくれるシートの方が特に外からのインフォメーションが弱いクルマに乗っている人にとっては重要度が増すと思っています。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■操る楽しさを教えてくれるフルバケットシート</span></strong><br />
<br />
先ほどから「人馬一体」というキーワードを使っていますが、この「人馬一体」を体現している人の操作を外から見ていて感動することがあります。<br />
<br />
タイヤの4本、全てに神経が張り巡らされているかのようなクルマの操作、<br />
<br />
ボディの端を正確に掴んだ繊細な操作・・。<br />
<br />
それをランクル60とか80などのフルサイズで行なっている人の走りを見ると鳥肌が立つことがありますね。<br />
<br />
<br />
自分の場合はまだ当然極めるという域には至ってませんが、それでもランクル70系に乗っている人の中では車両感覚が掴めている方だと思っているし、思い通り操作することも得意な方に属しているという自信はあります。<br />
<br />
<br />
僕が走り込みを重視したことを言うのも、よりカンタンな地形での走り込みをオススメするのも、結局のところ「人馬一体感を得ることを優先することで、クル
マの損耗も抑える走りが出来るようになることや、クルマの操作が奥深いことを体験してもらうことで飽きの来ないクロカンを覚えてもらいたいから」ですね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/444/747/38557e9e9a.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/444/747/38557e9e9a.jpg" /></a><br />
<br />
クロカンの上級者や先輩などから「クロカンは”腰”でするものや!」というようなことを聞いたことはないだろうか?<br />
<br />
これについては僕も同感なのだが、腰や太もも、背中にかけてシートと密着した処を通して地形からクルマに伝わってくる情報をクルマの操作に反映させるという意味だと思う。<br />
<br />
<br />
タイヤから伝わってくるトラクションを感じながら、トラクションが抜け始めたらアクセルを緩めてみてグリップが回復するところまでタイヤの回転数を落としてみたり、<br />
<br />
もっとタイヤの回転数を落としたい場合はクラッチやブレーキで落としたり・・・<br />
<br />
逆に細かいアクセル操作でトラクションを得てみたり・・・<br />
<br />
そんな風に地形と相談しながら自分が思ったようにクルマを操作し、イメージしたとおりにクルマが動いてくれる時が自分にとっては至福の時ですね。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■安全面で一枚上手のフルバケットシート</span></strong><br />
<br />
僕は普段のクロカン時には4点式シートベルトの腰の部分だけを止めて、肩のベルトは外しているのだが、<br />
<br />
理由としては、「上半身を自由に動くようにしておきたい」ということがあります。<br />
<br />
先ほどもちょっと言いましたが、運転席からの死角をいかに減らすか?ということは非常に重要なことだと思っています。<br />
<br />
そこで僕の場合は運転席のドアを外したり、タイヤハウスの中をぶった切って、運転席から直接タイヤが見えるようにしてみたりと色々と手をうっている。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/383/438/e09d3b127c.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/383/438/e09d3b127c.jpg" /></a><br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/383/439/6ca49728a9.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/383/439/6ca49728a9.jpg" /></a><br />
<span style="font-size: 10px; line-height: 130%;">運転席からちょっと右に体を傾けた状態で見ることが出来る風景<br />
上側がフロントタイヤとフロントタイヤと接している地面の様子<br />
下側はリアタイヤとリアタイヤが接している地面の様子だ</span><br />
<br />
純正の3点式シートベルトが嫌いなのは、肩から腰にかけて斜めにベルトが通るというのと、傾いた状態ではシートベルトが引っ張り出せないのでシートベルトが出来ないことがあるからという理由があります。<br />
<br />
まぁ、シートベルトはある程度引っ張り出した状態で止めておくことも可能なので、斜面で停ったからといってシートベルトを使えませんってわけじゃありませんが、それでもあの斜めのベルトが邪魔なんです(笑)<br />
<br />
<br />
中には「4点式シートベルトだからといって、腰のところだけ止めていても危険だろう?」って思うかもしれませんが、<br />
<br />
本当に転倒しそうなら運転席に座ったまま、肩のベルトも付けますし、また非常にホールド性の高いシートのお陰で、腰だけ止めていても転倒時に体が運転席の外に出てしまうこともほとんど考えられない。<br />
<br />
それはそうですよね。<br />
<br />
コの字型のシートに上から蓋をするようなものなので、腰がシートから離れることはまずありえないからです。<br />
<br />
(※まぁ、重量級のクロカン車の場合、谷底に転げ落ちるような危険なルートは走らない方がいいとは思いますけどね・・)<br />
<br />
ちなみに僕が以前、4/4回転したときは、腰だけで止めていたのだが、転倒時にハンドルに両手をかけていた腕を伸ばし、シートに体を押し付ける体勢にしていたため、一回転しても問題ありませんでした。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/170/117/4a7be709d3.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/170/117/4a7be709d3.jpg" /></a><br />
<br />
それ以降も、軽く寄りかかったということも含めたら10回以上は転倒してますが、転倒体勢(つまり受身)を取ることはバッチリなので、もちろん怪我したことは一度もありません。<br />
<br />
このように安全性の面でいうと、セミバケットやノーマルシートと比べてフルバケが一枚上手だと思いますネ。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■キャンバー走行で強いフルバケットシート</span></strong><br />
<br />
スピードを出す競技車両になくて、クロカン車でよくあるのが「クルマを横方向や縦方向に大きく傾けたままの姿勢を長時間続ける」ことがある点です。<br />
<br />
僕は特にキャンバー走行が大好きなので、より安定してキャンバーを攻めたいと思っているのだが、このキャンバー走行中に非常に大きなサイドサポートがあるフルバケットシートは非常に強い味方になってくれる。<br />
<br />
クルマが横に30度ほども傾くと、サイドサポートが貧弱なシートではどんどんシートの座面からお尻の位置がズレてしまいます。<br />
<br />
それも1分や2分なら頑張って持ちこたえれるかもしれませんが、そんな状態で正確な運転操作が出来るかは非常に疑問ですよね。<br />
<br />
岡山近辺ではあまり見かけなくなりましたが、以前は非常に長いV字溝を通過させるのに長くなると何時間も20度以上傾いた運転席に座っているってことがありましたが、さすがにそこまで長時間、傾いた運転席に座りっぱなしということは減ってきましたね。<br />
<br />
ですが、非常に難易度の低いコースなどを走っていてつまらない場合などは積極的にコースの側面の斜面などを使って、クルマを傾けて遊んだりしますが、このような遊びがし易いクルマなら、より飽きずにクロカンを続けれるんじゃないかと思いますね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/002/941/743/ce77bfafab.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/002/941/743/ce77bfafab.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■一枚上手のクロカニストを目指すのであれば・・</span></strong><br />
<br />
僕はフルバケットシートの導入をオススメしたいと思います。特に重量級のクルマは。<br />
<br />
まず、なにより運転が楽しくなると思います。<br />
<br />
あと、フルバケットシートにしてもリジット型(一体型)のものと、僕が使っているようなリクライニング可能型があったり、<br />
<br />
シートの材質もファブリックなどの布製のもの、人工革のもの、ビニール製など非常に多く存在します。<br />
<br />
また、一部の競技車両などでみかける、クッション材がほとんど入っていない、低反発素材でオーダーメイドみたいな形で作られている高級シートなどいろいろ存在するみたいです。<br />
<br />
セミバケットシートも含め、好みの問題などもあるので一概に僕と同じ考えを持つ必要はないと思うのですが、<br />
<br />
クロカンの現場などで見かけるクルマなどにシートなどに座らせてもらったり、店頭などに置かれているシートなどに座ってみたりいろいろしてみて、<br />
<br />
気に入ったものを手に入れてもいいんじゃないかと思います。<br />
<br />
また、あまり見かけたことはありませんが、純正シートにサイドサポートなどを付けてみるということなども有効な改造かもしれませんよ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/071/771/be9cf67f83.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/071/771/be9cf67f83.jpg" /></a></div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-27053935397446791882012-10-23T23:21:00.002+09:002012-10-23T23:21:07.000+09:00セルフレスキューテクニック <br />
<div class="contentsTitle">
セルフレスキューテクニック
</div>
<div class="blogMemo">
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「単独行が好き♪」<br />
<br />
・・・ということで今回のレポートは「セルフ・レスキュー」についてお話したいと思います。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■もっと単独行を楽しもう</span></strong><br />
<br />
<br />
<br />
いきなり脱線して始まりますが、先日、LCCOの走行会に参加(?)していて、皆がなかなか走りに出ようとしないので業を煮やして、Jr.と単独で先に走りに出ていました。<br />
<br />
僕は昔からこんな風に結構自分勝手なヤツなのですが(笑)、これはクロカンの世界では別段、悪い話ではなく、ある程度自分で自分を救える技と装備を整えている人はもっと積極的にやればいいと僕は思っています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/166/230/67f109d9a8.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/166/230/67f109d9a8.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■「つるんで走るだけが能じゃないだろう?」</span></strong><br />
