すごく遅くなってしまいましたが、グランドアンカーについての記事を少々・・
私が以前使っていたのは、L字アングル(L字型のアングル材)を2~3本。
これと、一般的に出回っている溝を塞ぐグレーチングを組み合わせる方法でした。
L字のアングル材の先端を斜めにカットして、地面に刺さりやすくしているのと、反対側には穴を空け、S字フックやUシャックル、ワイヤーなどを通す使い方をします。
この写真のものは随分と錆だらけ(笑)
正直、かなりの重さがあるシロモノですね。
使い方としては、1本で使う場合はこんな感じ。
引っ張る方向に対して、やや斜めに埋め込むのがコツですね。
真っ直ぐ植え過ぎるとオジギをしてしまい、斜めに植え過ぎると地表を掘り起こしてしまい抜けてしまいます。
具体的に何度で埋めるのが理想なのか知りませんが、20度~30度ほど傾けるのがいいんじゃないかなと思いますね。
複数の杭とグレーチングを組み合わせる場合はこんな感じ。
この場合は、杭は真っ直ぐ打ち込めば良いですし、テントやタープで使っているペグなどを大量に埋め込んでもかなり効果があります。
ペグや杭を打ち込むのには、せっとう(大型の金槌)でもいいのですが、最初に紹介した大きなL型のチャンネル材を打ち込むときは、大ハンマーがあると便利ですね。
僕が最初にグランドアンカーを使ったのは今から20年以上前で、まだランクルに乗っていない頃でした。
思い返せば丁度季節も11月頃で、僕がまだランクルを買っていない時だったのでおそらく21~22年ほど前のことだったと思います。
その日は、雨が降っていて、時間は23時頃だったと思うのですが、めちゃくちゃ寒かったのを記憶しています。
嬉しくなって乗り回していると河原のちょっとした水たまりに入ると、すぐ動かなくなってしまいました。
その車は友人のランクル80で前後デフロックも付いた車だったのですが、なんせ納車2日目でまだノーマルタイヤ。
今考えると信じられないほど大したことない泥でスタックしてしまいました。
その80にはM8000を搭載していたのですが、なんせだだっぴろい河原ということで周囲数百メートルにアンカーになりそうなものが全くありませんでした。
また、友人でクロカン車に乗っている人が誰ひとりいない時期だったということもあり、なんとか手持ちの道具などを使って脱出しようということになりました。
雨の中、全身ズブ濡れになりながら、何か道具になりそうなものを探して河原をウロウロしてたら、少し離れた処に遺跡の発掘現場があり、そこに進入禁止用のゲートが作られていました。
そこで転がっていた足場用の丸パイプを引っ張ってきて、こんな風に地面に埋め込んでウインチで脱出しました。
地面がぬかるんでいたってこともあって、ウインチの力で地面に埋め込みながら、パイプを斜めに埋め込み、泥の海から脱出させました。
この場合、ウインチの牽引力で地面に埋め込んで行くので、埋め込む角度は極端なほど地面に対して平行に近い。
欠点は、ひとりではちょっと無理だとか、ウインチで引きながら差し込んでいくので、ちょっと安全面で問題アリという処か・・・。
まぁ、これは応急処置ということでカンベンして欲しいのだが、こういうリカバリーの方法もあるってことは知っておいて損はないかもしれない。
このとき、脱出にかかった時間は1時間ほどかかったのですが、今思っても楽しかったですね。
その日、友人のひとりは車から出ず、自己レスキューの手伝いを全くしなかったのですが、ものすごい顰蹙を買いました(笑)
一度埋めた杭の引き抜き方ですが、埋めた方向の反対側から車やウインチ、ハンドウインチなどで引いてやればカンタンに抜けます。
また、そんな面倒なことをしなくても、バールでコジれば抜けるとか、ハンマー等で横からゴンゴンと叩いてやるなどで抜くことも出来ます。
あと、やったことはないのですが、クワやジョレンとかスコップで縦に溝を掘り、スペアタイヤを縦に3/4ほど埋め、それをアンカーにして引くということなどがあります。
また、これは実際にやったことがある手としては、グレーチングを縦に埋め、それにウインチのフックを引っ掛け、引っ張ったこともありますね。
また、グレーチングを地面に敷き、小型のバールを杭の代わりに打ち込んでアンカーにしたこともありました。
(L字型の長い方を地面に打ち込む)
最初にスタックしたときのリカバリーもそうでしたが、案外、いろんなものがアンカーの代わりになるものですのです。
また、機会があったら、こういう遊びをしてもいいですねぇ。
■余談
庭に転がっていた、ランクル70系のフェアリード付きのノーマルバンパー。
ちなみに上の上下のフェアリードの幅が広いのがBJ74VのPTOウインチ用のバンパー。(見にくいか?)
