トヨタ戦争(TOYOTA WARS)って知ってる?

トヨタ戦争とは、1987年に起こったチャド内戦の後期の戦闘のことを言うのですが、この戦闘ではチャド政府軍と反政府勢力の双方がトヨタ自動車(主にハ イラやランクル)をテクニカルに改造して使用したので、荷台に大きく記載された「TOYOTA」のロゴが目立ったためそう呼ばれるようになった。

「テクニカル」というのは、民間の軽車両(主にピックアップトラック)の荷台に重機関銃や無反動砲などを取り付けた火力支援車両のことを言います。
ちなみにテクニカルと呼ばれるタイプの武装車両はソマリア内戦を発祥としていると言われています。

これはランクル45ベースのテクニカル
ソマリア内戦をテーマにした映画では「ブラックホークダウン」が有名だが、その中でもハイラのテクニカルなどが多数登場してますね。

戦争という行為そのものについてどうこう言うつもりはないのだが、このように紛争地など極めてヘビーな使い方をされる処などでもランクルなどが多く使われているのは興味深いことだと思う。
で、その「テクニカル」の本場である日本本土を見てみると、今ではほとんどクロカンの現場で見かけなくなった旧・旧型パジェロベースの73式小型トラック が正式採用されていて、トヨタや日産、いすゞなどは、中型トラックや大型トラックを製造しているのはなんだか矛盾してるなと思う。

ちなみにウェブで画像検索してたらこんな70系を見つけたが、なんともまぁ似合っているというか、「あのウインカー欲しいな」とかいろいろ思うことがありますネ。

テクニカルとして使用されているランクル75

国内では見かけなかったグリルとフロントコイルの組み合わせの75ピック

ハードトップはFRPトップなどと違ってフロントウイントを前に倒せないので、変なところでピラーをぶった切っているが、その切り方がなんとも雑で良い。
ちなみにこれは「100人乗っても大丈夫♪」というCMではない。
・・・これは絵ですが、よく見たら人間じゃない人が乗ってる(w
新型75も対空砲を載せて活躍中(汗

※「活躍中」って書いているのだが、政治的なことは持ち込みたくないのでもし不謹慎な場合がご容赦を。
ランクル60も屋根をとっぱらって活躍中

・・・自分の愛車だったランクル60も、もしかすると今は紛争地でこういう使い方されてるのかな・・・??
あったら怖い・リビア版ランクルミーティング(汗)
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