<br />
先日の記事で、「クロカンの練度を走行時間などで言ってみるのはどうだろう?」というようなものを上げたことがありました。<br />
<br />
僕の場合、おそらくですが、これまでクロカンの現場でハンドル握って運転してたり、レスキューやウインチングなど、実際になんらかの操作をしている通算時間はおそらく1000時間を超えていると思うのですが、<br />
<br />
この”クロカンの実稼働時間”というのは、友達とだらだらしゃべっていたり、他人の走りを観ているだけでは稼げません。<br />
<br />
もちろん、他人の走りを観て勉強するってのもアリだし、ウェブやYouTube動画などで観て学ぶってのも大事だとは思うのですが、<br />
<br />
細かいフィーリングや、深い経験値ってのはやっぱり自分自身の五感で得ていくものなので、現場での実稼働に及ぶものはないと思います。<br />
<br />
これは何もクロカンだけの話ではなく、仕事などでスキルを身につける際にも「OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)」と言われる、「仕事しながらスキルを身につけるトレーニング手法」が非常に有効であるのと同じことですね。<br />
<br />
脱線したので戻しますが、そんな感じでクロカンの実働時間を稼ぐにはある程度、周囲のペースに流されず単独行をするってのはアリなんじゃないかと思います。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/493/786/951ed6b95d.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/493/786/951ed6b95d.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■プチ単独行をしよう</span></strong><br />
<br />
先日の走行会は全体で60台ほどがスポーツランド岡山という箱庭に集まっていたので、「単独行?」というとピンと来ない上級者は多いと思うので、ちょっと言い方を変えて「プチ単独行」としてみましょうか。<br />
<br />
この「プチ単独行」なら、台数が多かろうが、狭いコースで多く集まる状況やランクルミーティングみたいに基本、走りが目的じゃないイベントなどでも比較的、実施しやすいです。<br />
<br />
プチ単独行なら、広場横のちょっとした障害物(オブスタクル)で遊ぶことも出来ますし、周囲に人やクルマが多くいるのであれば、彼らへの話題提供にもなるし、万が一スタックや転倒などをやらかしたとしても、すぐ助けてもらうことも出来る。<br />
<br />
つまり、比較的初心者や、道具などが揃っていない人も安心して攻めることも出来るってわけだ。<br />
<br />
「誰も手も借りないぜ」っていうような中級者以上は、アンカーもなるべくなら誰の手も借りないようにすればいいかもしれないが、<br />
<br />
たとえばテージャスランチみたいに牧場の真ん中にポツンとコースがあるような処ではアンカーになる木や岩などが見当たらないこともある。<br />
<br />
そういう場合に限り、例外的にアンカーだけ他のクルマにお願いするという遊び方もある。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/351/c45ac00b32.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/351/c45ac00b32.jpg" /></a><br />
<br />
もちろん、グランドアンカーなどを用意して引っ張るようにしてもいいかもしれませんね。<br />
<br />
(僕も以前はグレーチングと杭数本利用してグランドアンカーとして持ち運んでいたこともあったが、現在は重すぎることもあるのと、SLOやいつもの山みたいにアンカーに事欠かない場所を走る機会が多いので持ち歩いてません)<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/352/6b813c4e51.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/352/6b813c4e51.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■ほとんどの場合は予備ワイヤーと予備のトウロープでグランドアンカーの代用は可能</span></strong><br />
<br />
ちょっと余談になってしまうのだが、岡山を中心とした地方で、「ほんまにアンカーになるものがない(汗)」と焦ってしまうような場所は結構少なく、広島のテージャスランチや、兵庫の福崎などが割とアンカーがなくて困る場所がある。<br />
<br />
スポーツランド岡山も、広場が場合によっては「アンカーは100m先」ってことがあるくらいなのだが、逆の言い方をすれば、予備ワイヤーも含めて100mほどの長さで引っ張れるようにしておけば、ほとんどの場所であらゆる方向で牽引が可能ということが言えるわけだ。<br />
<br />
これは、いつも走りに行っていた山の中でぼくらが「ムーミン谷」と呼んでいたポイントがあるのだが、<br />
<br />
そこのある斜面を登る際は、アンカーになる木で手頃な強度のものが少なく、アンカーになる木を心配しながらウインチングする・・・ということで、アンカー
への負担を抑えるようにトルクアシストをうまく使わねばいけないということがあったため、随分とトルクアシストの習得に役にたった思い出がある。<br />
<br />
ただ、明らかに弱いと分かっているアンカーで引っ張るのは、危険性の問題もあるし、トルクアシストを上手に使いこなせない初級~中級者はしないほうがいいだろうと思う。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/727/7e02b46d41.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/727/7e02b46d41.jpg" /></a><br />
<br />
そこで、必要になってくるのは”アンカーを分散させる”という技術。<br />
<br />
つまり、一本ではひ弱で使えない木なのだが、5~6本をまとめると結構頑丈になって使えるようになることがあります。<br />
<br />
これらの「分散アンカー」とか「空中アンカー」などと呼ばれることがあるので、これらを少し説明してみたいと思います。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■分散アンカーとは?</span></strong><br />
<br />
まず分散アンカーについてご説明します。<br />
<br />
分散アンカーを使う目的は、先ほども言ったように主に「弱い木などを数本まとめてアンカーにすることです。<br />
<br />
例を挙げればこんな感じ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/808/67991bcba1.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/808/67991bcba1.jpg" /></a><br />
<br />
これは5本の木を2つのグループに分けて、それぞれ2つのグループをつないでいる例ですね。<br />
<br />
2つのグループはウインチワイヤーでつないでいますが、向きを変えるために1つ滑車を使っています。<br />
<br />
これは束ねる例ですが、長いトウロープを使ってまとめて使う方法としてはこんな使い方もあります。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/831/aa6d481d9f.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/831/aa6d481d9f.jpg" /></a><br />
<br />
これは左端の木にまず巻きつけておいて、残りの木に荷重が分散するように工夫してトウロープを張り巡らせた応用法ですね。<br />
<br />
ちなみに左端の木に止めているのはチョークとしって、トウロープの輪っかの中にロープと木を通すことで固定させる方式を使っています。<br />
<br />
続きて、「空中アンカー」について説明したいと思います。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■空中アンカーとは?</span></strong><br />
<br />
空中アンカーとは、文字通り「空中にアンカーを作る」という方法です。<br />
<br />
これは、例えばまっすぐ引っ張りあげたいのだが、その向きにアンカーになる木がなく、2つ以上のアンカーを利用し、「空中にアンカーを出現させる」というものです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/884/cafbfa06ba.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/884/cafbfa06ba.jpg" /></a><br />
↑真ん中の赤い丸は滑車<br />
<br />
このように、左右にアンカーが分かれていて、そちらに引っ張ってもいいのだがなるべくなら車の向きに対してまっすぐ巻きとりたい場合などに使うことがあります。<br />
<br />
これは、泥沼などにハマってしまい、横引きするとワイヤーが破断してしまう場合などに用いられる手です。<br />
<br />
<br />
単独行で遊ぶようになると、この分散アンカーや空中アンカーはよく使うようになるので、ぜひ普段のクロカンなどでも積極的に使ってみてください。<br />
<br />
これらのようにアンカーを分散させる場合は、最低でも2~3のトウロープと、1~2個の滑車、3~4個のS字フックなどが必要となってくるのと、予備ワイヤーがいくつか必要となってくる場合があります。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■使用している牽引関連用品の紹介</span></strong><br />
<br />
あとあって便利なのは、ワイヤークリップ(ワイヤーの真ん中で引っ掛けて使うことでワイヤーの長さを調節するもの)や、ハンドウインチ、小型のチェンブロなどがあると応用範囲がさらに広がりますので、オススメです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/982/6636d378f8.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/982/6636d378f8.jpg" /></a><br />
<br />
これは僕がもっているワイヤークリップ。<br />
<br />
これはテコの原理でワイヤーをロックさせるタイプのものだが、他にスライドさせてワイヤーを挟み込んでロックするタイプのものもある。<br />
<br />
ただ、どちらのタイプもワイヤーを痛めることになるので、要らなくなったワイヤーなどを使うと良いだろう。<br />
<br />
僕の場合は、ウインチングで切れたワイヤーを予備ワイヤーにして、そちらでよく使ってました。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/983/07b852c34a.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/983/07b852c34a.jpg" /></a><br />
<br />
分解するとこうなります。<br />
<br />
