2012年10月23日火曜日

FWTV: Top Truck Challenge XIV


FWTV: Top Truck Challenge XIV
アメリカのFour Wheeler TVが結構好きで、以前からよく見ているのですが、改造などの参考になることも多いので、まだ見たことがない方はぜひ一度観てください。



出てくる単語で分かりにくいものがあるかもしれませんので、簡単に用語解説を付け加えておきます。
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「Frame Twister(フレームツイスター)」:フレーム(シャーシ)をねじらせるもの。モーグル状の地形などのこと
「Mud Pit(マッドピット)」:泥溜め (バケツ)
「Obstacle Course」:障害物のコース
「Tow Test」:牽引能力を試すテスト 牽引前提で設計されたコースのこと
「Mini Rubicon」:ちょっとしたロックセクションのこと(らしい)
「Tank Trap」:(簡単には)車で通過出来ない罠 
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いくつか見ていて面白いなと思ったことについてコメントしてみたいと思うのですが、

まず最初の車、ものすごく大きな前転防止バーが特徴です。



「そこまで大きくすると逆に邪魔にならない?」って思うのは島国根性の抜けない日本に住んでいるからでしょうか?(笑

これらの競技に出ている車の大半は、ウインチワイヤーをナイロン製のものを使ってるのですが、この車の場合はそのロープを予め、この前転防止バーに巻きつけておいて、使うときにスッと取り外して使ってますが、確かにこれは機能的ですね。

僕自身は費用面の問題などもあって、鉄製の黒ワイヤーを愛用してますが、ナイロンロープほどは当然柔らかくないので、ここまで気安く使えないので、これを見ていて「あぁ、一度使ってみたいなぁ」と思いましたね。


次に走るのは、M8274を積んだアーリーブロンコですが、個人的にはここで出てくる車の中ではこのくらいの改造の車が一番好きです。



これでも国内(特に岡山近辺)で走るには過剰改造の部類に入るかもしれませんが(笑)、何でもアリのアメリカのこのような競技会に紛れ込んでしまうとおとなしく見えてしまうのが凄いですね。

それにしてもバディが牽引中にナイロンロープに触ってますが、アレは大丈夫なんでしょうかね?

鉄製のワイヤーだとテンションがかかった状態でもし切れたら非常に危険なんですが、ナイロンロープならそこまで危険じゃないという判断なのだろうか??

ま、細かい所はどうでもいいので次の車に・・・





次の車は四輪操舵が可能なモンスターTJ。(だよね?)

前後とも操舵可能なので、こうなるとロングホイルベースってのはデメリットではなくなりますねぇ。

見たところ、ナンバーも付いてますし、ボディプロテクションもそこそこなので、比較的改造はおとなしく見えますが、脚回りはカリカリに改造してますし、実際ものすごい走破性を持っていますね。


次はRAMのキングキャブの後ろ半分をぶった切ったと思しき、モンスタートラック。



前から見てみると物凄くデカイタイヤを履いてるし、横幅も凄いのと、ボディ全面に張り巡らせているロールケージで極めてイカツイイメージがあるのですが、

横から見てみるとお尻がないので、妙にアンバランス(笑)

不思議なことにこの車にもナンバープレートが付いています。

いやぁ~、アメリカってこういう所はおおらかでいいですね。

載せているウインチは日本ではあまり見かけないM15000という超大型。

ここではそれほど牽引での魅せ場はありませんでしたが、もっと厳しいウインチングを見てみたいものです。



次は、シャーシも全てお手製のワンオフのモンスタートラック。



「さすがにこれはナンバー取れないだろう」と思って見てたのですが、なんと後ろから見てみるとナンバーと思しきものがあるんですね(笑)。

前後ウインチに、前後操舵。

いや~、云うことなしですなぁ。



次は、シボレーのS-10ベースのトラック。



ボディ中、これでもか!って言うほどロールケージで被ってしまっているので、実際にコレが目の前で走っていたら多分圧倒されると思うのですが、出場車両の中ではもっとも「マトモ」な部類(笑)。

見たところ、前後リーフスプリングだし、後輪操舵も不可。

丸太や岩場を乗り越えている挙動は、まんまリーフのものですね(親近感が湧く~)

でも、このサイズだと日本では入れる所が限られてしまうだろうなぁ。




次もフォードのF-250がベース(?)のモンスタートラック。



どうやら、シャーシから脚回りから全てワンオフっぽいので、ボディだけがF-250なのかも。


このあと、DFN(完走出来なかった)車が数台出てくるのですが、それぞれ改造方法が面白いですね。


日本ではジムニー基準の極めて狭いコースやルートが多いのでここまで大きなタイヤを履くと、逆に入れる所が制限されそうで現実的ではないように思うのですが、

これらの改造を日本の状況に置き換えていろいろ想像してみると楽しいと思いますよ。


この競技は3日にわたって続いたみたいなのですが、非常に面白いと思うのでぜひこちらもご覧ください。







それにしても、こういう競技は面白いですね~。

自走だけでなくウインチングもアリだし、ウインチングもしないととてもじゃないが前進出来ないポイントも多いので、本当の意味でクロカン全体の総合力が試されそうですから。

日本でもこういう競技ができてくれることを期待してます。

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