下側の上下が狭いフェアリードは、PZJ70の電動ウインチ用のフェアリード。
自分のバンパーは、BJのPTOウインチ用のフェアリードの間隔を狭くしたものをずっと使っている。
ウォーンなどのフェアリードも買うと高いのでこういう時はノーマルを使っていて助かる。
■余談2
庭の隅に転がっている純正の横型電動ウインチとPTOウインチ。
手前に転がっているので電動ウインチのモーター。
このモーターはシャフトの径などが一緒なので、旧型の縦型ウインチでもポン付け出来る。
手前にさらに転がっているのは大量の黒ワイヤー。
ガリガリに引っ張り倒す走りがしたいときは、これらを載せて走りに行く。
前にも言ったが、グランドアンカーの代用として、大量の延長ワイヤーがあれば良いことも多い。
私が以前使っていたのは、L字アングル(L字型のアングル材)を2~3本。
これと、一般的に出回っている溝を塞ぐグレーチングを組み合わせる方法でした。
L字のアングル材の先端を斜めにカットして、地面に刺さりやすくしているのと、反対側には穴を空け、S字フックやUシャックル、ワイヤーなどを通す使い方をします。
この写真のものは随分と錆だらけ(笑)
正直、かなりの重さがあるシロモノですね。
使い方としては、1本で使う場合はこんな感じ。
引っ張る方向に対して、やや斜めに埋め込むのがコツですね。
真っ直ぐ植え過ぎるとオジギをしてしまい、斜めに植え過ぎると地表を掘り起こしてしまい抜けてしまいます。
具体的に何度で埋めるのが理想なのか知りませんが、20度~30度ほど傾けるのがいいんじゃないかなと思いますね。
複数の杭とグレーチングを組み合わせる場合はこんな感じ。
この場合は、杭は真っ直ぐ打ち込めば良いですし、テントやタープで使っているペグなどを大量に埋め込んでもかなり効果があります。
ペグや杭を打ち込むのには、せっとう(大型の金槌)でもいいのですが、最初に紹介した大きなL型のチャンネル材を打ち込むときは、大ハンマーがあると便利ですね。
僕が最初にグランドアンカーを使ったのは今から20年以上前で、まだランクルに乗っていない頃でした。
思い返せば丁度季節も11月頃で、僕がまだランクルを買っていない時だったのでおそらく21~22年ほど前のことだったと思います。
その日は、雨が降っていて、時間は23時頃だったと思うのですが、めちゃくちゃ寒かったのを記憶しています。
嬉しくなって乗り回していると河原のちょっとした水たまりに入ると、すぐ動かなくなってしまいました。
その車は友人のランクル80で前後デフロックも付いた車だったのですが、なんせ納車2日目でまだノーマルタイヤ。
今考えると信じられないほど大したことない泥でスタックしてしまいました。
その80にはM8000を搭載していたのですが、なんせだだっぴろい河原ということで周囲数百メートルにアンカーになりそうなものが全くありませんでした。
また、友人でクロカン車に乗っている人が誰ひとりいない時期だったということもあり、なんとか手持ちの道具などを使って脱出しようということになりました。
雨の中、全身ズブ濡れになりながら、何か道具になりそうなものを探して河原をウロウロしてたら、少し離れた処に遺跡の発掘現場があり、そこに進入禁止用のゲートが作られていました。
そこで転がっていた足場用の丸パイプを引っ張ってきて、こんな風に地面に埋め込んでウインチで脱出しました。
地面がぬかるんでいたってこともあって、ウインチの力で地面に埋め込みながら、パイプを斜めに埋め込み、泥の海から脱出させました。
この場合、ウインチの牽引力で地面に埋め込んで行くので、埋め込む角度は極端なほど地面に対して平行に近い。
欠点は、ひとりではちょっと無理だとか、ウインチで引きながら差し込んでいくので、ちょっと安全面で問題アリという処か・・・。
まぁ、これは応急処置ということでカンベンして欲しいのだが、こういうリカバリーの方法もあるってことは知っておいて損はないかもしれない。
このとき、脱出にかかった時間は1時間ほどかかったのですが、今思っても楽しかったですね。
その日、友人のひとりは車から出ず、自己レスキューの手伝いを全くしなかったのですが、ものすごい顰蹙を買いました(笑)
一度埋めた杭の引き抜き方ですが、埋めた方向の反対側から車やウインチ、ハンドウインチなどで引いてやればカンタンに抜けます。
また、そんな面倒なことをしなくても、バールでコジれば抜けるとか、ハンマー等で横からゴンゴンと叩いてやるなどで抜くことも出来ます。
あと、やったことはないのですが、クワやジョレンとかスコップで縦に溝を掘り、スペアタイヤを縦に3/4ほど埋め、それをアンカーにして引くということなどがあります。
また、これは実際にやったことがある手としては、グレーチングを縦に埋め、それにウインチのフックを引っ掛け、引っ張ったこともありますね。
また、グレーチングを地面に敷き、小型のバールを杭の代わりに打ち込んでアンカーにしたこともありました。
(L字型の長い方を地面に打ち込む)
最初にスタックしたときのリカバリーもそうでしたが、案外、いろんなものがアンカーの代わりになるものですのです。
また、機会があったら、こういう遊びをしてもいいですねぇ。
■余談
庭に転がっていた、ランクル70系のフェアリード付きのノーマルバンパー。
ちなみに上の上下のフェアリードの幅が広いのがBJ74VのPTOウインチ用のバンパー。(見にくいか?)
下側の上下が狭いフェアリードは、PZJ70の電動ウインチ用のフェアリード。
自分のバンパーは、BJのPTOウインチ用のフェアリードの間隔を狭くしたものをずっと使っている。
ウォーンなどのフェアリードも買うと高いのでこういう時はノーマルを使っていて助かる。
■余談2
庭の隅に転がっている純正の横型電動ウインチとPTOウインチ。
手前に転がっているので電動ウインチのモーター。
このモーターはシャフトの径などが一緒なので、旧型の縦型ウインチでもポン付け出来る。
手前にさらに転がっているのは大量の黒ワイヤー。
ガリガリに引っ張り倒す走りがしたいときは、これらを載せて走りに行く。
前にも言ったが、グランドアンカーの代用として、大量の延長ワイヤーがあれば良いことも多い。
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