逆向きで組もうとすると穴の位置が微妙に合わない親切設計です。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/984/3e94e0850a.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/369/984/3e94e0850a.jpg" /></a><br />
<br />
ハイリフトジャッキを使った尺取虫戦法(ハイリフトジャッキをハンドウインチみたいに使う方法)などでは必需品ですね。<br />
<br />
また、空中アンカーなど、真ん中にくる滑車を微妙な位置に調整したい場合などにもワイヤークリックで長さを調整することがよくあります。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/017/c9822f9e72.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/017/c9822f9e72.jpg" /></a><br />
<br />
僕が使っているトウロープは1・2・3mの合計3本。<br />
<br />
もっと長いロープを使っている人もいるが、長さが違うロープを複数持っておけば、空中アンカーなどで楽に調整出来ることもあります。<br />
<br />
これは余談ですが、僕はクッションロープは使わない主義です。<br />
<br />
ジムニーなどでウインチを載せてないクルマでは必需品の場合もありますが、細かいテンションの管理がまず無理だし、ロープが破断したときのリカバリーが難しかったり、危険度などもあるので重量車では使うべきではないと思ってます。<br />
<br />
ですので、スノーアタックなどでも僕らはウインチやトウロープを多用します。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/018/54fbf3b8ac.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/018/54fbf3b8ac.jpg" /></a><br />
<br />
滑車は軸にベアリングがちゃんと入っているオタフク滑車を2個使用。<br />
小さい方がスイベルする5インチ。<br />
大きいほうがスイベルしない6インチ。<br />
普通は6インチをよく使っています。<br />
S字フックは必需品ですねぇ。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/016/39f391c9b6.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/016/39f391c9b6.jpg" /></a><br />
<br />
これは10年ほど前に愛用していたクロカン用シューズ。<br />
<br />
横からみてもかなりいかついトレッドパターンをしていることが分かると思うが、実際、ウインチングなどでは足場の悪い斜面を行ったり来たりすることが多いので、グリップがよい靴というのはクルマのタイヤの選択並に重要だと思っている。<br />
<br />
この靴はまるでスワンパーみたいなパターンをしてたので泥の斜面などにもよく食いついてくれましたし、靴の裏が薄く柔かいので、岩場などでも柔軟にフィットしてくれて非常に便利でした。<br />
<br />
欠点としてはなかなか売っているのを見かけないこと。<br />
<br />
現在は、普通の靴しか持ってないのでまた似たような靴が欲しいと思ってます。<br />
<br />
<br />
・・・いかがでしたでしょうか。<br />
<br />
セルフレスキューがある程度出来るようになれば、「一緒に来ている人が走ってくれるのを待とう」とか、「走る人がいないと走りに行かないよ」なんて言わずとも、自分のペースでクロカンの実稼働時間や経験値を貯めることが非常にカンタンに出来るようになる。<br />
<br />
人それぞれの楽しみ方があるので、全ての人にこれを押し付けるわけではないのだが、僕はこんな方法で人より多く走り込みをしてきたし、ウインチングやセルフレスキューの経験値を積んできたと思っています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/353/7b57287d02.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/370/353/7b57287d02.jpg" /></a><br />
<br />
ただ、今の四駆のクロカンのシーンでは、明らかに自走だけとか、自走中心の人が99%で、自分のように積極的に引っ張ろうだとか、「ハマるかも?」というところに臆せず突っ込んでいくタイプは(特に自分の周りでは)極めて少数派になると思っている。<br />
<br />
先日も言ったとおり、ランクル60系・70系や80系、サファリなどという重量級のクロカン車はこれらレスキュー用品を大量に積んでの汎用的な(牽引を前提とした)クロカンが非常に得意だし、僕としてはその特徴を使わないのはもったいないと思っている。<br />
<br />
また、JEEPやジムニーのように比較的軽量なクルマの場合も、ここまで重いウインチや牽引用具満載にしなくても、それら用品を厳選して載せておくことで、比較的安全な単独行が可能になると思っているし、<br />
<br />
それらを載せておくことで、自走の幅や遊びの幅も飛躍的に増えていくと思っている。<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■ハンドルロックも使えるようになっておこう</span></strong><br />
<br />
案外というか、クロカンの上級者でも牽引の方をさっぱりしない人は知らないことが多い技として、「ハンドルロックを使った牽引術」があります。<br />
<br />
このハンドルロックの技は、単独行をする場合は必需となる技なのでぜひ知っておいてください。<br />
<br />
まず、ハンドルロックとは、イグニッションキーを抜いた状態で、ハンドルが回らないようロックして盗難を防止するための機構の事です。<br />
<br />
ですのでこの機構は全てのクルマについていて、これが壊れているクルマは車検で通らないはずですね。<br />
<br />
<br />
単独行になると、クルマから降りて外からクルマを引くということが当然多くなるのですが、クルマを外で引く場合、何もしてないと勝手にハンドルがくるくる周り、タイヤの向きがあらぬ方向を向いてしまい、思わぬ方向にクルマが移動してしまうことがよくあります。<br />
<br />
そこで、ハンドルロックの仕組みを使い、タイヤの向きを固定したいところに合わせた後でエンジンを切り、イグニッションキーを抜いてハンドルを左右に少しこじれば、「ガチッ」とロックが入り、それ以上ハンドルが回らなくなります。<br />
<br />
先日はこの時にハンドルロックを使い、安全にクルマから降りています。<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/IyfH9TD8rXM&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
今回の場合、溝に落ちているタイヤが荷重がかかっていてもこれ以上、どちらかにハンドルが廻ってしまうということはないので、ぶっちゃけハンドルロックを使う必要はなかったのですが、<br />
<br />
まぁ、牽引初心者がやっているということもありますし、基本に忠実なセルフレスキューを覚えましょうという初心者講習会の主旨にも合致している(笑)ということもあるので、安全策のため、ハンドルロックを使わせているって感じでしたね。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/061/773/e854d7fce9.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/061/773/e854d7fce9.jpg" /></a><br />
<br />
本当にハンドルロックが必要なのはこういう状況などですね。<br />
<br />
これは、傾斜70度ほどで高低差が5m?ほどある斜面をチルホールで下ろしている画像ですが、<br />
<br />
この場合などではチルで下ろしている最中にハンドルがあらぬ方向をむいてしまうことは非常によくあります。<br />
<br />
ですので、チルダウンする前にエンジンを切って、キーを抜き、ハンドルがロックされていることを確認して、チルでゆっくり下ろしていくわけです。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/061/774/7fc664dbdd.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/004/061/774/7fc664dbdd.jpg" /></a><br />
<br />
これは余談ですが、クロカン初心者の中で、斜面の途中で止まってしまい、クルマから降りて地形を確認したりする場合に、エンジンをつけっぱなしでサイドブレーキだけの拘束力で平気でクルマから離れる人がいますが、<br />
<br />
軽量級のクルマならいざ知らず、重量級のクルマでそれをしてしまうと非常に危険なので、面倒でも一旦エンジンを切り、クルマから離れるようにしたほうがいいと思います。<br />
<br />
ただ、これが出来ないクルマもありますね。<br />
<br />
SJ30など、キャブレター仕様のガソリンエンジン車などは、傾いている最中にエンジンを停めてしまうと、再始動できなかったり、なかなかエンジンが掛からない場合もあるので、そこは臨機応変に対応すればいいと思います。<br />
<br />
(軽量車の場合、かなりの斜面で停止していてもサイドブレーキだけで十分停車出来ることもありますね)<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■草食系四駆乗り?</span></strong><br />
<br />
自分らがクロカンを始めた頃は、クロカンという趣味が持つ開拓精神だったり、チャレンジャー精神みたいなものもあるのかもしれませんが、目がギラギラしている肉食系の四駆乗りがもっと多かったように思いますネ。<br />
<br />
ですが、「マナーがなってない」とか、「飲酒運転など平気でしてしまう」というようなコンプライアンス(法令遵守)の問題、クロカンの現場での危険行為を
平気でする、クロカンの現場で起こる事故の問題など、問題が全くなかったですよとか、昔がよかったネと言うつもりはサラサラないのですが、<br />
<br />
なんか最近の若い子を見ていて、僕らが20代の頃、ギラギラしてクロカンをしていたあの”熱量”をあまり感じないんですよね。<br />
<br />
まぁ、うちのJr.は母親の腹の中にいる当時からランクル60でクロカンの現場に連れ出しているのでちょっと違うのですが、<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/194/424/74b6851867.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/194/424/74b6851867.jpg" /></a><br />
<br />
「これも競争させることを過度に控えさせてきたゆとり世代の弊害なんだろうか?」って思うことも最近は増えてきました。<br />
<br />
クロカンなんて”失敗してナンボ”みたいなところもあるし、僕も随分とアレコレやらかしてきたし、そういう経験があるので今、やっとそこそこ使えるように
なっていると思うので、もっと失敗を恐れず、たまには「単独でガンガン行ってくれる」ようになっていってもらいたいと思います。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/166/164/f34886a5e0.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/003/166/164/f34886a5e0.jpg" style="width: 500px;" /></a></div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-74956075179235150032012-10-23T23:20:00.001+09:002012-10-23T23:20:05.917+09:00LCCO 走行会兼初心者講習会 その4 LCCO 走行会兼初心者講習会 その4<br />
