誰が言っていたか忘れたが、「車が少しでも動いている間は、それは”モータースポーツ”だ」と言っていたのを聞いたことがある。
んで、自分たちが普段やっている”走り”は、(特にキャンバーやバケツやモーグルなどのヒルダウン時などはそうなのだが)、
「これ、止まってんじゃねぇの?」ってのが多い。
んで、自分たちが普段やっている”走り”は、(特にキャンバーやバケツやモーグルなどのヒルダウン時などはそうなのだが)、
「これ、止まってんじゃねぇの?」ってのが多い。
先日も紹介した、トコロさんの世田谷ベースでオモロイ遊びをやってたので是非一度見て笑ってもらいたいのだが、(笑
こんな動画(というか文字?)がある。
「Janeino文字(じゃねいのもじ)」と言うらしいのだが(笑
さっそく、僕も乗っかって、新しいJaneino文字を作ってみた。
まず、ムービーの頭の方でも出てきたが、「うかんむり」から「かたつむり」ってのを作ってみているのだが、これに、
「四駆」って文字を入れて、
じゃネェの読み: 止まってんじゃねぇの?
のかヨ読み: 山に放置して帰るのかよ?
さらに、「だなオイ読み」ってのも独自に追加するとして・・・
だなオイ読み: 地味だなオイ?!
さらに土佐弁の「しちゅうが読み」ってのを加えて、
しちゅうが読み: そこで何しちゅうが?↑
誰かステッカー作ってくれたら、車に貼ります(w
ま、こんなアホなことはどうでもいいのだが、そんなわけでいくらカタツムリ級に動きが遅い重量車の(クローリング主体の)クロカンとはいえ、
「これはモータースポーツなんだ」と言い聞かせていることがあります。
おそらくだが、人を乗せて動いている乗り物を使ったモータースポーツの中では、最も”遅い”ものであることはほぼ間違いないと思う。
ふつー「モータースポーツ」となると、エンジン回転は「どれだけスムーズに吹け上がらせるか」と高回転で高馬力を引き出すようチューンする方向に動くものなのだが、
ディーゼル車のクローリングとなると、「どんだけアイドリング以下に回転数を落として粘らせるか」という逆アプローチを逝っているのも興味深い。
だから、「ディーゼルのクローリング主体のクロカン」を志向している僕みたいな人はエンジンのチューンにむとんちゃくな人も珍しくない。
(せいぜい、オンロードの移動がラクになるようターボ化を考えるくらいだろうか)
■より”遅い動き”を追求する
より遅い動きを追求するのはちゃんとワケがある。
仮に1メーターの間を移動する間に5回、ハンドルを左右に切って、アクセルのオンオフを5回しなければいけないとします。
その1メーターの間を時速50キロで移動するのと、時速1キロで移動するのとでは、どちらが余裕を持った操作が出来るだろうか。
答えは明確で、時速1キロ、つまり「より遅く移動した方が余裕を持った操作が可能」に決まってる。
時速1キロなら、1メーター移動する間に100囘くらい操作できるかも?(w
このように「いかに移動速度を抑えるか」ってのは、クロカン、それも”難所”を攻める上で極めて重要になってくることが多い。
まず、「冷静に地形を観察し易い」
他人の走りを見てたら、分かっているのかどうかわからないが、同じミスを繰り返している人も多い。
とりあえず、何度アタックしても同じように降り出しに戻っているのだが、
なんか、適当にハンドル切って、アクセスペダルを踏んでたら、なんか知らないけど走破しちゃった、みたいな。
まぁ、四駆でのクロカンてのは「趣味」なので、ビジネスみたいに効率を追求しなければ死んでしまうとか、生活が成り立たなくなるってわけじゃないので、ストレス発散目的でドッカーン、バッキーンとアクセルハッピーに遊ぶのも悪くないのだが、
僕的に言うと、長く遊ぶのならどうせなら他人にバカにされない程度に上手くなりたいし、
そんな走らせ方で車も壊したくない。
で、車の移動速度を極限まで遅くしてみると分かると思うのだが、タイヤが踏む直前の地面の様子を細かに観察することができたり、今グリップしているタイヤの状況を観察することも非常にカンタンになる。
(僕の場合、ドア外してクロカンしているので余計そうかもしれないが)
次に、「考える時間が長くなる」
クロカンってのはタイヤのグリップ力と地面との相談で成り立つ遊びなのだが、地形は複雑に変わり、サスストロークなども車によって違うし、荷重移動などで出来ることも違ってくるので、
何も考えずに走っていることもあるのだが、脳みそフル回転であーでもない、こーでもないと考えながら這っていることも珍しくない。
そんな時、考える時間が比較的に長くなると自然と正しい判断をし易くなる。
次に、「正確な操作を可能にする」
F1とかのスピード系の競技がなぜ難しいのか?というと、単純に「速度が速いから」ってことが言えると思う。
だから、極端な話、かたつむり程度の動きで這うことが出来たら、誰でもミリ単位の正確な操作が可能になる。
また、「車へのダメージも減らすことが出来る」
タイヤや駆動系、サスなどにかかる負担ってのは、「重さ」と「移動速度」に比例する。
学生のころ「慣性の法則」だとか、「加速度」みたいなものを学校で聞いたことがあると思うのだが、
「移動速度」を抑えることで、車のダメージは加速度的に抑えることが可能になる。
で、これは最終的にだが、「無駄な破壊を抑えることが出来るので、結果、財布に極めて優しい」というモータースポーツになるわけだ。
これはオマケだが、エンジン回転を抑えるので、燃費も極めていい。
這い倒している時間は長い割に、タイヤの無駄な空転なども抑えているのでタイヤの摩耗も少ない。
環境問題とか省エネってこともあるが、これまたお財布に優しい。
また、移動速度を抑えることは、地形へのダメージも減らす効果があるので、走ってもコースを荒らしまくったり、コースを物理的に走れなくさせてしまうリスクも抑える効果がある。
騒音問題でのコースの閉鎖問題だの、維持費などの問題で四駆を下りる人も多いことなどを考えると、「極力、ゆっくり這わせる走りに徹する」ってのも悪くない選択じゃないかと思う。
より遅く這わせるためにお金をかけろ、とか、ディーゼルランクルに乗れとか、半クラ使いまくれって言ってるわけじゃないので、
それぞれが可能な限り「ゆっくり這わせる」走りを心がければいいんじゃないかと思います。
Posted at 2012/05/19 08:23:57
0 件のコメント:
コメントを投稿