さて前回の続きです。
こちらは前回に引き続き、かじはら(父)のデモ走行。
以前はよくこのルートを日に何十回と往復していました。
キャンバーやヒルク出口などはあまり攻めたラインは通っていませんが、本気で這うときはもう少しエグいラインを選んで行っています。
(今回はデモ走行ですからね)
始まってすぐの溝から抜けるラインで、タイヤが空転していてステア操作せずにスッと前進出来ている処(1:25の辺り)では、ブレーキチョーキングという技を使っています。
フットブレーキで軽く締め上げてやることで、デフの動きを邪魔して、空転しているタイヤの動きを止め、接地したタイヤを回してやる技です。
(簡易デフロックとも呼ばれてますが、デフロックほど強力ではありません)
あまり強くタッピング(ガンガン踏む)してしまうとデフやCVを割ってしまうことがあるので注意が必要ですが、僕は結構、この技をいろんな地形で多用しています。
キャンバーを真横に走行するときなども、ほぼ使っています。
こちらもデモ走行。
以前はリアタイヤがタイヤ1本分くらい派手に浮いたラインもいまではこの程度(笑)。
溝を超えた処で軽く前後にもんでいるのは、右前タイヤの抵抗が想像していたよりちょっと強かったため。
前後に軽くもんで、ステアが軽くなった処を見計らって少しだけ左に切って、抜けています。
こんな感じで前後にもむのも、10cm程度も動かすことが出来たら可能です。
抜けた後、リアタイヤを溝の底に落とすときも、可能な限りゆっくり下ろすようブレーキ操作を注意して行なっています。
リーフ車の場合、あそこで派手に落としてしまうと、シャックル先端が地形にヒットして裏返り易くなるので注意。
仮に裏返らなくても、間違いなく車にはダメージが刻まれていますので、普段からヒットさせない(させたとしても極めてソフトに)練習をしておくといいと思います。
・・・ちなみに今日はこれだけで僕の運転は終了(お疲れ) ^^;
今度はJr.が同じポイントに進入。
慣れないうちは結構ビビるかもしれませんが、丁寧な操作が出来ればこのように安定して下りることが出来るはずです。
これはちょっと深い溝を横切るラインです。
2発目で通過してますが、これは本来、数センチずつくらい、軽く車を前後に揺すりながら通過可能なラインに乗せていく練習のハズなので、そういう意味ではちょっと大雑把な走り方です。
「練習走行8」の僕の走りと比べてみて欲しいのですが、前後にもんで車の位置を少しずつズラす操作が、ややスムーズさに欠けるというか、効率的に少ない操作で車の位置が変わっていません。
ですがまあ、クロカン歴一ヶ月としては上手いほうじゃないかと思いますね。
広場隅にあるヒルクライムの出口の溝に右側のタイヤだけを落として上がってくるラインを通過しています。
今日はグリップが最高な日なのでなんてことないですが、同じラインをグリップの悪いタイヤや、雨の日にやると、結構横滑りするので脳内麻薬がドパドパ出てくる(笑)
ここは、走る地形だけを切り取って考えたら、対して難しくもなんともないラインだと分かるのだが、チラと右側を見てみると、5~7mほども落ち込んでいるので慣れないとチビってしまうかもしれませんね。
ちょっとビビりながらの走行ですが、同じラインを通過したあと、バックして再度通過したりしておりました。
これが本日最後の動画。
まだ半クラを多用してしまいがちなので、クラッチはつなげたまま、ブレーキで速度を落したり、場合によってはアクセル操作でなるべく遅い速度で抜けてくる練習をするように言っています。
半クラを使って、極限までタイヤの回転を遅くして最大のグリップを引き出しつつ登る技能も確かに必要なのですが、その練習をしすぎるとクラッチが簡単に焼けてしまって、最悪、帰るどころの話ではなくなってしまいます。
ですので、今回みたいに簡単な地形を徘徊しながら練習する際には、基本的にクラッチをつなげたままのクローリングを中心に行い、エンストしそうになった場合にクラッチを切ったり、ピンポイントで半クラでの超低速クローリングをするようにした方がいいと思いますね。
・・・この後、しばらく走っておりましたが、最後になって遂に左前タイヤがリム落ち。
「プッシュ~」とエア漏れし、本日の練習は終了となりました。
このタイヤとホイルは故人の方からの貰い物だったと思うのですが、チューブを入れてなかったんですね(汗)。
ちなみに最後は前回のブログでも載せておりましたが、スペアのジープサービスに履き替えて帰りました。
2012年05月06日
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