<div class="blogMemo">
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<br />
三叉ヒルクの下のJセクで遊んでいます。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/IReBmuYruUw&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
これは午後の様子ですが、この広場を中心にLCCOの若手でまだクロカンをそれほどしたことがない初心者のための初心者講習が始まりました。<br />
<br />
講師役?はキリスト様@元会長。<br />
<br />
<br />
クラックマンが三叉の1つにアタックを始めたら・・・<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/GBquxh6zfKU&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
Jr.が人の魅せ場を奪っています。<br />
<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/IyfH9TD8rXM&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
近寄ってみると、かなり派手に浮いてます。<br />
<br />
正直まだ少し余裕がありますが、大事を取ってチルで自力レスキューします。<br />
<br />
それにしてもブラザーがうっとうしい(笑<br />
<br />
こういう場合、どの木をアンカーにするか?というのも脳みその使いどころですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/0fPa-rregEo&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
ピントルフックから、シャーシとボディの間にトウロープを通してチル引きしてますが、こんな感じで転倒を抑える場合などは、高く頑丈なところに引っ掛けるとより転倒防止の効果は高くなります。<br />
<br />
ちなみに、アンカーの木をかなり高い処に取ろうとしてたので、斜面のすぐ上に生えている比較的頑丈な木をアンカーにさせました。<br />
<br />
もうひとつちなみにですが、今回はリアタイヤが地面に接地するまでチル引きしてクルマを自走で後退させましたが、<br />
<br />
チルでほんの少しだけテンションをかけた状態なら、もう絶対転倒しないハズなので自走で動いてもOKです。<br />
<br />
こういう処で経験値の差が出てきますね。(この時は敢えて何も言いませんでしたが)<br />
<br />
<br />
<br />
「チル引きなんて軽いぞ~」ということをクロカン初心者の面々にアピールし(嘘つけ)、引き続き初心者講習会が始まりました。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/6ZX_WlTxNeM&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/hfxuc0-j8EQ&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
本日は通算でも10分程度しかハンドルを握ってませんので、貴重な動画です(笑)。<br />
<br />
スワンパーの威力と腕にものを言わせ(うそうそ)、アイドリングで楽々通過。<br />
<br />
その後を、今はもう滅多に見ることがない750のジープサービスを履いたBJ74Vで攻めるI井さん。<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/NAsw6qluo7Y&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/wO84EmeFRX0&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
今日はグリップも良いってこともあり、アイドリングで楽々通過。<br />
(本日の私のクロカンはこれにて終了しました♪)<br />
<br />
その後をI井先生も付いて来られました。<br />
<br />
<br />
こちらの40は走る前にスペアタイヤと純正のフロントバンパーを外してます。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/GCh8Z2uH71Q&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
うむ、いい判断ですね(w<br />
<br />
3点接地になると、つい焦ってしまうことがあるみたいですが、「3点接地の方がグリップ力を発揮させやすいんだ」ということを知っておけば、積極的にあの体勢を活用しようって考え方も身についてくることでしょう。<br />
<br />
あと、タイヤの回転を抑えただけでグリップが回復することもあるので、「タイヤが空転してるな」と思ったら、一度アクセルを抜いて、タイヤの回転を抑え、グリップ力が回復するか試してみるといいでしょう。<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/utlKPEfOVlM&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
さきほど、僕のクルマでクローリングで通過した沼地?で苦戦するPZJ77V。<br />
<br />
見にくいかもしれませんが、左側のフロントタイヤとリアタイヤの間にちょっとしたコブがあります。<br />
<br />
こんな地形を走る場合は、まず高い処から滑り落ちる慣性を使って前進するという技もありますね。<br />
<br />
(結構、知らぬ間に使っている人も大勢おられます)<br />
<br />
<br />
ここで、iPhoneのバッテリーが切れちゃったので動画は終了です。<br />
<br />
<br />
このあと、モンスターV字の方へ抜けて終了・・って感じだったのですが、なんと講師役のキリスト様が先に降りてしまったので、あとに残されたのはクロカン初心者の面々と僕だけ(汗<br />
<br />
僕の場合、教えるのが苦手ってのもありますし、「右だ」の「左だ」のと指示出すようなクロカンはしたくないので、<br />
<br />
モーグルなどで通過出来なかったりする場合は、クルマから降りて自分の目で地形を確かめ、「どうすればこのポイントを通過出来るか?」ということを自分の頭で考えてもらうようにしてました。<br />
<br />
<br />
ま、ここでいくつか気になった点があったので、列挙しておきます。<br />
<br />
1.クロカン時には面倒でもシートベルトを必ず締めよう<br />
<br />
2.転倒しそうになっても絶対クルマから手を出すな!<br />
<br />
3.クルマから離れる場合、(特にランクルなどの重量車は)エンジンを切り、ギアを入れ、サイドブレーキもしっかり引いたのを確認してクルマから離れるようにしよう<br />
(エンジンかけたまま坂の途中でクルマを降りてビックリ)<br />
<br />
<br />
あと、さきほどJr.がJセクの溝で派手にリアタイヤを浮かしている場合など、ハンドルが切れたらマズいぞって場合は、キーを抜いてハンドルロックをしてしまうという手が非常に有効です。<br />
<br />
(だからクルマから離れる時”絶対鍵をなくすなよ~”と言っていた)<br />
<br />
<br />
この”ハンドルロック”の技もクロカン時に坂の途中でクルマから離れる時や、チル引きしている最中に、クルマのタイヤの向きが変わってもらいたくない場合などに使えます。<br />
<br />
覚えておいてくださいね。</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-74130913466948194512012-10-23T23:19:00.001+09:002012-10-23T23:19:09.428+09:00LCCO 走行会兼初心者講習会 その3 <br />
<div class="contentsTitle">
LCCO 走行会兼初心者講習会 その3
</div>
<div class="blogMemo">
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引き続き、走行レポートです。<br />
<br />
Jr.が「林間コースに降りてもいい?」というので、僕が歩いて林間コースのバケツの方に降りていたら、その後を何も知らないH田親分がついてきてしまいました(笑)<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/i7eSfhUqw5I&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
Jr.が続いて降りてきます。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Dn-A5DoFIig&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
林間コースのHモーグルを登ろうとしているJr.<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/F-wjsmT1M54&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
前回、僕がアタックしたときは完全にウェットだったので苦戦して木に張り付いてしまいましたが、今日はグリップが良いのでラクにクリア出来るハズなのだが・・<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/j0lgbwixVdM&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
・・・結局、前回僕がやってしまったのと全く同じことをしでかしてしまいました(汗)<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/-PiS4YKFDZg&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
う~~ん、二重三重でかなりやらかしてますが、まず牽引するときのタイヤの向きがダメですね。<br />
<br />
木からクルマを引き離したいハズなのに、タイヤがほぼ真正面に向いているってのがよくわかりません。<br />
<br />
牽引方向が向かって右側なのに、駆動力で真正面に登らせようとしているので、さらに木がクルマに張り付いて被害を大きくさせようとしています(大汗)<br />
<br />
<br />
こちらは先日の僕のウインチングの動画ですが、違いがよくわかると思います。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/8Dz7y8Ao7w4&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Y82LKbyLYOQ&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
自走での”揺り返し”も、牽引での”揺り返し”も基本的には全く同じです。<br />
<br />
ついでに登りきったときにも木に当たる処で止まってしまっていますが、これもちょっとダメですねぇ。<br />
<br />
これも僕がやっていた動画と見比べてみたらわかりますが、僕がやったときはもう少し左にクルマを向けて停めているのがわかると思います。<br />
<br />
当然そうなると牽引方向からするとちょっと横にそれるわけだが、この時のように再発進するとき失敗して後ろに下がるとちとマズい場所などでは、少しでも安全マージンをとっておくために、<br />
<br />
なるべく斜面に対して真上に向けてクルマを停めておこうとか、なるべくウインチの力が使えるときに前進させておこうとか、溝をあらかじめ又越しておこう、などということはしておくべきだと思いますね。<br />
<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/QQukVKDD4fI&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
・・・で、結局やっぱり止まった位置が悪かったため、再発進が上手くいかず当初苦戦してます。<br />
<br />
そうこうしてたら、怪しいジープ海苔がやってきました(笑)。</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-58295826717980542032012-10-23T23:18:00.002+09:002012-10-23T23:18:34.176+09:00LCCO 走行会兼初心者講習会 その2 <br />
<div class="contentsTitle">
LCCO 走行会兼初心者講習会 その2
</div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f038%2f630%2f28038630%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/038/630/28038630/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
え~~、では走行会のレポートを始めます。<br />
<br />
まぁ、レポートと言っても自分自身はほとんど走ってないので、Jr.や他の方々が走っていたレポートとなります。<br />
<br />
<br />
今日は、Jr.がバイトだということで正直行く気は無かったのですが、サボった?とかなんとかで行く気満々だったので、急遽、スワンパーに履き替えてスポーツランド岡山に向かうことにしました。<br />
<br />
<br />
現地に着くと、ビッグラン岡山さんとこの走行会と被っていたので既に数台の方々が僕ら以外にもおられました。<br />
<br />
LCCOですが厳密にいうと今僕は所属してませんが、古くからの仲間が多くいますし、古くからのメンバーの中にはクロカンを現役で続けている人もいるので、こうやってたまに遊んでいるってわけです。<br />
<br />
今日来ていた中では、キリスト様@元会長や、BJ74VのI井君が一番古く、かれこれ15年以上の付き合いになるのかな?<br />
<br />
今回は他にも多くの方がおられたので、合計20台弱は集まったかな?<br />
<br />
そうなると、なかなか走りに行くのも遅くなるので、さっさとJr.と一緒に走りに出ることにしました。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/009/329/d3a4f004cd.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/009/329/d3a4f004cd.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
レの字溝を下るJr.。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/G0jskpRrCnM&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
Bセク<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/VJsfBXj7PsU&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
二股ヒルク<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/1BgimAbM4ZE&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
モーグル地帯<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/VFRvrW1yCHA&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
CセクからDセクのヒルクライムにかけて<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/tfITXuQyKrQ&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
Eセクのモーグル<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/H0waKKxDA3M&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
Fセクから三段岩にかけて<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/7qGVMXLAG3s&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
Jセクの溝で遊ぶJr.。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/3ikN4wO0cqY&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Cpo_XDgJjJg&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/rJ_wnt_klEU&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
モンスターV字<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Amp2cEROai8&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
LCCOではないですが、彼とも古くから付き合いのあるK林さん@JA11。<br />
<br />
以前、アイアンバールカップで会長とバディを組んでいた人ですね。<br />
<br />
その後、けぇーた君@HJ61Vは軽くクリア。<br />
<br />
それにしても、花柄がなんとも似合うH田親分のP幌(笑)<br />
<br />
<br />
<br />
モンスターV字の上のMセク。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/YoCBCj6CxUQ&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
モンスターV字。<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/_AiBEaBRqZ0&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
今日はグリップが良いってこともあり、タイヤサイズが大きいランクルだとかなり余裕があります。<br />
<br />
特にロング車は結構ラクに押してくれるので、抜けれるラインが多くありますね。<br />
<br />
元会長は僕とは違い、懇切丁寧に指導してますね(笑)。<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/mlFV7zQraic&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
ライン取りは、適当に何度も当ててもあまり意味がありません。<br />
<br />
僕の場合は、2~3センチくらいで細かいラインを狙って走ることをオススメしてますが、大雑把な走りだと再現性がないので結局は何度走っても全く腕が磨かれないってことがよくあるからです。<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/W1vUqqx2I8A&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
新人君の中では唯一の1HZ搭載車(HZJ73V)。<br />
<br />
重量車では、まずクロカンの練習をするのであれば、エンジンを粘らせることから始めてみればいい。<br />
<br />
というのも、これは特に初心者によく見られることなのだが、必要以上にアクセルを踏んでしまい、タイヤが余計に空転させることでトラクションを逃がしていたり、<br />
<br />
この動画でもあるように、不必要にクルマが暴れてしまうことで本来狙ったラインから外れてしまうことがあるからだ。<br />
<br />
ですのでその練習は、平地で行なっておくのがいいだろう(Jr.もそれから始めさせた)。<br />
<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/8Ou_Roxci1c&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
こちらは経験豊富なみやきちさん@HZJ73の走り。<br />
<br />
同じ地形を這って登ってますが、比較してみたらよくわかると思うが、クルマの挙動が全く違いますね。</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-14424387131700384632012-10-23T23:17:00.002+09:002012-10-23T23:17:28.936+09:00LCCO 走行会兼初心者講習会 <br />
<div class="contentsTitle">
LCCO 走行会兼初心者講習会
</div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f033%2f028%2f28033028%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/033/028/28033028/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
今日はスポーツランド岡山にLCCO(ランクル岡山)から20台ほど、それからビッグラン岡山の走行会で20台ほど、その他のクラブ?などから十数台、計60台ほど集まっておりました。<br />
<br />
(全体写真は撮り忘れた♪)<br />
<br />
ということで、以前、ランクルばっかり90台近く集まったのと比べるとちょっと少なかったかもしれませんが、結構多くの台数があつまり、ちょっとした運動会的な日となりました。<br />
<br />
今、YouTubeに動画をアップしているのですが、随分時間がかかりそうなので、また正式な走行レポートは後ほどアップしたいと思います。<br />
<br />
まず、おかしな青色のツナギを着た、ヘンな二人組ですが・・・<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/336/438/09ee1c45f2.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/336/438/09ee1c45f2.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
・・・う~む~。。。<br />
<br />
ノーコメントで・・・(大汗) </div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-16816937017468609442012-10-23T23:16:00.003+09:002012-10-23T23:16:44.373+09:00トヨタ戦争(TOYOTA WARS)って知ってる?<br />
<div class="contentsTitle">
トヨタ戦争(TOYOTA WARS)って知ってる?
</div>
<div class="contentsTitle">
<br /></div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f017%2f051%2f28017051%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/017/051/28017051/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
「トヨタ戦争(Toyota Wars)という言葉をご存知だろうか?<br />
<br />
トヨタ戦争とは、1987年に起こったチャド内戦の後期の戦闘のことを言うのですが、この戦闘ではチャド政府軍と反政府勢力の双方がトヨタ自動車(主にハ
イラやランクル)をテクニカルに改造して使用したので、荷台に大きく記載された「TOYOTA」のロゴが目立ったためそう呼ばれるようになった。</div>
<div class="blogMemo">
<br /></div>
<div class="blogMemo">
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/513/0505fbb701.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/513/0505fbb701.jpg" /></a><br />
<br />
「テクニカル」というのは、民間の軽車両(主にピックアップトラック)の荷台に重機関銃や無反動砲などを取り付けた火力支援車両のことを言います。<br />
<br />
ちなみにテクニカルと呼ばれるタイプの武装車両はソマリア内戦を発祥としていると言われています。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/039/33d6f5e2cd.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/039/33d6f5e2cd.jpg" /></a><br />
これはランクル45ベースのテクニカル<br />
<br />
ソマリア内戦をテーマにした映画では「ブラックホークダウン」が有名だが、その中でもハイラのテクニカルなどが多数登場してますね。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/065/5562ef8e19.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/065/5562ef8e19.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
戦争という行為そのものについてどうこう言うつもりはないのだが、このように紛争地など極めてヘビーな使い方をされる処などでもランクルなどが多く使われているのは興味深いことだと思う。<br />
<br />
<br />
で、その「テクニカル」の本場である日本本土を見てみると、今ではほとんどクロカンの現場で見かけなくなった旧・旧型パジェロベースの73式小型トラック
が正式採用されていて、トヨタや日産、いすゞなどは、中型トラックや大型トラックを製造しているのはなんだか矛盾してるなと思う。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/106/983928fbc4.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/106/983928fbc4.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
ちなみにウェブで画像検索してたらこんな70系を見つけたが、なんともまぁ似合っているというか、「あのウインカー欲しいな」とかいろいろ思うことがありますネ。<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/111/186ba57032.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/111/186ba57032.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
テクニカルとして使用されているランクル75<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/117/f3d6956a92.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/304/117/f3d6956a92.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
国内では見かけなかったグリルとフロントコイルの組み合わせの75ピック<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/518/81d0dc9838.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/518/81d0dc9838.jpg" /></a><br />
<br />
ハードトップはFRPトップなどと違ってフロントウイントを前に倒せないので、変なところでピラーをぶった切っているが、その切り方がなんとも雑で良い。<br />
<br />
ちなみにこれは「100人乗っても大丈夫♪」というCMではない。<br />
<br />
・・・これは絵ですが、よく見たら人間じゃない人が乗ってる(w<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
新型75も対空砲を載せて活躍中(汗<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/519/957ccda936.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/519/957ccda936.jpg" /></a><br />
<br />
※「活躍中」って書いているのだが、政治的なことは持ち込みたくないのでもし不謹慎な場合がご容赦を。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ランクル60も屋根をとっぱらって活躍中<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/520/fc8942305d.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/520/fc8942305d.jpg" /></a><br />
<br />
・・・自分の愛車だったランクル60も、もしかすると今は紛争地でこういう使い方されてるのかな・・・??<br />
<br />
<br />
<br />
あったら怖い・リビア版ランクルミーティング(汗)<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/56pts6fHLeQ&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
日産や三菱なども少数ながら参加(笑)<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
※見た人を不快にさせるコンテンツかもしれませんのでご注意を・・<br />
対空砲を載せたトヨタ車でビルを襲撃<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/VEpwOC5LrEo&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
無反動砲のバックブラストで荷台がブッ飛んでます(汗<br />
<br />
あと、AK47をハンドガンみたいに撃っている人がいるが、誰か撃ち方くらい教えてやれよ(汗<br />
<br />
AK47(1947年式カラシニコフ自動小銃)はこれまで世界中で最も多く生産された自動小銃として有名だが、<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/322/221/760f47aa11.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/322/221/760f47aa11.jpg" /></a><br />
<br />
ちなみに、ゲリラや反政府勢力が必ず持っているものとして一部で言われていることに、「小銃ではAK-47、ロケットランチャーではRPG-7、テクニカルはハイラックス(タコマ)やランクル」なのだそうだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/973/1fcdc17003.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/305/973/1fcdc17003.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
中野興業株式会社さんも、海外でよもやこんな使われて方をするとは思ってなかったでしょうね。<br />
<br />
<br />
<br />
2003年にイギリスBBCの「トップギア」で特集された、ハイラの耐久テスト<br />
おそらくあなたも絶句します(汗<br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/xnWKz7Cthkk&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/xTPnIpjodA8&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/kFnVZXQD5_k&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
走行距離30万キロあまりの1988年式モデルの中古のハイラックスを使い、<br />
<br />
坂から落とされ、木にぶつかり、海の中に5時間放置され、火を付けられ、キャンピングカーを落とされ、鉄球攻撃をくらい、ビルの約100mの最上部に置き、そのままビルごと爆破され・・・<br />
<br />
でも生き残ったハイラを称え、スタジオに飾られることになったとか・・・<br />
<br />
よく見たら、フロントホーシングも曲がってるし、シャーシも折れてるが、修理は一般工具とバール、ドライバ、潤滑スプレー程度で治ってるんだから凄いね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ランクル75ピックに無理やり戦車の砲塔を付けてみた(笑)<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/Xlfl31SJYiA&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
<br />
<br />
ぶんどった戦車などから砲塔を取り外し、町工場でこんな風に加工してピックアップトラックの荷台などに載せているそうだ。<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/322/334/66e26cdf67.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/322/334/66e26cdf67.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
リビアではランクル70も軍事パレードに登場<br />
<embed height="355" src="http://www.youtube.com/v/GbadjHexhGE#%21&hl=ja&rel=0" type="application/x-shockwave-flash" width="425" wmode="transparent"></embed><br />
<br />
もちろん、ランクル70を生産している日本本国ではありえない風景。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
テクニカルは三菱製もモチロンあります<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/315/27b88162ce.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/315/27b88162ce.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
テクニカルも近未来かが進んでいるみたいです。<br />
<br />
「かっこいい」というのは不謹慎かもしれませんが、妙にカッコイイですね。<br />
<br />
<br />
<br />
日本ではコレが正式採用されているが・・・<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/331/7b2c7a6fe4.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/331/7b2c7a6fe4.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
日本の狭い国土や市街地、山間部などの泥ねい地のことを考えると、やはりコレが最強でしょうね<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/338/5d0dd65b63.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/338/5d0dd65b63.jpg" /></a><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
もし、どっかの国が日本本土に侵攻してきたらこんなクルマが数万台出現するカモ<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/322/162/e1f6a27bfe.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/322/162/e1f6a27bfe.jpg" /></a><br />
<br />
日本は潜在的軍事大国って言われ方することがありますが、そうかもしれませんね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
でも平和利用ではエコのことも考えてコレが最終進化系かも<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/361/accee9f009.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/306/361/accee9f009.jpg" /></a><br />
<br />
これは牛だが、馬が引いていたら本当に「馬力」になる(笑)<br />
<br />
(この場合は”6牛力”か?)<br />
<br />
30年後のクロカンは牛で引くのがトレンドになったらスゴイ・・ </div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-48733726372285304762012-10-23T23:14:00.005+09:002012-10-23T23:14:59.917+09:00罠にハメて楽しもう(笑<br />
<div class="contentsTitle">
罠にハメて楽しもう(笑
</div>
<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f028%2f010%2f990%2f28010990%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/028/010/990/28010990/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
”クロカンの楽しみ方”ってのは、人それぞれ違うのだが、「こんな楽しみ方はもしかして僕だけ?」ってものがあるので一応、ご紹介しておきたいと思います。<br />
<br />
<br />
・・・ただ、予め言っておきますが、「悪人」って思われる場合も多いので、相手やTPOに応じて使い分けてください。<br />
<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■「ここに轍を残しておきましたよ~」</span></strong><br />
<br />
<br />
先日から、汎用性四駆での遊び方ってのをくどいくらいお話させていただいているのですが、<br />
<br />
汎用型の四駆で遊んでいると、「単独行」というカードが比較的使いやすくなってきます。<br />
<br />
単独行といっても、大掛かりなものだけでなく、たとえば団体でコースに走りに行ったときなどにも、自分一人だけ団体行動から外れ、周囲に誰もいない処で軽く遊んでみる、なんてことも含まれています。<br />
<br />
結構、コレは昔からよ~く使っている技(?)なのだが、<br />
<br />
先日の僕のブログみたいに、このようにわざと轍をクッキリ残しておいて、<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/296/168/2c8f653e08.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/296/168/2c8f653e08.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
「○○さん、轍を残しておきましたよ~。僕のあんなショボいタイヤでもなんとかなったんで多分ラクショウだと思いますよ♪」<br />
<br />
なんて仲が良い人に言ってみたりします。<br />
<br />
<br />
今回は、別に誰かを罠にハメてやろうなどと思ってないので、別段、工夫もトラップの要素も考えてなかったのですが、本気で誰かを罠にハメてやろうって場合は、相当、アレコレと考えることもありますネ。<br />
<br />
<br />
今回の場合、何も考えてないのでウインチングで抜けているのもアンカーの向きと轍の方向がイッショなので「あぁ、この木をアンカーにしたんか」というのがモロバレなのだが、<br />
<br />
過去にキャンバーなどを攻めているように見せかけた場合などは、斜面の上に取ったアンカーが分かりにくいように、複数のアンカーに分散して取ってみたり、工夫してみたこともありましたねぇ。<br />
<br />
(細い木しか見えない場合などは、自然と複数アンカーにしないといけない場合もあります)<br />
<br />
<br />
ランクル70ってのは、先日からも言っているように、シャーシや脚回りは確かに堅牢なのですが、重心が高かったり、旧態然とした前後リーフの脚回りなのでトラクションは必ずしも良いとは限りませんし、キャンバー走行も得意ってわけじゃありません<br />
。<br />
<br />
・・・もっとも「トラクションが悪い」のも必ずしもクロカンで悪い話ばかりではなく、多少デフやシャフトの強度が劣っていても、トラクションが悪いためにそれらを破損しにくいというメリットもあったりするのです。<br />
<br />
「改造しすぎると面白くなくなるぞ」って僕が普段から言っているのは、こんな理由もあるからなんですね。<br />
<br />
<span style="font-size: 10px;">※余談ですが、ランクル80系のフロントデフが70系のフロントデフに比べて明らかに壊
れやすいのは、よりパワーがあったり、フルタイム四駆なので普段から酷使しているってのもあると思うのですが、最も大きな理由は”リーフサスに比べてトラ
クションが良いのでタイヤが不意にグリップしたときなどはデフに負担が集中し易いからだ”、と思っています。これについてはまた記事にしてみたいと思いま
す。</span><br />
<br />
<br />
<br />
トラクションの悪い前後リーフの70幌ですが、「走破性が劣る」「重心が高く転倒しやすい」ってのもカードとして使い道がある場合があるんですね。<br />
<br />
つまり、走破性が劣ったり、重心が明らかに高いクルマで自走で通過出来るのだったら、当然、自分のクルマならそれ以上の走りは出来るので、<br />
<br />
走破性で劣るクルマが轍を残していると、「ここは本当は自走で行ったんじゃないの?」「自分のクルマならそれ以上の処にトレッドパターンを残せるんじゃないか」ってついつい思ってしまうんですよね。<br />
<br />
<br />
例えば、コース内を走っていて、自分の真横に運転席より高い処に横一本、轍が真横にずっとつながっていたら、「どうやってここを走ったんだ?」て思いますよね?<br />
<br />
先日の轍のトラップの画像も、何も知らない人がアレを見て「ん?自走で簡単に行けるのか?」って思って進入してしまったら、もしかするとハマってしまうかもしれませんね。(^^)<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/273/599/eb98d41e36.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/273/599/eb98d41e36.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 20px;">■”轍で会話をする”</span></strong><br />
<br />
<br />
最近、そういう遊びをすっかり忘れていたのだが、以前よく走りに行っていた山などでは、”轍の応酬”をよく知り合いとやっていた。<br />
<br />
その相手は僕と同じランクルではなく、ブッ飛んだ改造のジープ(元ジープ?)だったのだが、僕がウインチングや横からのチル引きなどで残した轍によく挑戦していたみたいだ(笑)。<br />
<br />
その当時はお互い、特徴のあるタイヤを履いていたのでトレッドパターンが一目瞭然なので、お互いの轍がよくわかった。<br />
<br />
<br />
まぁ、これはクロカンの遊びの1つなのだが、お互い気心が知れた仲なら、こんなくだらない遊びも結構楽しめたりするもんだ。<br />
<br />
<br />
牽引まで含めたクロカンでの轍の残し合いってのは、パズルにも似た面白さがある。<br />
<br />
「どうやってこんな処に轍を残したんだ?」<br />
<br />
「アンカーはどうやって取ったんだ?」<br />
<br />
<br />
自分で罠を張るときはその逆だ。<br />
<br />
「自走で轍を残すならどうやって走る?」<br />
<br />
「アンカーをどうやったらすぐバレないように張ろうか?」<br />
<br />
「どうやったら後から走る人を上手に罠にハメれるか?」<br />
<br />
そんな感じでニヤニヤしながら地形を眺めていることがある。<br />
<br />
<br />
まぁ、これに限らず「クロカンでの楽しみ方」ってのは沢山ある。<br />
<br />
<br />
いろんな人と協力しながらキャメトロみたいに難所をクリアしていく楽しみ方ももちろんアリだし、<br />
<br />
なんらかの競技で勝つことを目指して普段のクロカンをすることも楽しい。<br />
<br />
(自分も過去に何度かやったことがあるし)<br />
<br />
<br />
だが、これはどんなクルマに乗っていてもそうなのだが、クルマによってとか、一緒に遊ぶ人によってとか、自分が今置かれている環境で遊び方をいろいろ使い分けることが出来たら、クロカンは今以上に楽しめるかもしれない。<br />
<br />
<br />
今回は、「轍で語り合う」という戦い方、・・・じゃなかったクロカンでの化かし合い・・・じゃなかった楽しみ方を紹介したが、<br />
<br />
それ以外にも、「走る人とお互いに課題を出し合いながら走ってみる」だとか、「ウインチングを封印」だとか「デフロック封印」みたいな”縛りで楽しむクロカン”なんてのもいろいろある。<br />
<br />
また機会があれば”クロカンでの楽しみ方”ってのをまとめてみたいと思うが、”轍で語り合うクロカン”ってのもぜひ一度、試してみてください。<br />
<br />
<br />
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/273/597/cccd456502.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/273/597/cccd456502.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-45186602631678195472012-10-23T23:14:00.002+09:002012-10-23T23:14:17.778+09:00スポラン岡山の広場で引っ張って遊んでみた <br />
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スポラン岡山の広場で引っ張って遊んでみた
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<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f027%2f995%2f887%2f27995887%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/027/995/887/27995887/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
最近、引っ張りネタが多かったので、ちょっとスポラン岡山に行って”引っ張り練習”をしてきました。<br />
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<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/273/598/a772e518ec.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/273/598/a772e518ec.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
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昼過ぎ、広場に行ってみたらクルマの運転の練習をしに来ている方が1台おられた程度で、平日だったので案の定、走っている人は誰もいません。<br />
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現地でメシだけ食べて、広場の隅にある、小山の裏側を使ってウインチングの練習をしてみることにしました。<br />
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まだ轍がほとんど付いてない所に踏み込むのは気持ちの良いものです。<br />
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木の根が斜面にビッシリ張り付いてますし、自走ではちょっと難しい処ですね。<br />
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停っている角度に対し、アンカーはほぼ真横です。<br />
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強引に牽引したらワイヤーやフェアリードが壊れるので、軽くテンションを掛けた状態で前後にクルマを揺すって、クルマの向きを少しずつ左に変えていきます。<br />
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クルマの位置に応じて、送り出しと巻き取りを結構頻繁に行ってます。<br />
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牽引するときは、基本、フロントデフロックは使いません。(たまに使います)<br />
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どうしても進めないとき、入れるかどうか考えてもいいかもしれませんね。<br />
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登りきった処から、ウインチで引っ張る必要はありませんが、前後に揺すりながらクルマの向きを変えるときにも、アンカーに引っ掛けたままで行ってます。<br />
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ただ、ワイヤーがドラム内でフケてしまわないように、常に軽くテンションがかかるように調節しながら動いていますね。<br />
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登りきった処で、また向かって右⇒にタイトターンして小山を下ってくる予定なので、前後に揺すりながら向きを変えていきます。<br />
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ウインチングは普段のクロカンより遥かにクルマの負担を抑えるべきだと思っているので、個人的には据え切りは御法度だと思ってます。<br />
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画像では分かりにくいかもしれませんが、杭と丸いパイプが突き出しているのでそこをかわして斜面に登らねばなりません。<br />
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そこで、すぐ横の木にアンカーをかけて強引に向きを変えていきます。<br />
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ただ、強引に真横に引いてしまうと木に張り付いてしまいますし、この場合はなるべく向かって左にクルマを寄せたいので、どちらかというと駆動優先で斜面に登っています。<br />
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この程度の牽引アシストなら、ワイヤーやフェアリードを破損させることもありませんね。<br />
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斜面を登るためにアンカーを斜面の下の木に付け替えて引っ張り上げています。<br />
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本来は向かって正面に引っ張りたいですが、そちら方向のアンカーはざっと100m先(笑)。<br />
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そこで、これまたほぼ真横にアンカーをかけて引っ張ってるんですが、これで僕のウインチのワイヤーの限界の長さですね。<br />
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こちらもかなり無理な方向での牽引になるのと、牽引重視で引くと斜面に埋まっている丸パイプを踏んでしまうので、駆動中心で登っています。<br />
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ウインチングする際、タイヤを廻すことを「駆動アシスト」とか「トルクアシスト」と言いますが、今回の場合はどっちかというと、駆動の補助でウインチを使っている程度なので、「ウインチアシスト」と呼べばいいのかな?<br />
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いつもはキャンバー走行して遊んでいる小山の斜面を珍しく垂直に降って終了(笑)<br />
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時間でいうと、かなりゆっくりやったので20分ほどかかりましたネ。<br />
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これが例えば鉄棒競技などなら、5分くらいが参考タイムになるのかな?<br />
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(う~ん、この程度なら自走で走るジムニーとかも結構いそう・・・)<br />
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前回の記事で「轍を残しておいたので皆さんどうぞ~」みたいなことを書いておりますが・・・<br />
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実際はこんな風に轍を残してみました。<br />
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(^^)v</div>
Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/18163052451498848208noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-920741613685229109.post-7311942946115122202012-10-23T23:13:00.002+09:002012-10-23T23:13:24.059+09:00轍を残しておきました(笑 <br />
<div class="contentsTitle">
轍を残しておきました(笑
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<div class="blogMemo">
<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http%3a%2f%2fcdn.mkimg.carview.co.jp%2fminkara%2fblog%2f000%2f027%2f994%2f438%2f27994438%2fp1.jpg%3fct%3ddad9f8d1d2ce" id="_ctl0_CPH2_HL_UniqueBlogPhoto" target="_blank"><img border="0" id="_ctl0_CPH2_Img_UniqueBlogPhoto" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/027/994/438/27994438/p1m.jpg?ct=dad9f8d1d2ce" style="boder: none; float: left; margin: 0 10px 10px 0;" /></a>
今日、ちょっとスポーツランド岡山に寄ってきまして、<br />
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サンダーV字がユンボで耕されていたので、ちょっと轍を残してきました。<br />
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<a href="http://minkara.carview.co.jp/image.aspx?src=http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/274/442/997f506794.jpg" target="_blank"><img alt="" src="http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/005/274/442/997f506794.jpg" style="width: 500px;" /></a><br />
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ラクショウで通過出来ましたので、皆様もどうぞ(笑 </div>
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